第11話 これは、デートだよね 1

気づけばもう、日曜日だ。結局昨日の夜は興奮しすぎて寝れなかったし少し寝不足だな。

迎えに来てくれるって言ってたし早く準備しないと

どんな格好してくるんだろう、楽しみだ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



バッグよし!財布よし!スマホは……おっと忘れるとこだった、後は……大丈夫かな

後は悠を迎えに行くだけ!準備できてるかな?


よし!行きますか!

ふふふ、楽しみだな



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「ピンポーン」

お、来たか、

「おはよ」

「おはよう」

か、可愛すぎる!なんだこれ反則だろ、いいのか?本当にいいのか?こんなに可愛くていいのか?

おっと、取り乱しちゃった、落ち着いていかないと

「どう?」

どう?ってこれは感想を言えってことか?正直な感想を行っていいのか?いいよな……?

「可愛いよ、すごく似合ってる」

「ありがとう、可愛い……えへへ」

その顔も反則級だろ、毎日見たいよ

「行こっか!」

「うん!」



緊張する、とても緊張する、心臓がバクバク言ってる。ずっと隣に居た幼なじみなのに、振ってしまったのに。やっぱり私、悠こと好きなんだ、大好きなんだ。あの時もっと素直になれていれば、今頃はカップルになっていたんだ。まだやり直せるかな、少しくらい可能性は有るよね、こんなとこで諦めてたまるか!とにかく今は水族館を楽しもう。


「悠、もうすぐだね!」

「うん!ワクワクしてきたよ!」

「私も!ふふ、いつぶりだろうね」

「ん〜小学生?」

「そのくらいだね」


2人は口に弧を描いた



「わ〜着いたよ!見てみて水族館だよ!早く行こうよ!」

そんなに急がなくても、水族館は逃げないのに

「待ってよー」

「早く!早く!」

「わかったよ」



「わぁ〜綺麗〜」

「すっごい綺麗だ」

水族館ってこんなに綺麗だったのか、こんなに幻想的だったのか、

「見て見て、サメだよ!すごい大きいよ!」

「すごいね!かっこいい」

「うんうん!」

さすがここら辺で1番大きい水族館だ、ものすごく種類が多い、これなら何時間でも居れるな

「わぁ〜ペンギン!可愛い〜」

「ほんとだ!すごい可愛いね」

「うん!あ、飛び込んだ!」

「そうだね!」

「ねぇねぇ、イルカショーだって!」

「見に行こっか」

「うん!」


イルカショーってあれだろ、水しぶきがすごいやつだろ、大丈夫かな?


「せっかく来たんだし、1番前に座ろうよ!」

「いいのか?濡れるぞ」

「大丈夫大丈夫!」

「わかったよ」

本当に大丈夫なのか?ま、楽しそうだしいいか


「始まったよ!見て見てイルカだよ、可愛ぃー」

「すごい可愛さだな!」

「うんうん!」

「葵!」

「ん?」

「バザァーン」

手遅れか、

「濡れちゃったね!えへへ」

「うん、終わったら着替えを探そう」

「そうだね」


「あ〜楽しかった〜着替えも何とかなったし良かった〜」

「そうだな、すごい迫力だったね」

「もう、最高だったよ」

「そうだね、そろそろお腹空いたね」

「そうだね、お昼食べに行こっか」


お昼何食べよっかな

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