第2ステージパート2

 どうせ全身全霊でトレーニングするペースだと部活で何か学校祭でやりたいと言い出すとは思えないので、なにかやるなら適当にかき氷なりジュースコーナーなり手間のかからないことを考えておく。

 都島さんは最後の学校祭だし、他にクラスで何かやりたいことがあるかもしれない、と思う。


 幽霊男子部員およびマネージャー集合させないと若林さんが早良さんを探して、女子カーリング部選手にさせられ、地獄のトレーニングをさせられるかもしれないので、活動実績作りおよび適当サボタージュ会の維持のため、写メで買収した早良さんファンクラブ2名と三好、早良さんと若林さん、都島さんで、学校祭の話をまとめるため部室に集合した。


 部室に入ると、若林さんが早良さんを選手として勧誘しようとしたが、去年に関しては家庭の事情の中、無理をいって参加してもらっていることを伝えても勧誘しようとするので引き剥がす。


 年功序列で部長扱いの都島さんにしきらせようとするも若林さんの練習に付き合わされているのかそもそも仕切る気がないので、仕切ることとする。


「今回は学校祭でやることについて話をします。」

「例年通りかき氷かジュースを売るか、もっと縮小して展示にしようかと思いますが、なにか他に案はありますか。」


 誰もやる気がないから、意見は出ないはずだった。

 

 こういうときに荒らす奴がいた。

 若林だ。


「展示しかやらないぐらいならフロアカーリングがいいと思います。」


 なに言ってるんだこいつ的な反応をよそに、若林論法を始める。


 カーリング部である。

 ↓

 カーリングの体験会をやりたい

 ↓

 氷がなく無理

 ↓

 フロアカーリングにしよう。


 ともかく実現可能かどうか、パソコンで調べないとわからない。

 用具を購入するとなると香恋ちゃんが買ってくれるわけがない。

 あまりにも突拍子もない案なので、一晩考えることとした。

 翌日に、無理に誘った連中に関して、学校祭の手伝いをさせるわけにはいかないので、若林と話す。

 若林に、フロアカーリングが可能かどうか調べさせることとした。

 どうせ体験会など誰も来ないだろうから、クラスの出し物をサボる口実とできるだろう。


 
















 何で、早良さんかわいいよするはずか若林さんになるのですか?



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