第四章 / されど、肉を嚥下す
第17話 虚ろな人魚の喉の肉
──ジゼや。お前さんの歌は、絶対に人前で歌ってはいけない。
育ててくれた養父の髪が、まだ黒く若々しかった頃から、ジゼはそう言い聞かされて過ごしてきた。
律儀に守り続けてきたその言いつけを破ったのは、生まれて初めての友人が出来た時。
ジゼが己の歌を初めて聴かせた友人・トーガは、左半分が焼けただれた醜い顔を穏やかに緩め、子どもらしい笑顔で肩を竦めた。
『なーんだ、良い歌じゃないか。もっと音痴なのを期待したのに』
悪戯っぽく告げるトーガ。
ジゼは気恥ずかしさから頬を赤らめる。
『お、音痴じゃない。ウェインも、俺の歌は上手だって褒めてくれるし……』
『君、パパのこと好きだなあ。家でもすっごい甘えん坊なんでしょ』
『そ、そんなことねーよっ』
『あははっ。うーん、でも、なんだろうな……。今度は、もう、少し……明るい、歌の、方が……』
『……トーガ?』
異変を感じたのは、歌が終わってしばらく経った頃のことだった。幼さすら残っていたトーガの声が突如掠れ、少しずつ低くなり始めたのだ。
トーガも違和感に気付いたのか、『なんだ、これ……なんか、変だ……』と濁った低い声をこぼす。
『と、トーガ? どうしたんだ?』
『おか、しい……喉が……』
『喉……? お、おい、本当に大丈夫か!?』
『み、ず……水を、ちょうだい……喉が、渇いて、焼けそう……』
『み、水だな!? ちょっと待ってろ!』
苦しそうに喉元を押さえ、どんどん低まっていくトーガの声。ただ事ではないと危ぶんだジゼは慌ててその場を離れた。
程なくして本来の目的地であった湖にたどり着き、水面に革袋を突っ込んで汲み上げる。即座に踵を返した彼は、水の入った革袋を手に、元いた場所へと駆け戻った。
『トーガ! 水を──』
しかし、元の場所に戻った時、そこに居たのはジゼの知るトーガではなかった。
最初に視界に入ったのは、長く伸びた細い白髪。しわくちゃに萎びてたるんだ皮膚。そして、やせ細った体。
元々黒かった髪やあどけない少年の面影など一切なく、ぎょろぎょろと動く濁った眼球が、食い入るようにジゼを見つめている。
口まわりには白い髭が生え、肌には斑点状のシミが増えて、歯のほとんども抜け落ちていた。
その姿は、どう見ても見知らぬ老人だ。
震えながらこちらを見る、骨と皮さながらの老いぼれ。
だが、顔の半分はトーガと同じく焼けただれており──目の前の彼が、トーガと同一人物なのだと、暗に物語っている。
『……トー……ガ……?』
腰が抜け、ジゼはその場にへたり込んだ。
困惑と畏怖が入り混じり、頭の中に様々な思考が乱れ飛ぶ。
なんだこれは。どうなっているんだ。
何が起こっているのかわからない。
愕然と座り込むジゼの視線の先で、老いたトーガは怯えるように顔を青ざめ──
やがて、震える手でジゼを指さした。
『……化け物……』
しわがれたその声は、きっと、一生忘れることなどできないだろう。
──バシャアンッ!!
「……っ!」
悪夢の続きを遮るように、冷水を浴びせられたジゼの意識は瞬時に覚醒した。
ぽたり、ぽたり、長い髪から落ちる水滴。
朧気な狭い視界が殺風景な部屋の情景を認識し始めた頃、「おっはよ〜ございまぁす」と至近距離からは男の声が投げかけられる。
「どーもどーも、お加減いかがですかァ?
古代人──そう呼ばれて、瞬時に記憶が蘇った。
そうだ、自分は捕まったのだ。
クロウム騎士団らしき二人組に。
「ん……っ、ふ……!」
「あ、ごめんね〜。舌噛み切られちゃ困るからさあ、ちょいと口塞がせてもらってまぁす。俺の名前はサリってぇの。よろしく〜」
「んん……!」
「くく、何か言いたげだねえ。まあまあ、落ち着いてよ。あとで色々喋らせてやるからさ、慌てんなって」
へらりと笑うサリ。椅子に座るジゼの手足は縛られ、口には
更には
やはり、自分はクロウム騎士団に捕まっているらしい。
状況を冷静に紐解き、ジゼはじわりと汗を滲ませた。
(くそ、動けねえ……ここはどこだ、王都の牢獄の中か? エメリナは? 無事なんだろうな?)
