つないで、つないで、つながって

暇な変人

-プロローグのようなもの


この世界の他に世界があったなら?では、その世界どうしが陸続きになったなら?どうなるのだろう?これは、そんなお話(…になるのではないじょうか?)


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「…よ……ですよ…朝ですよっ」

早朝からとてつもなく鈍いおとが住宅街に響いた


「ぐえっ!……っ 何すんだよ莉乃!」

「朝です!圭右先輩呼んでも全然出てくる気配がないからおじゃましてます。」

「いつも言ってるけど、その起こしかただけはやめろ!?」

「勿論、普通に起こそうとしましたけど何回耳元で叫んでも、揺すっても起きなかったんですよ?」

「そうだったとしても、フライパンで頭叩くなんて起こし方がひどくないか!?今一瞬川がみえたぞ!?」

「まぁいいじゃないですか、起きれたんですし。」

「よくねぇ!」

「あれぇ、自分の立場わかってます?起こされなかったら絶賛3度目の遅刻をして、生徒指導部行きで反省ぶ……」

「わかった!わかりました!起こしていただいてありがとうございます!」

「分かればよろしい♪」


 そうして叩き起こされた俺は、山村 圭右。

プログラマーの父親と母親を持ち、地元の高校に通うごく普通の高校2年生だ。運動、成績は可もなく不可もなくといったレベルだ。


そして、フライパンで俺を全力でぶん殴った女の子は幼馴染の神崎 莉乃だ。こいつも俺と同じ学校に通ってるんだが…容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群と"天は二物を与えず"という言葉に真っ向から喧嘩を売っている人物である……。さらにこいつは外では品行方正でも通っており学校の教師は勿論、何故か県の有名議員からも一目置かれるほどである。

唯一の欠点は俺の扱いが雑なぐらいだ…


「なぁ、莉乃さんや」

「はい、なんでしょう?」

「お願いですから、今度から起こすときはもう少し穏便な起こし方でお願いできませんかね?」

「強力な目覚ましでも起きられないのに?」

「すみませんでした…」


原因がはっきりしている頭痛になやまされながら、身支度を整え一緒に莉乃と家を出た。


「莉乃ってさ、確か部活やってたよな。俺と一緒に登校して大丈夫なのか?」


莉乃はテニス部に所属しており、つい先日に行われた県大会では優秀な成績を残している。

そのため次の大会に向けて練習しなければならないはずなのだが…


「だいじょうぶですよぉ、だってちゃんとノルマはこなしてますから!それに朝は自由参加なんですよ。あれ前に言いませんでしたっけ?(…それに先輩と登校したいし)」


「何か言ったか?」

「なんでもないですよ、ほら行きましょう!先輩のせいで遅刻しそうです!」

「そうだな少し急ぐか」





「………………………」








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読んでいただいてありがとうございます。

読み物を書くのは初なので、お手柔らかにお願いしとうございます。もし、興味を持っていただけたらアドバイスや感想をいただけると嬉しいです。



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