ごみのようなエブリデイパート6

 昼休みが終わり早良さんと一緒に二見美月とわが妹の三好対策について議論しながら教室に戻ると三好が俺に声をかけてきた。

「藤倉、お前に1年生が来てたぞ。」

 ストーカー2匹は見なかったことにしたらしい。

「カーリング部絡みか。」

「そうだ。」

 三好は助っ人で入ってもらっている。

 記念にリンゴやホタテ食えたり、避暑地に行けたりするからね。あと今俺以外幽霊部員だし、俺も幽霊だけど。

 後輩女子が俺を訪ねてきたということに対して部活絡みなだけで特に他意はないのだか面白くない奴等もいるらしい。そんなものだろう。





 午後の授業も適当に終わらせ、勉強熱心な奴等は講習を受ける。


 俺は熱心に勉強したいわけではないので、昼に訪ねてきた後輩のために部室に向かうこととする。


 まだメールの返信来ねえな。美卯さん。





 待っていると彼女がやって来た。

 昼のことを聞くと以下の通りらしい。


 妹に昨日の返事を聞こうとするとよくわからないから一緒に聞きに行こうと誘われる。

 →クラスにいた人に居場所を聞くと図書室と言われる。

 →図書室に行ったらものすごい剣幕で怒鳴っている人がいたので時間がかかりそうだったのでクラスに戻った。

 とのことだった。


 まだ返答はないのでその先輩の家に行くと伝える。

 一緒に行きたいと言われるも俺んちのそばであるが彼女の家とは遠く離れているようだ。交通費だけで学校からだと往復1000円かかるし帰るのに一時間以上かかるだろう。

 ともかく明日再度連絡することを伝える。

 今回は二見美月や馬鹿妹に伝言を頼んでも仕方ない。


 必要事項は伝え終わったので香恋ちゃんに鍵を返し家に帰り、督促を受けたので二見姉

 に会うことにする。


 家に帰って制服を着替えた後、モンスターハウスに向かうことにする。

 再度メールを入れるも反応がない。

 嫌われてるのかもしれない。

 ストーキングではなく大学のサークルを紹介しろといっているだけなのでセーフだと思うが。

 ともかく相談しなければ話にならないので、二見宅のチャイムをならす。

 言葉が通じないやつがでなければいいが。

 杞憂に終わったが本人ではなく母親が出た。二見姉に用がある旨を伝える。

 まだ帰って来ていないらしく、アルバイトを始めたため帰宅が遅くなるらしい。

 家に上がらせてもらっても邪魔だろうし一旦帰ることとする。




 何か話が堂々巡りしているな。

 まあいいや。

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