祭りの後の夢の跡

祇園祭の宵々山には足を運んだことがありますが、夜店が撤収をし始めたあとの空気はどこか味わい深いものがあります。そんな寂寥感と恋人への申し訳なさと、それでいていつもとは違う非日常の残った空間をまだ共有できる喜びを繊細に描いた印象に残るお話です。願わくばこの二人にとってこの夜が幸せなものでありますように。

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