第11話 ヘルムート湾強襲海戦 下
『全艦、突撃隊形作レ』───────1918年4月5日 第2艦隊旗艦・重巡洋艦浅間
─1918年 4月5日 ナキヤ海海上 FNS[荒波]
「さあ、教官、お手並みを拝見です。」
双眼鏡を覗き込んだシャナは、師であるネボガトフの射撃を待った。
「準備完了次第打て!」
ネボガトフ艦長が叫ぶ。指示された命令が、電流のように艦内に浸透していく。浅間の砲術長の手元に、マンパワーと測距システムから算出されたデータが伝達された。
「距離26030、主砲射撃準備よし!」
と、データを確認した方位盤射手が叫んだ。データに自信があるらしい。いつでもこい、といった調子だ。
砲術長はニヤリと口元を歪めた。既にネボガトフ艦長から射撃許可は出ている。ようし、見てろよファシストども。
彼は決意を込めた声で叫んだ。
「主砲発射!」
方位盤射手がトリガーを絞る。
一瞬後、6門の砲身から100kgを超える砲弾が、白色の閃光を纏って飛び出した。
「敵重巡、主砲発射!」
タスクグループ3と名付けられた分艦隊で、人民帝国の護衛艦、駆逐艦フォルバンの見張り員が叫んだ。艦長のヘンリー中佐は、何か悪いものを噛んだように苦い顔を浮かべながら、
「くそぉ…好き勝手やりやがる。」
と呻いた。
団子のように連なる重巡4隻のうち、旗艦と思われる1隻が、その単装砲から煙を吐き出していた。ヘンリーはあの艦隊の妨害を命じられていた。
ヘンリーは思った。ええい、目標が遠い。しかも駆逐艦どもが護衛してやがる。やれることをやるしかない。
「最大戦速!煙幕展開!主砲発射始め、雷撃戦用意!突撃だッ!」
勇猛な彼は、エネルギーを感じさせる声で命令を放った。
野に放たれた馬のように、駆逐艦フォルバンは船体を震わせる。艦首の124ミリ砲から射撃を開始しつつ、敵艦隊に向けて突撃を開始した。僚艦の2隻も、フォルバンに遅れじと突撃に続いた。
タスクグループ3の旗艦、翼竜母艦サヴァージの艦橋にいたクリブスモン・アルザー少将は、
「畜生、また撃ちやがった。」
と呻いた。だが、徹甲弾なら穴が開くだけだ。機関室や艦橋がやられなければ、何とか泳がずに済むかもしれない…。
それがただの願望でしかないことは、火を見るより明らかであった。
双眼鏡のレンズの中に、敵竜母の辺りで地獄の業火の爆炎が煌めく様子が見えた。
「な、なんだって…?」
シャナは思わず声をあげた。
浅間の砲弾は、秘密兵器だった。人民帝国のそれが翼竜であるとすれば、連邦のそれは砲術だった。
「ふふふふ。」
ネボガトフ艦長は、ようやく満足気な声を漏らした。
航空戦力の黎明期であるこの時期、航空戦力の先駆けと言えるサヴァージ級翼竜母艦の甲板には、装甲というものは貼られていない。
ネボガトフ艦長は第一斉射の後に、それに気付いた。
甲板に装甲がなければ、分厚い鉄板の装甲を貫いた後に信管が作動するようになっている徹甲弾は役に立たない。
それならば、この場合、ハリボテの城を貫く大砲よりも、ハリボテを燃やし尽くす火矢の方が効果的だ。
彼が使用した砲弾は、20センチ砲弾にとっての火矢、榴弾だった。榴弾とは、砲弾の中身に火薬をたんまり詰め込んだもので、貫徹力が低い代わりに爆発力が高い。
だが、ネボガトフ艦長の放った榴弾は、ただの榴弾ではなかった。
クリブストン・アルザーの人生は、瞬時にして終了した。
浅間の発射した榴弾のうち、翼竜母艦サヴァージに直撃したものは2発だけであった。
だが、2発で十分だった。1発は船の側面に当たった。不運にも、艦橋の近くだった。
クリブストン・アルザーが、叫びをあげる間もなく、意思のない肉塊と化したのはこの時である。
そして、一瞬遅れて艦内にめり込んだもう1発が炸裂、爆炎が艦内を覆い尽くした時、翼竜の陸用爆弾が誘爆を起こした。
誘爆の結果、内部の圧力が異常に高まったサヴァージは、窯の中でパンが膨らむように内部から膨らんだ。
次の瞬間、そのエネルギーは最も抵抗の少ない部分、格納庫内部の甲板を通って外に噴出した。
その衝撃によって、サヴァージの飛行甲板と業火に焼かれた艦橋は、艦体から引き剥がされてナキヤ海の空高く放り出された。
タスクグループ3の指揮官は、泳ぐことも叶わなかった。
「榴弾───リッダイト弾か!」
駆逐艦荒波の指揮所で、シャナ・カウリバルス砲術長が声をあげた。
