ごみのようなエブリデイパート8

 朝の恒例行事は省略し、三好に昨日のことを話す。

 お互いまず無理だろうとの認識で一致する。

 教室に着くと早良さんがいたので、早良さんにも話す。

 たぶんガチになると思うので今年はたぶん手伝ってもらわないよう努力することを伝える。

 去年は無理にやってもらったからね。

 言語の通じない相変わらず扉にいるストーカーに頼んだら若林さんは切れるだろうから避けないとまずい。

 2年生の別のクラス特に特進コースじゃない進学コースの女子に伝手はないし、ましてや一年女子にはもっとつてがないから悩んでいると、香恋ちゃんがやってくる。

 今日も特になにもなかった。





 香恋ちゃんの授業が終わると、昼休み英語科準備室に来るよう言われる。なにかやったんだろうか。心当たりを探してみるが思い浮かばない。




 英語科準備室に行くと、香恋ちゃんに、若林さんが一年の教室で部活勧誘をやり過ぎていて困っている苦情が香恋ちゃんに来たとのことだった。

 そういえば若林さんも特進コースだったっけと思いながら話を聞く。

 この学校は多くの地方の自称私立進学校にありがちな部活コース(うちは進学コース)と旧帝、その他国公立(私立大は高いから無理)進学コース(特進コース)に別れている。

 一年生の特進のやつらはトップ高を落ちてやって来た連中だらけなので、勉強したいと思っているやつらも多い。


 香恋ちゃんにともかく無理矢理活動させるのはやめてほしいとのことだった。

 まあ去年は大会近辺しかやってなかったからね。しかもすべて5回コールドだし。

 ちなみに、気になったので香恋ちゃんに

「白島先生、先生がそそのかしてるんじゃないですかと言われたんじゃないですか。」

 と聞いてみる。すると、

「聞かれたけど、私は今日か指導のためにここにいるし、授業づくりが忙しいと答えたけど。」

 さすが先生。ストレートに切ってしまう。


 ともかく、香恋ちゃんは授業のため、俺と他のやつらは講習をでないため、部活を存在させていることがわかったので、若林さんに理解をしてもらわなければならないことで暗に同意した。


 影の仕事は俺の仕事だしね。

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