容姿について




見た目について、日本人はよく公言する。

恥ずかしげもなく、頭からっぽにして

思ったまま、感じたままを口にする。

これは、外国人からすると相当、

失礼に当たるし、不愉快らしい。


外国人に対して、

「顔小さいですね〜!」と言うひとが

たまにいるらしいが、

これは不思議なことらしい。


顔が小さいということが、何を示すのか

褒められてるのか、褒めているなら

なぜ顔が小さいことが良いのか

よく分からないといった様子である。



「最近、太った?」とストレートに

言ってしまう人もいる。

何度もそんなセリフを

聞いたことがある。


太ったら、太ったで、ののしられるし

かといって痩せたら痩せたで、

「マッチ棒みたい!棒だね、棒!」

と言われるのだ。


というか、これは

単に、棒と言われたことがある私の不満だ。

その日、私はプロテインを買い、

筋トレし始めたくらい、気にした。


でも太いとも言われたこともある。


私が太ろうが痩せようが

他人には関係ないのに。



人の容姿に関して、私は何も言わない

ように心掛けている。


つい、魅力的な人を見かけると、

かわいいとかかっこいいとかきれいとか

言ってしまいたくなるのだけど、

そうした表現もなるべくは、避ける。


それは、個人的な勝手な評価でもあるからだ。

評価の押しつけは、時に褒めているつもりでも、



  相手を傷付けることがある





その人の考え方や、

物事の取り組み方や姿勢を

好きだと伝えることは、ある。





〇〇に似てるね!などの言葉も嫌いだ。

私は、私で、私でしかないのだし

〇〇に似てるとは、その〇〇を基準にして

考えている。ということ。

それは、どちらに対しても失礼

になることがある。



言葉は、難しい。

褒めることも、難しいと思う。


ある本では、

褒めること

評価すること

を禁じている。



その理由が、

感覚的に分かった瞬間でもある。



褒めることは、評価することだと

だから、相手が自分より歳下であろうが

なかろうが、部下だろうが後輩だろうが

してはいけないと。


褒められたら、嬉しいと思う人もいるが

それは他者からの評価に

依存してるにすぎない。



男は能力を褒められると弱い

女は行動を褒められると弱い


とも聞いたことがある。

能力や行動なら、

褒められて嫌な気はしない。


香りとか、センスとかも。



ただ、容姿に関しては、

おそらくは禁句だ。

失礼だ。無配慮だ。


なんて、浅はか。

その腹綿の愚かさを恥ずかしく思うべきだと。



今までの、無智ゆえの恥。

改めるべくここに晒す。

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