刻む律動、飛び跳ねる鼓動:1
今回は導入部分です。
次話はちょっと「エッッ…」な内容になるかもしれません。お気をつけください。
それと私が言うのもなんですが、皆さんはお気づきでしょうか?春乃は事ある毎に「私の恋愛対象は男の子」と言っていますが、今までのお話でまだ入学直後とはいえ男子について全く触れていないことに。
その代わり奏や祈織、詩音に「綺麗」や「天使」、「いい匂いがする」、「この胸のドキドキが彼女に伝わらない事を願うばかり」と…言っているんですよ。
元々そっちの素質が───いえ、なんでもありません。
ふふふ、この先が私自身楽しみです。
百合は良いですね(キリッ
全人類百合を尊びましょう。
あ、1万↑pv&200↑フォロー感謝です。
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「はいはーい、皆さん席に着いてくださいねー。…では今日の日程を簡単に説明します」
だらだらと皆で話しているとゆかりん先生が教室前方のドアを開いて中に入ってきた。バラバラに教室内で過ごしていた人達全員が私含め自分の席に戻ったところでホームルームが始まる。
「今日はまず教科書の配布があります。クラス毎に順番で受け取りに行くので7組の私達はしばらく先ですね。その間にこの学校にある委員会から2人ずつこの教室に来て仕事内容の説明をしてくれます。今後最低1年は所属する事になる委員会なので、真剣に話を聞いてください!最終的な所属の決定は来週なので、じっくり考えてもらって大丈夫ですからね」
どうやら今日は今後授業で使うことになる教科書の配布や、1年間所属することになる委員会の説明が行われるらしい。
教科書の配布が1組から始まる関係上、私達7組はかなり後半組になるらしい。なら、待ち時間が勿体ないので先に委員会の説明を、と。
そうしてやってきた先輩達がプロジェクター等を用いて各委員会順々に説明を始める。その堂々とした姿は1年生みたいに制服"に"着せられた姿ではなく、白椿学園の生徒として制服を着こなしたかっこいい姿だった。
おぉ、図書委員の先輩綺麗な人だな〜。
◇◆◇
「はい、皆さんお疲れ様でした。いやぁー、新入生が1クラス40人で10クラスの計400人、教科書の配布と委員会説明だけですっごい時間がかかっちゃいましたね」
午前中の授業時間のほとんどを使ってやっと教科書配布と委員会説明が終わり、暫くぶりの落ち着きが訪れる。
受け取った時に少し開いて中を覗き見た教科書はコンパクトなサイズながら分かりやすく、中学生までの内容と高校生からの内容が順を追って丁寧にまとめられていた。
この学校は色々と寛容だが、何事にも全力だ。勉強ももちろん頑張らなくちゃいけない。それを教科書を見て改めて実感させられた。
「この後はお昼休憩を挟んで、各クラス自由にしていいことになってるんですけど…帰宅するもよし、校内で過ごすもよしとします。ただ、節度を持った行動をして危険な行為等もやめてくださいね」
そう言ってゆかりん先生は教室を出ていった。
私は奏、祈織さん、阿澄さんと合流してこの後どうするか話し合う。
「皆さんはこれから何かご予定は?」
「無いわね」
「んと、特には無いです」
「私も無いかなー」
「では、もし良ければ入学祝いと言うのも少しおかしいかもしれませんけど、ちょっとした会を開きませんか?まだお互いに知らない事も多いでしょうしこの機会に是非たくさん話しましょう」
奏の案を聞いて他3人で目を合わせ同時に頷く。どうやら、祈織さんも阿澄さんも私と同じ意見らしい。
私達は大きく声で奏に答えた。
「「「賛成!」」」
「では、ハルちゃん。ハルちゃんの部屋で
「え?あ、うん。いいけど…」
「くふふっ…計画実行です」
「…?」
「さ、決まったのですから何か食べ物や飲み物を買いに行きましょう!」
……この時の私は、この後に何が起こるか全く予想出来ていなかった。
まさか、あんな事になるなんて───
♡♥♡
「ま、待って…!んっ、いやぁ…あぅ…」
「待ちません…いいえ、もう待てません…ハルちゃん…好きぃ…」
「春乃も本当は嫌じゃないんでしょう?触れれば分かるわよ…」
「なんでかなぁ〜…私も、変な気分になってきちゃったかも」
暖かいお湯と一緒に3人の滑らかな手が私の肌に触れていく。円形で広めの浴槽といえど一緒に4人も入れば肌はその境を無くした。
この世の何よりも柔らかくて蠱惑的な香りを放つ彼女達が、私の体に纏わりつき理性すらも喰らい尽くす。
しなやかな指が、絹のような肢体が、扇情的な吐息が。全部が全部、恐ろしい程に───
私の鼓動を高鳴らせる。
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【次回予告】
春乃、逝く。
ということで読んでくださっている皆さん、今回は更新遅れてすみませんでした。
いやぁ…FGOの方でApocryphaの復刻イベントが始まっちまいまして。
ジャックちゃん!ジャックちゃん!ジャックちゃん!塵は正義です。
FGOやってない人からしたら「何言ってんだ?」となると思いますが、4月にはオリュンポスも控えているうえに今年のGWコラボが待望の蒼銀でもアニメPV作成からのFakeでもなく、リメイク来るのでワンチャン月姫…!なんてことも無く。まさかのRequiemコラボでした。
正直に言って何で?としか言いようがない。
いや、普通に嬉しいんですよ?作品として好きですし。ただ、原作小説1巻しかないのにどうやるのかと。クラス不明が約半数を占める中で、壮大な原作ネタバレにならないものかと不安にもなります。
ゲーム内で鬼女紅葉はキャラ設定がどうなるのか、ギャラオルタは疑似鯖なのかどうか、ロンギヌスはやはりアレなのか……てか、ンザンビ実装されたら鯖相手に強すぎんか?
まぁ、その辺は皆大好きカノウヨシキ殿が上手くやってくれるのでしょうと信じるしかないですね。
ボイジャー可愛い。
では、長くなってしまいましたが最後に一言。
───皆もFGOやろうぜ。
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