第2章・第3章

 その家は町外れの沼地の中に立っていた。ゴシック小説によく登場する幽霊のとり憑いた洋館を三分の一に縮めたようなその荒れ果てた家は、黒々とした粘液質の沼の水に囲まれてひっそりと昼夜を過ごしている。

 町の人々はみなその家(家と言うよりは少し大きめの小屋と言ったほうがいいかもしれないが)には誰も住んでいないと思っていた。何年も空き家で、屋根にはところどころ穴が空き、びっしりと茂った葦や蔦がその半ば腐ってしまった土台を取り囲んでいるのである。もし法的にこの家を所有しているという人間がいたとしても、この現状では放棄してしまっても仕方がない、と考えられていた。そもそも町の人々の中にはこんなところに家があるのさえ知らないばかりか、こんな町外れに沼地が日頃臭気を漂わせていることを知らない人々すらいたのだ。

 しかしあの少年にとって町は隅から隅まで彼の庭のようなものであり、この沼地に包囲された家に最近になって人が住み始めたということもちゃんとわかっていた。彼らはある夏の昼下がりに突然やって来た。パーツがこすれてぎいぎいと音を立てる古びた軽トラックに乗って町に突然現われたその二人は、駅から少し離れた食料品店に迷うことなく踏み込むと、一週間は持つような分量の食料(ほとんどがクラッカーとかサーディンの缶詰だとか、そんな味気ないものばかりだ)を買い込んでまたどこかへと去って行ったのである。まだ大人になっているのかどうかも定かではないような年頃の、ほっそりと痩せて生意気そうな顔をした男と女。駅前で朝から晩までぶらぶらしているような酒飲みの爺さんや婆さんたちはこの不意に現われた不審な二人について話すことで、一時間くらいは存分に時間を潰すことができた。ちょっとあの女の子、露出が過ぎやしないかね、あの男だって麻薬の売人みたいな顔をしているよ。麻薬の売人みたいな顔って、どんな顔だい。さあ……、だけどなんとなくお友達にはなりたくない感じっていうか、ろくに定職にもついてないかんじっていうか、ねえわかるだろうおまえさん、そんなに私を責め立てるようなことを言うんじゃないよ。とにかく、あいつらはもうどっかへ行っちまったんだ、ここらへんにはいいキャンプ場もないし、泊まるところなんてのも少ない、たぶん隣町でなんか若者向けのアウトドアでもやってくるつもりなんだろう、とにかく俺たちには関係のないことだよ、俺たちにはね。

 若い彼らの乗った軽トラックが向ったのは町外れの沼地だった。彼らはあの家の所有者だったのだろうか。過去に住んでいた人間の知り合いか何かだろうか。なにも詳しいことはわからなかったが、ただ二人の男女が町外れの“別荘”まで車でひとっ走りというごく普通の事柄をさも怪しいことのように漁り始めたのは何を隠そうあの少年である。その日は土曜日で、いつものように町の狭苦しい大通りを自転車で突っ切ろうとしていた彼は目の前に軽トラックが走っているのを見つけ、興味本位で後をつけてみたのだった。

 少年の目を引いたのは軽トラックに乗っていた二人の若さだった。彼には、だいたい軽トラックというものは地元で農業なんかを営んでいるお爺ちゃんやお婆ちゃんが乗っているような類いの鈍い乗り物だという印象があったが、運転しているのは日頃スポーツカーを乗り回していてもおかしくないような精悍な若い男で、助手席に座っていたのはマネキンのような体をした不思議な美貌の若い女である。少年は何かあるなと思った。直感が彼に語りかけてきたのである。

