第1話 ネイア・バラハ

 ネイア・バラハ。

 ローブル聖王国九色の一色"黒"である、パベル・バラハを父に持つ。父パベルは、二つ名"夜の番人"や"凶眼の射手"とも呼ばれる弓の名手。魔皇亜人戦争での、城壁の戦いにおいて戦死。

 母は聖騎士。魔皇亜人戦争での、首都ホバンス防衛戦において戦死。

 魔皇亜人戦争開戦後、聖騎士の訓練生階級である従者として、聖騎士団長グスターボ・モンタニェス、元聖騎士団長レメディオス・カストディオの下に結成された、聖王国使節団の十七名の内一人として参加。

 リ・エスティーゼ王国、アインズ・ウール・ゴウン魔導国を巡り、聖王国支援を呼びかけ、魔導国による援助締結に貢献。単身、ローブル聖王国救援に御自ら立ち上がられる救国の大英雄アインズ・ウール・ゴウン魔導王陛下の従者に抜擢され、魔導王陛下が聖王国を去られる時まで、ルーンの弓アルティメイト・シューティングスター・スーパーを貸与され献身しよく仕える。

 都市ロイツを支配していた亜人の王、"豪王"バザー討伐の際もただ一人、魔導王陛下に付き従う。

 ロイツ防衛線ではバザーの鎧、亀の甲羅タートル・シェルを含むマジックアイテムも貸与され、最も苛烈であった西門市壁戦での壁上にて奮戦、生還する。

 その後は、魔導王陛下と共に二人で各地の収容所を襲撃し捕虜を解放。新設された弓兵隊の隊長となる。

 ロイツでの魔皇ヤルダバオト戦にて、魔導王陛下は聖王国の民を守る為に魔力を消耗され、魔皇配下のメイド悪魔複数を下すも、ヤルダバオトに東方の地へと飛ばされてしまう。魔導王陛下救援に向かうべく、捜索隊の組織に尽力。

 カリンシャ解放戦では、ヤルダバオトより解放されたメイド悪魔シズ様が、魔導王陛下のめいを持って参戦。これに協力し、亜人連合の藍蛆ゼルンの王を奪還し共闘関係を築き、カリンシャを支配していた枯れ木の悪魔を討伐する。

 カリンシャ解放の英雄、"顔なしの伝道師"として支援団体を設立、魔導王救出部隊と名付けられる。団体規模は約三万人。

 支援団体の象徴シンボルとして、世界中に根を張るという伝説の世界樹を表す"十"に、聖王国の形を表す"⊃"の二つを組み合わせた物となる。

 プラート解放戦にて、シズ様と共に弓兵隊二千を指揮。元聖騎士団長レメディオス・カストディオ、魔皇側近の大悪魔、鱗の悪魔スケイル・デーモンを討滅。しかし、魔皇ヤルダバオト出現により、前衛部隊への被害甚大。撤退となる。

 第二次プラート解放戦、亜人殲滅を目標に弓兵隊と攻撃するも、神出鬼没なヤルダバオトと堅牢強固な亜人連合に苦戦。この時、東の地より新たな亜人軍が接近。魔導王陛下、東の荒れ地にて亜人たちを解放し、軍勢を率いて魔皇亜人戦争に再び参戦により、魔皇ヤルダバオト討伐および亜人連合に勝利。プラート解放せり。

 魔導王陛下の存在を確認し、支援団体の名称を変更。聖王国解放部隊となる。

 ホバンス解放戦後、アインズ・ウール・ゴウン魔導王はシズ様と帰国される。貸与された武具を御返しすると、首都にいた三千人を超える団体員と共に送る。

 その後は聖王国解放部隊を指揮し、各地にて解放戦に参加。魔皇亜人戦争の終結を宣言されるまで、最前戦にて戦い続ける。また、戦闘を継続しつつも、支援団体を通じて魔導国との国交を開く運動も展開。この頃の団体規模は約十万人。

 聖騎士団にて、矢に聖なる力を宿す聖王国史上初の聖弓士となる。聖騎士団唯一の弓兵である為に、個人直属の聖王国解放部隊で構成される独立部隊隊長となる。また、亜人連合残党掃討作戦にも従事。

 アインズ・ウール・ゴウン魔導国特別外交官に就任。両国りょうこくの貿易協定、魔導国による食糧援助や復興支援条約などの締結に貢献する。

 団体員への仕事斡旋所を開設、雇用安定に向かう。また、各地での集会時に個別の職業クラス相談を実施。村や都市に、年齢を問わず文字や算術を教える学習塾"伏龍"の設置も始まる。団体規模十五万人に。

 支援団体員を繋ぐ流通組織"扶桑"を設立。交通連絡網を整備し、団体員間の郵便と定期健康診断を行う。また互助会制度を導入し、非戦闘員でも治療を無料または割安で受けられるようになる。神殿との意見の相違により誤解を持たれるが、融和策を実施し和解する。団体規模二十五万人となる。

 聖王国の硬貨、その資源である金銀銅と遍く不足するに、シズ様より由来をお借りし、新たな通貨"えん"を制定。造幣局円部門担当大臣を兼任し、金貨銀貨に代わるを導入。北部の経済革命となる。銅貨一枚に代わる硬貨は一円を基礎とし、五、十、五十、百の五種。紙幣は銀貨一枚が五百円札、千、五千、金貨一枚が一万円札の四種となる。

 複雑多様化した支援団体を統合された組織とする為に、聖強教団を設立する。人材育成、強化方針に則り、多くの才能を育てる。

 聖強教団、所属者が三十万人を突破する。

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