そうか、考えてみれば当然だ。
あの大型艦は装甲が全く無かったに違いない。ならば徹甲弾は突き抜けるだけだ。だったら広範囲を破壊し火災を起こさせる榴弾が最高だ。
それに…あの射程の短いリッダイト弾をあそこまで届かせるとは…。さすが砲術の天才だ。
リッダイト弾とは、連邦の秘密兵器である。砲弾に増幅魔法を掛ける事でその威力を増やすという狙いがある。もちろんその力と引き換えでデメリットもあるが、魔法使いを積極的に雇用した連邦独自の技術だった。
戦闘の行方に夢中で、増幅魔法が掛けられたことを示す白色の閃光を、シャナは気づかなかったのだ。
荒波の艦長、グレゴリオはシャナに言った。
「なるほど、こいつは見物だな。」
グレゴリオは先程まで不信感とも言える感情を第2艦隊司令部に持っていたが、それは雲散霧消していた。
見張り員が、敵駆逐艦と翼竜の接近を報じた。
荒波は、対空・対艦戦闘態勢に入った。重巡艦隊が安心して射撃を行えるように。
「タスクグループ3の連中はどうしたんだ!」
第1特務艦隊の指揮官、トーマス・アブレイユは喚いた。定時連絡が先ほどから途絶えていたのだ。
「連邦の奴ら、やりやがった。」
浅間の射撃を見て、後続の重巡洋艦日向、松本、
サヴァージ被弾から10分後、タスクグループ3の主力である2隻の翼竜母艦は、その全艦が炎上し沈没しかけていた。その惨状は、まるで内戦の英雄である『爆炎の魔法使い』の魔法を想起させた。
「臨機応変…か。」
シャナは自身の戦闘に入る直前、呟いていた。連邦の誇る砲術の天才を、シャナは改めて敬服した。
軽巡洋艦たちは立ち向かってくる駆逐艦を狙い、第二水雷戦隊の各艦は訓練した通りワイバーン撃墜の任務に就いた。
空に黒煙が舞う。命中による戦果こそ多くなかったものの、榴散弾の弾幕はワイバーンの攻撃隊の進路と連携を乱れさせた。
「面舵30!」
グレゴリオ艦長が命令する。全砲身を翼竜に向けるために進路を変えたのだ。
重巡たちに向けるはずだった爆弾を、ワイバーンが思わずひとつ手放した。
勿論それらはシャナたちには当たらない。遠くで水柱が立った。
「3番主砲塔!落ち着け、よく狙え!」
シャナが指示する。奮起したかのように、後部の3番主砲から飛び出した榴散弾はワイバーンに命中した。空中で炸裂し、金属の破片がワイバーンを包み込む。ワイバーンが抱えた爆弾が誘爆した。近くに死体が落下してくる。
シャナは衝撃から思わず帽子を抑えた。
シャナたちはワイバーンの攻撃隊を凌いだ。生き残った攻撃隊は、帰る家である翼竜母艦を失って北方の人民帝国の領土の方へと飛んで行った。
シャナはジロリと歯を見せると、腰に据えた直剣を撫でた。むこうはどうなってるかな…。
シャナは後ろの方を見た。荒波も本格的に敵駆逐艦と対決しようとしていた。軽巡洋艦と第2水雷戦隊の一部の駆逐艦は、戦果を上げていた。
僚艦と共に突撃してきた駆逐艦フォルバン。彼女は孤立無援だった。
全艦とも、連邦艦艇と交戦しており、無数の命中弾によってスクラップと化していた。
フォルバンもその例外ではない。
艦橋、銃座、煙突全てが破壊されていた。
ヘンリー艦長も傷ついている。連邦の駆逐艦より放たれた砲弾が、マストを吹き飛ばした時に艦橋も被害を受け、肩に破片を受けていたのだ。死んでいてもおかしくない傷だ。
だが、運命のイタズラか、神の導きか、全身血塗れになりながらも駆逐艦の全速力による向かい風と向かい合っている。
周囲は酷い有様だった。
天蓋は吹き飛び、指揮装置は伝声管一本を除いて壊れていた。どす黒い血液が凝固している床には、ヘンリーが嫌っていた政治将校の右腕が転がっていた。
主砲の第3斉射が、敵駆逐艦に命中した。
敵艦は、左舷側から放たれた10センチ砲弾の直撃を受けて、中央部が吹き飛ばされた。もはやただのイカダと化しており、ただ浮いているだけとなった。
戦果を確認したグレゴリオ艦長は、
「今の砲撃、上手かったぞ。」
とシャナに伝えた。グレゴリオが砲術畑の人間であるためその言葉の重さはシャナにも伝わった。
「ありがとうございます。」
シャナが礼を言った。
「敵ワイバーンはどうだ?」
とさらにグレゴリオが見張り員に対して続ける。
「ワイバーンは、北方に退避中。」
という報告が帰ってきた。