 子供というものは勝手なイメージを彼らの頭の中で作り上げては、そのイメージに合わないものには好き勝手にいちゃもんをつけるような生き物である。これは大人の場合も大なり小なりそうなのだが、子供の場合は意外なほどこの傾向が強い。彼の直感はあくまで直感でしかなかったし、彼は自分で思っているほど頭がいいわけでもなかったが、自分のことを“名探偵の端くれ”であると素直に信じ込んでいるような子供にとってはそんなことはどうでもよかった。ただ少年は彼の故郷の町で不審者を発見したのであり、彼が日頃よく見ていたテレビアニメでは十中八九、不審者には不審者なりの暴かれなくてはならない秘密というものが設定されているのだった。そして彼は今こそそれを発見しなくてはいけない。推理し、暴き、その企みをくじかねばならないのだった。

 少年は同世代の他の子どもたちよりも、ひょっとしたら少しばかり愚かに過ぎたのかもしれない。しかし彼はいきなりその若い男女の赴いた家へ無謀に突入していかないだけの分別は持ち合わせていた(もしかしたらただ単純にその勇気がなかったということなのかもしれないし、彼の無邪気な探偵ごっこをゆっくり心ゆくまで楽しみたいと思っていたのかもしれない)。そこで彼がとった手段は、二人あての郵便を捏造して彼らのもとに一郵便配達夫としてそれとなく接近してみる、というものだった。この点少年は愚かではあったものの、私達の想像以上に悪知恵が働いた。彼は他の家に届けるはずの、保険の勧誘だの不動産の広告の入った封筒だのを鞄から取り出し、さもこの小屋の住人に届ける郵便であるかのように宛先を確認してうなずくと、扉を少しばかり強く―よからぬ事を企んでいるに違いない相手に向って無言の圧力をかけるように―叩いたのだった。

 男のほうがすぐに戸口を開いた。少年を警戒しているようには見えなかったが、子供だからといって笑顔を作って印象を和らげようと努力する素振りもまた見せなかった。少年は右手に封筒をいくつか持ち、「ゆ、郵便です……」とぼそぼそつぶやくと、少しばかりその場であたりを見回してまごまごした。何とか時間を稼いでこの男や家を観察する時間を設けたかったし、それ以上に彼の試みが男にあっけなくばれてしまうのではないかという恐怖が、土壇場になって少年を捉えたからである。

 男は静かに待っていた。あるのかないのかわからないような表情を崩すことなく、少年に声をかけるでもなく、ただなにもすることがなく突っ立っているだけのような感じで少年の次の動作を待っていた。少年はそんな男の姿を見て何故だかわからないが胃から突き上げるような恐怖を覚え、悪寒が瞬く間に背中一面に覆い被さっていくのを感じた。少年は後悔したが、それでもあきらめるわけにはいかなかった。この期に及んで尻尾を巻いて逃げることなど、正義感に満ちあふれた(それ以上にプライドが人一倍高かった)彼には到底できることではなかったのだ。

 その点、少年は確かに愚かだったのだろう。

 ついに少年は郵便をその場に放り出して、早足で自転車の置いてある少し離れた茂みに向って歩き始めた。男が宛先の間違いに気づいて声をかけてきたとしても、少年は無視して逃げ出すつもりだった。しかし男は封筒を手にとって確認した後も、少年を呼び止めようとはしなかった。おそらくは彼にとっても、郵便がきちんと正しい宛先に届けられているかどうかなどは、実際のところどうでもいい事柄だったに違いない。

 男は少年の後ろ姿が小さくなっていくのには目もくれず、家の中に戻った。このぼろぼろの建物の一階には細く短い廊下を起点として三つの部屋が設けられていて、彼はその中の一つへと入って行った。そこには女がいる。少年が郵便を届けに来た時何故か息を殺してその部屋に潜んでいた女が、いまかいまかと男の戻ってくるのを待っていたのだった。三メートル四方ほどしかないその小部屋には、ねじが外れて壊れかけた金属製の椅子が壁に立てかけるようにして置かれていたが、その椅子の関節よりもむしろ女の痩せた体からぎいぎいという音が響いてくるようだった。

