FILE2 事故物件

FILE1あらすじ

 私の名前は「上宮 俊《ウエミヤ 俊》」。ネットで記事を書いているよ。

 物語の始まりは、私は知り合いからの贈り物をきっかけに「一島町」のことを知り、ネットである噂を聞き付け、車を一島町まで走らせたことだ。


 "一島町の外れにある廃墟に化け物が暮らしている"


 その噂は本当だった。廃墟には白色の爬虫類のような皮膚を持ち、眼球の代わりに触覚を持つ化け物だった。記憶を失っていながらも、轢かれそうな小さな子供を助ける(そのおかげで、私は車を失ったが)優しい心を持っている彼女......「シロナ」ちゃんは、僅かながら人間だったころの記憶を持っているという。


 化け物の正体は人間だったのかもしれない。過去に化け物と出会った経験のある私は、一島町により興味を引かれた。


 そして、三ヶ月後......




上宮俊の化け物取材記録

 FILE2 訳あり物件

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