グレゴリオは周囲の海面を注意深く視線を走らせた。海面は燃える敵艦から吐き出される黒煙や煙幕などで視界が悪くなっていた。
彼は思った。北に逃げたか。そちらにもワイバーンの母艦があるのか。
だが、北方にさらにワイバーンの母艦があったとしても、しばらくの間は脅威にならない。この視界状況で空襲は不可能だろう。
「本当に良かったのでしょうか?」
シャナがグレゴリオに尋ねた。
「私の魔法でここいらの煙は吹き飛ばせますよ。」
シャナの持つ軍刀は、魔法が掛けられており、風を発生させる事が出来た。
だが、それは許可しなかった。
「こいつらの煙幕は厄介だが、逆にワイバーンから俺たちを守るカーテンにもなってる。これ以上主力艦隊に被害が出ても困るだろう。」
実際、重巡艦隊には多少の被害が出ていた。
グレゴリオは一息ついた。彼は新米艦長だが、十分にその任務をこなしていた。
息つく間もなく、見張り員からの報告がグレゴリオの脳内を支配した。
「左45度方向、煙幕内より駆逐艦1隻に重巡2隻!距離およそ7000!」
「面舵一杯!照尺次第、直ぐに撃て!」
グレゴリオはそう叫びながら伝えられた方向を見た。重巡め、どこに隠れていた。上手いこと煙幕に隠れていたのか。
荒波から敵までの距離は7000だが、グレゴリオとシャナは敵の狙いに気付いた。
「奴ら、浅間にぶち当てる気だ!」
シャナとグレゴリオは同時に声をあげた。
シャナが狙いを定める前に、それは起きた。
「各主砲、射撃準備を為せ!」
「──雷撃戦よう…」
雷撃戦の命令を命じる前に、シャナの瞳に異変が映った。
敵の砲弾が、前を走る軽巡洋艦アリョーシャの艦尾付近にぶち当たり、黒煙をあげて減速し始めたのだ。
「クソッ!」
グレゴリオ艦長が転舵命令を出してぶつからないようにそれをかわした。
「雷撃戦用意!」
シャナがギリッと歯を食いしばる。ここで潰さないと、連中が重巡艦隊に魚雷を仕掛けてくるだろう。その前に、わたしたちが潰さなければ…。
荒波と後続の駆逐艦・綾波から合計8本の魚雷が放たれた。さらに後続の駆逐艦たちは砲撃を続行していた。
ヘンリーの乗る駆逐艦フォルバンは魚雷に当たってしまった。地面の盛り上がる感覚を満足に味わう前に、彼の身体は空中に放り出された。彼は自分の意識が途切れる前に、駆逐艦とその後ろに朧げに浮かぶ巡洋艦の閃光が煌めく様を見た。彼は、軍人としての自分の人生を思い返しながら、死んだ。
駆逐艦フォルバン以外にも、重巡1隻が魚雷を喰らった。船体が傾き、勢いよく突撃していた戦列から落伍していく。
そこへ大量の砲弾が降り注いだ。連邦の重巡艦隊も、勇猛なる人民帝国の艦隊に対して惜しみない暴力を振るっていたのだ。
だが最後の1隻の重巡だけは、その突撃をやめない。その重巡はついに、荒波との距離を至近にまで詰めていた。その距離はもはや3000もない。ボロボロの砲弾直撃の痕も、副砲を操る士官の顔も、シャナからははっきりと見えた。荒波共々道連れにするつもりらしい。
「主砲、どうした!」
浅間の艦橋でネボガトフが叫んだ。
「今撃てば荒波にも当たりかねません!」
「大丈夫だ、砲術長!リッダイト弾を装填させろ。」
「無茶です!」
砲術の天才、ネボガトフは反対を押し切って発射させた。放たれた20センチ砲弾は3発。白色の閃光を纏って長い砲弾が突進していく。そして、その全てが敵重巡に命中した。
その砲弾は装甲深く突き刺さった。そして船の内部で爆発を起こした。この程度の命中であれば、
だがみるみるうちに敵艦が沈んでいく。増幅魔法の掛けられたそれは、ただの重巡の20センチ主砲の徹甲弾の威力ではなかったのだ。
シャナはすぐ傍を通った轟音に鳥肌を立てつつ、砲弾を放った方を見た。
もちろん、その人の顔は見えなかったが、内心恐ろしい物を感じた。
浅間の艦橋で、ネボガトフ艦長は戦果に笑顔を浮かべていたのだった。
─1918年 4月5日 ヘルムート湾 IMN[キンケード]
第1特務艦隊の指揮官、トーマス・アブレイユは混乱していた。
いったい、何が起きたんだ?タスクグループ3が壊滅した後、タスクグループ2が敵艦隊に襲撃され撤退。総数で見れば数の有利は我々にあったはずだ。だが我が艦隊の巡洋艦は次々に魚雷にやられ、駆逐艦もその数が半分になっている。
彼は呆然とした。
奴らは本当に重巡の艦隊なのか?実は35センチ砲を積んだ戦艦ではないだろうな?