 男は「何でもない」と無言で言う。

 女も「わかった」と無言で返した。

 男は壁際に座り込み、さっきまでの仕事を再開する。彼は床に押しつけるようにしてノートを開くと、そこら辺から取り上げたボールペンでもっていたずらに文章を書き始めたのである。

 私はそのノートに何が書かれていたのかを知っている。にわかには信じられないかもしれないが、私達はじきに、みな、そのノートの内容を知ることになる。

 彼は意味があるのかないのかよくわからないような、不気味で不可解な文章をひたすらに書き連ねている。それはとある一人の少年の視点を借りた一人称の文章だった。

 まるで大人が子供の書く文章を必死にまねて書いているような(実際そうなのだが)、不器用で不自然な文章だった。



 間違いない。あの二人は人殺しなんだ。どこかで人を殺してその死体を隠し、警察から逃げている最中なんだ。そうに違いない。

 あの二人は死体をどこに隠したんだろう。あの軽トラックの荷台には何が積まれていたのだろう(今すぐにはちょっと思い出せない)、もしかしたらあの二人はこの沼地のどこかに死体を隠すために、この町へとやって来たのかもしれない。

 僕の人間観察はとどまるところを知らない。頭を働かせれば働かせるほど、あの時のことを思い出そうとすればするほど、僕の感覚は冴え渡っていく。何よりよく覚えているのはあの若い男のナイフのような目だ。この僕をキッとにらみつけ、お前なんか早く家に帰りやがれとでも言わんばかりの表情で封筒を僕の手からもぎ取って行った。「名探偵コナン」でも、いつもリビングでつけっぱなしになっている昔の二時間ドラマでも、殺人事件の犯人というのはいつでもああいう顔をしているものだ。現実も必ずしもそうだとは限らないけど、でもお昼や夕方のワイドショーに出てくる殺人事件の犯人なんかはあんな顔をしているし、VTRの中に出てくるイラストではもっときつくて怖い顔になっている。テレビを見るのは勉強の一種だと僕は思うけれど、今日ほどそれが役に立った日はないだろう。あの男は人殺しなんだ。そうに違いない。人殺しじゃなかったら、一体何だっていうんだ。

 それ以上に怪しいのはもう一人の女のほうだ。あの女は絶対何かとてつもなく悪いことをして、それを必死に隠そうとしているに違いない。その証拠に、中学生の僕が郵便を届けに来ても家から出ようとせず、僕の前に姿を現そうともしなかった。もし僕が家で同じ事をやったとしたら、お母さんはかんかんに怒って僕を叩いてくるだろう。とにかく、あの女には僕の同級生の女子達とは違う、何かすごく邪悪なものを感じる。もしかしたら男よりも女のほうが邪悪の度合いで言ったら遙かに高いかもしれない。実際に今までそんな事件には他にあったことがないけども、テレビでは女というものは陰湿な生き物なんだとこの前誰か有名人が言っていたし、実際僕のクラスの女子は“陰湿”で頭が悪いやつばっかりだ。そうすると女のほうはもっともっと“陰湿”で、もっともっとやばい人殺しだということになる。

 どちらにせよ、あの二人に関してはもっと時間をとって観察する必要がある。そして二人が冷酷な人殺しで警察から逃げ回っているということ、これから沼地に隠してしまうために死体をまだ手もとに(たぶん家の中か軽トラックの荷台に)保管しているということ、そしてこの事件を解決しあの二人をやっつけることができるのはこの僕だけだということ、こういったことを、地道に証拠を集めていくことで証明する必要がある。僕は負けない。負けるわけにはいかないんだ。ひょっとするともしかするとあの二人は単なる犯人以上の何か、もしかすると日曜の朝にやっている仮面ライダーの敵のようなものとつながっているかもしれない。そうなるととんでもないことになる。今この状況でそれに気づいているのは僕だけなのだから、この事態を何とかして町を守れるのはこの僕しかいないということになる。厄介な任務を背負ってしまった。お母さんやお父さん、先生にはこのことは言えない。言うわけにはいかない。局長さんにも当然言うことはできない(当たり前だ、今この状況ではあの局長さんこそ最も僕の足を引っ張りそうな、一番用心してかからなければいけない相手だ!)。