仮面のせいで狭まっている視界の中、姿の見えない人魚を探す。するとサリは彼の考えを見抜いたらしく、「可愛い人魚姫なら、アンタの足元にいるけど〜?」と楽しげに喉を鳴らした。
ハッと目を見開いて足元を見下ろせば、同じように手を縛られて猿轡を噛まされたエメリナが、複数の火傷を負った状態で冷たい床に転がっている。
「んむ……っ!」
「いやー、悪いねえ。そいつ暴れるから怪我増やしちまってさァ。でも面白かったぜ? 火傷して何か叫んでんのに、声は聞こえねえの。無言で叫んでるってのが滑稽で笑えるもんだから、ついたくさんお触りしちゃった〜」
「……っ!」
「あははっ、そんな怖い顔すんなよ〜悪かったって。人魚も舌噛んで死なねーように、どうせ喋らねーのに口塞いであげたんだぜ? 優しい配慮だろ? やっぱ魚は活きがよくないとな」
不気味に上がる口角。倒れているエメリナは虚ろな目でジゼを見上げ、明らかに弱っている様子だった。
思わず頭に血が上るが、現在、ジゼは着ていた服を剥ぎ取られて薄い布のズボンのみを履かされている状態。ここで怒りに任せて暴れてしまえば、椅子ごと倒れて足元にいるエメリナに接触しかねない。
縛られている状態で倒れてしまうと立ち上がることも困難だ。
下手すれば彼女を下敷きにしたまま、身動きが取れなくなってジゼの体温で焼き殺してしまう。
(チッ、コイツ……! 俺が暴れられないようにエメリナを痛めつけて、足元に転がしやがったのか……!)
姑息な手段に歯噛みしようとするも、それすら猿轡に阻まれ、ジゼは眉根を寄せてサリを睨む。対する彼は平然とビスケットを噛み砕き、「えー、それではぁ」と何らかの資料を手に取った。
「今からいくつか確認事項を読み上げるのでぇ、イエスかノーかでお答えくださーい。イエスなら頷いてもらって、ノーなら首振って貰えりゃ結構でーす。じゃ、まず身元の確認から」
「……」
「本名はジゼ=カイエル。大陸の東部出身。出生の詳細は不明、養父であるウェイン=カイエルによって育てられた。養子縁組の手続きをした記録が残っている日付けは──……ワーォ、驚きの
資料を読み上げ、「合ってる?」と問いかけるサリ。ジゼは肯定も否定もせず、ただ黙って彼を睨んだ。
しかし直後、サリの拳がジゼの左頬を殴打する。「うぐ……っ」と苦鳴が漏れ、鈍い音と共に傾く椅子。
軸がぶれてバランスが崩れそうになるものの、ジゼは素早く体勢を戻し、エメリナと接触してしまう危険を回避した。
「ん、ぐっ……ふ……!」
「お、よく耐えたじゃん。そうそう、言い忘れてたけど何も答えなかったら勝手に暴力振るうんでよろしく〜。倒れたら人魚を押し潰した挙げ句焼き殺しちまうぜ、いつまで倒れずに耐えられっかな〜」
「……ふ……っ、ふ……!」
「それじゃ、もう一回聞こうかぁ。アンタの身元の確認、これで合ってますか〜?」
パキリ、指の関節を鳴らし、再度問いかけるサリ。弧を描く口元は人をいたぶることに何のためらいもなく、まるで悪魔さながらだ。
ジゼは苦く表情を歪めたが、やがて観念して顎を引いた。サリは資料を捲り、「ふーん」と呟く。
「マジでアンタが古代人の生き残りってわけ? パッと見、ただのガキにしか見えねーけど、確かに古くせー髪型と時代遅れの旅装束着てるもんなァ? 見た目は若くても、感性はジジイってわけだ」
「……」
「〝何で素性がバレたんだ〟って顔してんな? くくっ、悪いねえ。俺の上司がさ、魔力探知っつう時代錯誤の能力持ってんだわ。アンタが馬泥棒との接触で残した魔力を追ってきたら、盗まれてた馬と同じ個体を見つけたから、餌にして待ち伏せしといたってわけ」
サリは簡略的に説明し、「ま、アンタを足止めする餌のつもりが、狼の餌になっちまったけどな」と爽やかに付け加える。
握りこんだ手に爪が食い込む中、サリはジゼとエメリナに一歩近付き、その場に屈んで頬杖をついた。
「それにしても、古代人の生き残りが実在しただけでもびっくりだってのに、人魚の生き残りまでセットとはマジでビビったわァ。何だアンタら、死に損なった生き残り同士で孤独の舐め合いでもしてたのか? 健気だねぇ」
「……っ」
「あは、いいじゃんその反抗的な目。……なあ、アンタってさあ、不老不死なんだろ? ──人魚を食ったおかげで」
