作品名：性癖：自らの両親を殺した男にかしずく少女

作者名：海野しぃる

性癖：自らの両親を殺した男にかしずく少女

作品ＵＲＬ：https://kakuyomu.jp/works/1177354054894895198

　目に付くようにタイトル名に性癖を持ってくる技と小説の説明にシチュとあらすじを書いておく親切設計。流石は未読者への魅せ方を知っている男しぃるさん。ﾃﾞｷﾙ!!

　内容はあらすじに書かれている通りに『両親を殺した男から精勤手当として好きに使って良いと拳銃を渡されたことで、自分自身が本当にやりたいことと向き合う』って内容なんですが、性癖そんだけじゃないじゃん！金髪碧眼少女育成とか！義父ムーヴとか！めっちゃ有能老婆メイドとか！人のロールプレイをしているつもりが人になりかけている人外とか！外の世界を知ってはしゃぐ箱入り娘とか！育ての親を殺したいけど好きになってしまうとか！依存をおかしいと感じながらも受け入れている狂気とか！覚悟キメキメ女の子とか！メイド服とか！オ－ダーメイドメイド服とか！！

　作者に最近あった事や時事ネタを入れれつつも自分の欲望の通りに書きまくるのは性癖力高いですね。しぃるさんの事だから食事シーンについては自らの欲望の現れだけではなく井上監督の影響があるんだろうなという気がしました。

　性癖力が高すぎて初心者にクドいかもしれませんが、そのクドさを飲み干すと暫くしたらまた読みたくなる二郎系ラーメンの様な中毒性があるでしょう。

　とても性癖力が高くて良い性癖マシマシ二郎小説でした。ナイス欲望！