透明フィルム

 突然ですが、本にかかってる透明フィルム、あれ何のためにかかってるんだろうって考えたこと、ありませんか。


 あれは、書店員の中では「シュリンク」と呼ばれます。(道具としての正式名称なんでしょうか…)


 そして専用の機械に入れることでパッキングされて出てくるのです。(すごい!)


 それで、なぜあのような透明フィルムをつけているのかといいますと…。


・中身を読めないようにするため

・商品を汚れなどから守るため


などの効果があります。マンガはささーっと読めちゃうので、このシュリンクが必須です。ラノベや文庫は、棚担当さんによって、するしないの方針が分かれていることが多いです。(あとは、たくさん入荷してる本かどうかなど)


 ただ、文庫系はやっぱり裏表紙のあらすじ読んで、面白そうなら数ページ読んで、買ってもいいかなってなってお買い上げということが多いと思うので、シュリンクしてない文庫が多いように思います。


 そして、一番差が出るのがおそらく児童書です。児童書は、やはりお子さんが手を触れる機会が多いため、(特に絵本は)見本だけ残して他はシュリンクされていることも多いです。


 児童文庫も書店によって異なり、全部シュリンクしている書店もあれば、新刊で何冊も入荷している本のみシュリンクして、それ以外はそのままという書店もあります。児童文庫は絵本などより読まれる年齢層が上がりますし、大人向けの文庫と同じように、実際に読んでみないと好きなタイプかどうかわからないという理由がありそうです。


 ちなみに絵本も、中身が読めないと買うか検討できないという声をよく耳にします。シュリンクは専用の機械を大概の書店さんは持っていると思いますので、書店員さんに声をかければ、開けてもらえるかもしれません。(書店の方針によるとは思いますので、絶対ではないです)


 シュリンクされている本とされていない本を探してみるのも、楽しいかもしれません。

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