本を愛する人間の心を、これでもかと鷲掴む物語

もっと早くにレビューを書くつもりでした。

ついつい物語を、じっっっくり味わおうとしていたら、もう月替わりに……m(__)m

子どものころ、学校の図書館が大好きでした。

背表紙が、ぎっしり詰まっている棚。
そこには魔法と夢が、スリルとロマンスが溢れんばかりに満ちていた。眺めるだけで幸せな気持ちになります。

本の価値って、なんでしょう?
知識。思想。文化。
見たことのないもの。行ったこともない場所。会ったことがないひと。
本には、あらゆるものが、収められている。

棚に並ぶ、それらを、手に入れることは、たまらない楽しみです。

まして、それが特別な力を持った『異本』なら?

世界中を旅する情景は生き生きとしており、謎めいて魅力に溢れた登場人物たちが本を巡って闘う。時に助け合い、力を知るからこそ、それを制御しようとする。

つぎに出てくる本は、誰が、どんなふうに使うのだろう?

そうです。
この作品の『異本』は、“読む”だけではないのです。
なんなら国を亡ぼすことも出来る。
人を殺めるなんて、簡単なこと。

どうやら物語は、とても長いらしい。
私が読めているのは、まだまだ序盤。
でも、作者さまには申し訳ないのですが、私には、この作品はゆっくりじっくり丹念に読み進めていきたい、あたりめのような(ここ半年のブームなんです)物語なのです。

なんだかレビューっぽくない文章で、お羞ずかしい。
でも、カクヨムで、こういった、流行を超越した作品に出逢えたことは、嬉しいかぎりです。

たとえばエンデのファンタジーのように、絹張りの装丁で出版されたら、たぶんわたくし鼻から出血します。

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