 それはそうと、あの二人は一体どんな悪いことをこれまでやって来たのだろうか。あの二人の犯罪を暴くには、できるだけ詳しく目星をつけ、的確に証拠を集めていく必要がある。ここは“プロフェッショナル”になって、“プロフェッショナル”らしく真剣に仕事を進めていかなくてはならない。気を抜いてはいられないのだ。僕はいろいろな仮説を立てる。一番説得力がある仮説は、二人がとんでもない殺人鬼だというものだろう。これに関しては十中八九当たっているのではないかと思う。

 あの二人がどこかの薄暗い地下室で、それぞれナイフを持って立っているのが想像できる。そして二人の視線の先には、哀れな犠牲者が両手両足を縛られ、猿ぐつわを噛まされた状態で椅子に座らされている。うーうーという犠牲者(僕の想像の中ではあのでっぷり太った局長さんが汗みどろで必死の表情をしている)のうめき声が聞こえるが、二人は冷酷な表情を崩さない。二人はこれから何をしようとしているんだろうか。たぶん二人にもこれといってはっきりとした計画は無いんじゃないだろうかと思う。二人は行き当たりばったりに犠牲者を拷問して、最終的には殺してしまおうという考えなのだろう。まずは男のほうが椅子ににじりよっていく。男はこの状況を楽しんでいるし、自分には勇気があるんだぞということを女に見せたくて仕方がなくなっているようにも思える。ナイフがきらりと白く光って、その先端が局長さんのほっぺたを引っかく。ずずずずずという変な音がして、局長さんがはっと息をのんだかと思うと、赤い血がはじめはぽとりぽとりと、しばらくしてクモが吐く糸のようになって地面にしたたり落ちる。男は満足げだ。男は血を見れば見るほど興奮するし、局長さんの目に涙が溜まるのを見てさらに興奮する。男は人を傷つけるのが好きで、人を殺すのが好きなのだ。僕にもその気持ちはちょっとわかるけど、男のように実際に行動に移したりはしない。そして男は自分の楽しみを後にとっておいて、女に拷問する役割を譲ってやる。女は男以上に冷酷で、残酷だ。テレビで前に誰か有名人が言っていたし(さっきもちょっとこの話はしたけれど、それが誰だったのかは思い出せない)、スタジオではみんなその有名人に同意していた。これはそのいい例と言えるんではないかと思う。局長の喉がごろごろと鳴る。しかし彼の期待は裏切られる。女は局長の猿ぐつわを外すどころか両方のほっぺたに平手打ちをすると、ナイフを胸のあたりにまるで釘のように打ち込む。一般の人はこんな光景平気で見ていられないだろうが、この男と女にはお茶の子さいさいなことなのだ。

 犠牲者は惨たらしく死ぬ。僕はその光景を、鮮明な映像で想像することができる。男と女が持っているナイフにきらめく赤い血。そして汗に塗れた白いカッターシャツ、そこに滲んだ赤い血。赤い血、赤い血、赤い血、赤い血、赤い血、床にこぼれ落ちた赤い血、男はナイフのさきをちょっとだけ舐める、赤い血のにおいや味なら僕だって知っている、みんな知っているだろう、鼻血だって出したことがあるのだから、どうってことはない、だけどそれがどばっと川みたいに流れ出すのなら話は別だ、僕は想像する、想像する、だけど僕は平気だ、他の奴らとは違って、僕はこういう光景を自在に想像することができるし、いざ目の前にそんなものを見たってうろたえることなんかないだろう、中学生をなめるんじゃない、中学生をなめるんじゃない、僕が見ちゃいけないものなんてのは存在しない、僕が見ちゃいけないものなんてのは存在しないんだ、内臓がこぼれ落ちるし、首はちぎれる、でもそれがどうした、僕はそんなものに怖がってしまうようなやわな中学生じゃない、それこそこの二人に対抗しなくちゃいけないのに怖がっている場合じゃない、僕は踏み込んでいかなくちゃいけない、踏み込んでいかなくちゃいけないんだ、二人がまた新しい犠牲者を椅子に縛りつけてナイフで切りつけようとするとき、ナイフを突き刺そうとするとき、首を絞めようとするとき、骨を折ろうとするとき、僕が駆けつけていって二人をやっつけなくちゃいけないんだ、間違いない、たぶん僕は踏み込んでいくことになるだろう、そして活躍するはずだ、すべてを元通りにするだろう、すべてをただすだろう、すべての間違いをただす、僕はそれをしなくちゃいけない、しなくちゃいけないんだ、僕はしなくちゃいけない、しなくちゃいけない、しなくちゃいけない、しなくちゃいけない……

