作品名：三月に咲く花

作者名：深恵　遊子

性癖：出落ちポエム、幻想、花言葉

　性癖と初っ端のポエムから予想出来る通りの悲劇が起きた後の幻想。そして花言葉。

　良い作品です。性癖力がかなり高いです。

　全体的に漂う『お節介焼き』『自分の前だけでは特別な顔』『いじっぱりだけどおっちょこちょい』『安心出来る片割れ』『家族ぐるみの付き合い』という溢れんばかりの『幼馴染』の性癖が、全て『幻想』に掛かっているのが本当にいいですね。

　これら全ての『幼馴染』の要素は既に失われてしまっている物でメインじゃないんですよ。メインの性癖を映えさせるための添え物。言うならば『二次性癖』。

　ここで性癖が『喪失』ではなく『幻想』という辺りが、作者の生に対する意気込みみたいな物を感じました。

　辛くても生きていけ。歯を食いしばってでも生きてやれ。

　そう言っているかの様に読めました。いいですよね、青春。

　後、これは自分が勝手に感じた事なんですが、もしかしたら『ロリ巨乳』の性癖も持ってないですか？『ロリ相手にバブみを感じたい』というのもありそう。

　次はそういう性癖も見てみたいです。

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