サリは眼球をぎょろりと動かし、ジゼの首を掴んで顔を近付ける。喉元に指を押し込まれ、ジゼはひゅっと息を呑んだ。
サリの眼には恐怖心など微塵もない。
あるのは無垢な好奇心と、狂気的なまでに伝わる何らかの〝期待〟だけ。
やがて何を思ったのか、彼はジゼの猿轡の留め具を外し、被せられていた
「かはっ……!」
「なあ、足元の人魚姫サマ、どう思う? アンタとずっと一緒にいた男は、アンタの同族を食い殺して永遠の命を手に入れた、とんでもない男らしいんだけど」
ジゼの首を締め付け、楽しげに語るサリ。
エメリナはその言葉を耳で拾い、困惑した表情で力無くジゼを見上げた。
──ちがう。
ジゼは歯を食いしばり、サリの発言に抗う。
「う、ぐ……っ、違……う、俺は……っ!」
「くくくっ、何が違うんだよ。アンタは四百年以上も生きてる不老不死なんだろ? 迷信通りなら、つまり人魚の喉の肉を食ったってことだ」
「違うッ……ふざけんな!! 俺は、人魚を食ったことなんて、一度もない……!」
「じゃあ何で四百年も生きてる? ほーら、足元の大事なお姫様の前で正直に言ってみろよ。遠い昔に人魚を食い殺して、永遠の命を手に入れたんだろ? ワーオ、それは怖い! きっと大事な〝エメリナ〟のことも食い殺す!」
「……っ、違、う……! 俺は……っ」
強張って硬直するエメリナと視線が交わり、ジゼは歯を食いしばる。
刹那、脳裏に聞き覚えのある声が過ぎった。
『──ねえ、歌ってよ』
ぞわり、耳元で囁いた何か。
ジゼの背にまとわりつくそれは、まるで亡霊。
無数の手が体の内側を這うかのような錯覚に、彼は顔を青ざめた。
『どうして歌わないの? 僕には歌ってくれたのに』
『歌えばいいよ。君の歌はとっても上手だ。僕が保証する』
『こいつは君の歌の力なんてなーんにも知らないよ』
『だから、ほら、自信を持って』
見えない誰かの小さな手。
背後からジゼの喉元をつうとなぞり、けれど、その手は徐々に老いて萎びていく。
やめろ。
血の気を失い、ジゼは唇を噛み締めた。
『ねえ、歌ってよ』
いやだ。
『今歌えば、こいつを殺せるんだよ』
やめろ。
『君が僕のことを殺したみたいに』
「──黙れ、トーガァ!!」
まとわりつく老いた手の幻影を振り払い、ジゼは叫ぶ。しかし同時にサリがジゼの口内にナイフを突っ込み、舌の上に刃を当てた。
「あぁ? トーガぁ? 誰だそれ」
「……っ」
「何の幻覚見てんだか知らねーけどさァ、とっととゲロっちまえよ、どうやって不老不死の力を手に入れたのか。それともこのまま喉の肉えぐり取って、直接調べてやろーかァ? 人魚の喉と一緒に」
ひやり、舌にあてがわれた冷たいナイフの刃。一瞬取り乱しかけたジゼは正気に戻り、青ざめた額に玉のような汗のしずくを滲ませる。
そうだ、幻覚。トーガの言葉も、あの手の感覚も、すべて自分が生み出しただけの、ただの幻だ。
けれど、先ほどの言葉が鼓膜の奥に焦げ付いたまま離れない。
──ねえ、歌ってよ。
(俺が、いま、歌えば……こいつを……っ)
どく、どく。
心臓が重たく音を刻む中、ジゼは息を吸い込んだ。
だが、いざ喉を震わせようとしたその瞬間、鋭い声が彼らの鼓膜を叩く。
「──何をしているの、サリくん」
落ち着いた、されどどこか
一つしかない出入り口から階段を降りてきたのは、小柄ながらも芯のある圧をまとって部下を見つめる女騎士──エマ。
サリはたちまち頬を引きつらせ、「やべ……」とこぼして笑顔を作る。
「え、エマさ〜ん……帰ってくんの早くないっすかぁ……? 会議に出てしばらく戻ってこないはずじゃ……」
「質問に答えなさい、何をしているの? 彼の口は塞ぐように言ったはずでしょ」
「うへぇ、誤魔化せなかった……だってさあ、イエスかノーかで聞くのめんどいんすもん。直接聞く方が早ェじゃん? どーせこいつ舌噛み切っても治るんしょ?」
肩をすくめ、サリはジゼの口からナイフを引き抜こうとする。
しかし床を蹴ったエマが一瞬で距離を詰めてそれを制し、サリの手ごとナイフの柄を握り取るとジゼの口内のさらに奥深くまで刃先を挿し込んだ。
喉に触れる寸前まで刃を押し込まれたジゼは、目を見開いて息を呑む。サリも彼女の行動に驚いたのか、軽口ばかり叩いていたその口を噤んだ。
「……そういう問題じゃない。私が彼の口を塞ぐよう命じたのは、あなたの命を守るためよ、サリくん」
