第7話 何もかも…

多分侍従長か?が国王陛下に何事か囁いたあと、口を開いた。

「わたくしどもは今、困ってはおりません」

はぁ?

「しかし、これから先々に困ることとなるでしょう」

はぁ、そうですか…

話を聞いてると、この国は百年から三百年間隔で聖女召喚を行ってるらしい。

そして、特に魔法が使える世界ってわけではないらしい。

別世界の最新知識の良いとこ取りをしてきたものの、近年色々と不都合がということらしい。

あー、なるほどー

最新となれば電気ガス上下水道交通、すべてのインフラが整備されなきゃならんというわけだ。

その前提で最新知識を披露されなきゃ使えない。

百年ほど前となると、日本だと江戸末期から明治大正昭和初期ぐらいの幅があるかな?

その時点でガス灯ぐらいはあったよねぇ…


聖女様一人じゃ無理な話。魔法が使えれば、また違うんだろうけどね。

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