みんなの平和のために作品はちゃんと読んでコメントしよう

 当エッセイでは「読まれるために」がテーマですが、ウェブ小説では読み手との距離が近いため、「読まれてから」のことも重要だと感じています。

 今回は最近感じたことを踏まえながら、勝手気ままに書かせて頂く回となります。


 ちなみに、ですます調だと心境が表現しにくいので文体が通常と異なります。

 皆さんが期待する内容ではない可能性もあると思うので、先に謝っておきます。

 


 ウェブ小説を継続的に公開していると、たまにちゃんと内容を理解しているのか疑問に思うコメントがつくことがある。

 自分がそれをされるとイヤな気持ちになるので、他の方の作品にコメントする時はなるべく気をつけるようにしている。


 コメント上のやりとりというのは、作品に書かれたことを読み取った上で成り立つものだと考えている。

 それを感情的に断定していては、双方向のコミュニケーションというものが成立するはずもない。 


 言葉というものは相手の受け取り方一つで印象は変化しやすいものの、配慮次第で被害は最小限に留めておけるはず。


 連載中のエッセイ「カクヨムで読まれる作品を考察する」では、作者同士の交流を勧めている。これには主にコメントやツイッターなどでのやりとりが含まれる。


 私はしつけの厳しい家庭で育ったこともあり、不躾な態度を取られると反射的に遠ざけたくなる節がある。それはネット上でのやり取りも変わらない。


 しかし、不特定多数の参加者が交流する場面では他人を制御し続けることなど不可能で、「どう対処するか」というポイントが重要になってくる。


 ブロックに抵抗がある人も多いと思うが、損切りが早ければ早いほど被害が最小限に抑えられるように、決断は速やかでも問題ないはずだ。


 これはツイッターしかり、カクヨムしかり。

 どんな分野でも当てはまることだと思う。



 例えば、これを読んでいる方が「なんだこいつは!?」と思うような相手に遭遇した場面を想像してほしい。

 相手がマイルドヤンキーだとかDQNでなければ、もしかしたら相手を変えようと努力してみるかもしれない。


 しかし、多くの場合、それは徒労に終わるのではないだろうか。

 私自身、過去に同じような失敗を何度か繰り返してきた。

 

 残念ながら、他人は変えにくいことの方が多い。

 だからこそ、ブロック&ミュートという文明の利器を活かすべきだと思う。


 ……そろそろ白状しよう。


 このエッセイに意味不明なコメントがついた。


 当然ながら個人名は差し控えるが、「作者同士の交流」と書いたところに、「読者との交流はどれぐらい結果に反映されるのか数値で答えてほしい」という難題めいたコメントがついていた。


 補足しておくと、私は本文の中で「ウェブ小説における原因と結果の法則」は未知数であり、読まれたらよしぐらいに考えようと提起していた。

 

 以前の私ならばどうにか理解してもらおうと説得を試みたかもしれない。

 

 しかし、令和の私はスマートになっていた。

 徒労に終わるか時間の浪費につながる可能性が計算に入っている。


 最終的に相手が厄介な人物だと判断して、ブロック機能を発動した。


 こういう時に人生経験と心理学的素養は役に立つ。

 ただ、それが幸いかそうでないかは分からない。


 みんな仲良く軋轢なくやっていける方が平和で理想的だと思うからだ。

 しかし、そうでないから心理学やら精神医学が発達している。


 ウェブ小説は特殊な世界というイメージを持つ人がいるかもしれないが、その営みが人の手で行われている以上、社会の縮図的になるのは自然なことだと感じる。


 だからこそ、相手の嫌がることはしない。

 自分が嫌なことをする相手とは距離を取る。


 こういった基本的なことが大事だと実感する出来事だった。

 


 あとがき


 最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 明らかにずれたコメントでなければ、基本的にウェルカムです(笑)

 きっかけは些細なことですが、わりとありがちなテーマだと考えて投稿する運びとなりました。

 

【追記:2021年6月6日】


 長らく、「こいつちゃんと読んでないよなw」というコメントを見かけることなく、平和にすごしています(笑)

 しばらく長編を投稿していないことも関係ありますが、読まれるようになるほど避けられないことの一つなのかなと思います。

 あんまりひどいコメントの時は削除してしまう方が平和に活動できますね。

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