「……え……」
「説明したでしょう? この男は、殺人鬼……ウェイン=カイエルの能力を受け継いでいる。それはつまり──〝あの歌〟も引き継いでいるのよね? ジゼ」
冷たい視線に貫かれ、ジゼは硬直したまま瞳を揺らがせる。エメリナは会話の意味がまったくわからないのか、困惑した表情で彼らの顔を見上げていた。
そんなエメリナを一瞥し、エマは息を吸い込む。
「〝人魚の歌には魔法が宿る〟」
ぽつり、彼女が口にしたのは、古代から言い伝えられてきた伝承。
ジゼは肩を震わせて目を逸らしたが、エマは続けた。
「人魚の喉の肉を食べたって、不老不死になんかならない。あんなものは迷信よ。そうでしょう、ジゼ」
「……っ」
「……けれど、実際に不老不死の力を得たウェインは違う。彼は食べるのではなく、
「盗んだァ? はあ? どういうことっすか?」
エマの発言にサリが首を傾げる。エマは浅く息を吐き出し、青ざめるジゼを見下ろした。
「ウェインは、人魚から〝魔法の宿る歌〟を盗んだ」
「……」
「人魚の魔法というのは──聴く者の
冷静に紡がれた事実に、サリとエメリナは目を見開く。一方で、ジゼは目を逸らしたままだ。そんな中、サリは「ちょっと待った」と異議を唱える。
「それってつまり、歌を聴いたら寿命を奪われるってことですよね? いやいや、そんなんどうやって人魚から盗むんすか? だって、聴いたら寿命取られて死んじまうんでしょ? そもそも人魚の声なんて聞こえねーし」
「おそらく、楽器か何かを使って人魚から直接教わったんでしょうね。あなたもそうだったんでしょう、ジゼ。所持品に銀の竪琴があったわ。あの竪琴を使って、ウェインから教わったんじゃない? 人魚の歌を」
ジゼは何も答えない。だが、蒼白に染まる顔と噴き出す汗が、今の話がおおむね事実であることを認めているかのようだった。
エマはひとつ間を置き、続きを語る。
「約千年前……人魚から歌を盗んだウェインは、その歌を街の人々に聴かせて、多くの人間から寿命を奪った──二百年前の実際の調書に、そんな記録が残っていたわ。得た寿命は二千年分……もしくはそれ以上になるとか」
「……」
「永遠とも言える命を得た彼は、永い時を生きる中で、いつしか死を求めるようになった。……だから、あなたに魔法の歌を託したんでしょう。その魔法で、何も知らないあなたに自分の寿命を
──すまない。すまない、ジゼ。ワシを許しておくれ。
幼い頃、日課だった〝歌の時間〟。
その時間が来るたびに、ウェインはジゼを抱き締めて、その言葉を繰り返していた。
なぜ彼が謝っていたのか、当時のジゼには理解ができない。
大切に想われているのは分かっていた。
大事にされているのだと確信していた。
愛されていることも知っていた、のに。
今では、すべてを理解出来てしまう。
──ぽたり。
足元にいたエメリナの鼻の頭に、あたたかい雫が落ちた。
「ウェインにとって、あなたは愛しい息子でも、何でもなかった」
エマは落ち着いた声色で告げ、ジゼの口内に突きつけていた刃を引き抜く。些か切れて血の味が広がる中、ジゼは奥歯を噛み締め、背を丸めて俯いた。
──ジゼや、ワシにはもうお前だけだ。お前だけが、ワシの心の拠り所なんだ。
繰り返し聞いた父の言葉。
ジゼにとっても、ウェインだけが心の拠り所だった。
気が遠くなるほど長い人生で、唯一、自分を愛してくれた人だと思っていた。
けれど、そうじゃなかった。
「……ウェインが愛していたのは、あなたじゃない」
残酷な真実を明言し、エマはジゼを見下ろす。
これから何を言われるのか、ジゼも、もう分かっていた。
「彼が愛していたのは、自分の寿命を奪うことができる、
ぽたり、ぽたり。
耐え切れなかった涙が、頬を伝って流れていく。
ホロウメロウの語源は、本来、『
まるで自分のようだ。
人魚にも、人間にもなり損なった、
「う、あ……っ」
「……」
「う、あぁ……っ、うああああ……っ!!」
空っぽだった小瓶に、いつの間にか、他人の寿命を詰められて。
偽りの愛情で満たされたまま、どこへも行けない孤独を背負い、彼は今日も、人魚の肉を嚥下している。
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