彼の乗る巡洋戦艦キンケードは、旧式だったが強力な砲撃能力でこの戦場へと出ていた。だが、戦艦が沈まないという古ぼけた考えを、アブレイユは持っていた。
そんな考え事に浸る彼に、運命は残酷だった。
英雄的活躍を見せる連邦国防軍第2艦隊だったが、その被害は生易しいものではなかった。
例えば重巡松本は、後部に命中弾を喰らって火災が発生、前部の主砲以外の攻撃能力を喪失した。
さらに軽巡洋艦アリョーシャは最初の戦闘で舵機の故障で戦線を離脱、他の軽巡洋艦2隻も、決死の魚雷攻撃の際に猛烈な攻撃を受けて戦闘不能となっていた。
第2水雷戦隊も、駆逐艦荒波を除く駆逐艦がそれぞれ大小被害を被っている。
しかしなお、このような出血を続けながらも艦隊は、突撃を続ける。
彼らは亡国の危機において、職務を全うすることだけを考えていた。
─1918年 4月5日 ヘルムート湾 FNS[浅間]
第3戦隊の重巡たちは、突撃を続けている。もはや組織としてのまとまりを、敵は失いつつある。
次の敵は、ハインライン級巡洋戦艦2隻だ。第2艦隊の周りに、水柱が林立する。ネボガトフ艦長はそんなことにもお構い無しだ。
日向より通信!と報告が飛んできた。
「ワレ、敵一番艦ニ対シ艦隊統制砲撃戦闘ヲ希望ス。です!」
ネボガトフは微笑んだ。
「いいだろう、返信。了解、敵一番艦ニ照尺セヨ。我ラ海軍砲術ノ
浅間から電報が届くと、各艦が旗旈信号にてOKを意味する旗を半分あげた。
各艦は、こしゃくな敵巡洋戦艦キンケードに照準を合わせた。キンケードは、対地支援を想定していた為に徹甲弾の在庫がわずかしかなかった。故に榴弾でこの戦闘を進行していた。
白色の閃光が走り、海が鳴動する。
巡洋戦艦キンケードには、4隻から放たれた砲弾の半分以上が命中した。旧式とは言え巡洋戦艦に対して、あまりに過剰と言える戦果を叩き出していた。
増幅魔法の掛けられたそれをモロに喰らったキンケードは、弾薬庫の誘爆と思われる恐ろしい爆発を起こして艦が真っ二つに折れて轟沈した。
5分後、重巡艦隊がまた火を吹いた時、最後の巡洋戦艦は沈没した。
ネボガトフ艦長にとって、もはや邪魔する者はいない。残党勢力は北方の故郷へと逃げ帰るか、沈没させられたのだから。唯一の心残りと言えば、翼竜母艦を取り逃したことだ。存外に、足が早かったのだ。
「左10度敵船団!湾内を埋めつくしています!」
見張り員の声が響いた。感情的になっている。
「そうか。」
「第2艦隊に命令。艦砲射撃を開始。海岸から5キロ以内全てを砲撃せよ。敵の上陸した部隊、補給品を全て吹きとばせ。」
「宜候。」
主砲が鎌首をもたげ、火を吹いた。重巡艦隊の射撃に続いて、第2水雷戦隊の駆逐艦も射撃を開始する。
先ほどまでは空に向けて打っていた榴散弾も、今は地上に向けて打っている。
人民帝国軍は揚陸したばかりの部隊を燃やされ、部隊は小隊単位で吹き飛んでいった。
まさに地獄と言えるこの光景は、後に『ヘルムート湾の虐殺』と呼ばれ戦史に刻まれた。
だが、これで戦争の熱が収まるわけがない。シャナもミコも、これから更に熾烈な戦火へと巻き込まれることとなる。
─1918年 4月6日 フランブル地方 西部方面軍 第1独立機動支隊
続く。
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