ブルーローズの花言葉

66号線

プロローグ

 世界中の人々が憧れるロックスターなのに、ステージの上ではいくつになっても少年に見える。不思議な人だ。


 鳶色の瞳、茶色い髪の毛、くるくると変わる表情。

彼の長い睫毛が揺れるたび、私の心も跳ね上がりそうになる。


 あなたはこんなに素敵なのに、どうして、あたしなんかを好きになってくれたんだろう。


 これは、彼と彼の親友がポップミュージックで世界を変えようとした、最初のストーリー。

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