 僕はさらに想像する、限界をさらに超えて、二人の秘密の生活、二人が人殺し以上に本当に隠しておかなくちゃいけないこと、想像する、想像するんだ、あの二人が局長を殺した後にすること、しなくちゃいけないこと、想像するんだ、局長の体からまだ血が流れている最中に、二人はその部屋から出る、本当は掃除しなくちゃいけない、掃除しなくちゃいけない、でもその二人は部屋から出る、部屋から出て、床に敷いてあるマットレス、マットレスに横たわる、僕が使っているマットレスよりももっと分厚くて、汗をぐんぐん吸い取るマットレス、そこに二人で横になる、僕はそれを想像する、いや想像するんじゃなく、実際の光景をのぞき見る、見守るんだ、男と女は服を脱ぐ、男と女は服を脱ぐが、たいして騒ぐようなことじゃない、二人の体は汗でどろどろになっている、そのどろどろになった体がふたつごろりと転がって、マットレスがその汗を片っ端から吸っていく、その吸った汗はその後何日もかけて腐っていくんだろう、それはそうとして、そんなことは二人には何の関係もないんだ、二人は体を寄せ合い、唇を近づける、言葉にするのは少し恥ずかしいけれど、すべてを明らかにしなくちゃいけない、それこそが僕のやるべきことだからこそ、すべてをみんなに知らせてやるんだ、その二人は体をけいれんさせながら寄り添い、互いのおなかや足をなで回しておかしな声を出す、こんな声は聞いたことがない、もしかしたらこの二人は気持ちのいいことをしているんじゃなくて、怪我をしているせいで思わずこんな声が出てしまうのかもしれない、ちょっと聞いているのがつらい声だ、だけど僕は負けない、男の手が女の股の間に蛇みたいに入っていく、そして体がさらにくっつく、こんな光景は見たことがない、だけど僕は平気だ、二人の体がぐるぐると回転し、のたうちまわり、げろを吐き散らかし、局長のように大量に出血して、遂に二人は任務を遂行する、すべてが終わってしまうのだ、僕の想像もそれにあわせて幕を閉じる、すべてが消える、想像するだけで疲れる、僕は疲れる、僕は疲れてしまうんだ、僕は体を反らせる、僕は体を反らせて、両足のすねに力を入れる、そして二人がしていたことに何とか近づこうと、僕なりにいろいろとやってみる、別に恥ずかしいことじゃない、恥ずかしがるようなことじゃないけど、こんな光景は誰にも見せられない、特にあの二人には、あの二人には見せることができない……

 もっともっと調査が必要だ。僕は胸が高鳴るのを感じる。今までに感じたことがないような感覚、うきうきする気持ち、でもちょっと息苦しいような感じ、心臓が止まるような感じ、そんなとてつもないものが一斉に僕に襲いかかってきた。僕は真理に近づいていく。みんなにもしっかりと確認してほしい、僕は負けない、僕は負けるわけにはいかないんだ。絶対にこの事件を、この事件を解決してみせる。

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