ニブルヘイム

ニブルヘイムはエデンよりも広大であった。

しかし、その全ては氷で覆われていた…それを良しとしなかったイフリートはニブルヘイムの下にヘルを創り出しそこに業火を這わした。

それによりニブルヘイムは暖められ一部を除いて氷は溶けた。

溶けた氷は泉となり海となった。

ヘルの真上には火を噴く山が生まれ、その熱が海の水を蒸発させた。

そして、緑が生まれると花が咲き雨が降り始める…その雨が止むとエデンへと七色の橋がかかった。

この世界で意思を持つモノはイフリートのみであった。


ニブルヘイムはイフリートのものだったのだ。

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