第7話「原初の思い」

※重大な注意!

このお話にはR15グロ、ホラー描写

警報があります!無理な方はお話を

飛ばしてくださいね!

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~あらすじ~

女王のセルハーモニーによって遥か昔の過去に意識飛ばされた颯真は果たして、、、。

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~流星群の残滓~

颯真(意識が、、、ッ!?)

それはまるで、嵐と言わんばかりに四方八方から吹き付ける風に、、、意識が揺らぐ。

颯真(、、、ッ!!)

朦朧とする意識の中見たのは、、、そう、、夜青に流れる流星群である、、、。

颯真(これは、、、。)

女王(これが、、、全ての始まり。)

と、、、同時に嵐が止んだ。

颯真(流星群が?)

女王(あぁ、その流星群の輝きは、、、人々の視線を釘付けにしたそうだ、、、。)

颯真(一体、、、どんな、、、。)

女王(虹色だ、、、。)

颯真(虹色の、、、流星群、、、?)

女王(あぁ、その流星群にはサンドスターが含有されていたらしい、、、。)

颯真(何で流星群なんかにサンドスターが

含有されていたんだ、、、?)

女王(、、、その遥か昔、、、遠い遠い、、何処か遠くの星と、、、この星で、、、命が生まれた、、、それも同時期に。)

颯真(地球は、、、微生物だが、、、その

星って、、、まさか、、、?)

女王(そう、、、セルリアンだ、、、

セルリアンは水や食料を必要としなかった。必要なのは、サンドスターと無機物だけで、

人間の様に生きられたのだ、、、。)

颯真(、、、。)

女王(しかし、、、資源は有限、、、母星の資源は、、、段々と枯渇してきた、、、更に星としての寿命も尽きてきた事が重なり、

何処か遠くの惑星に移住する事を余儀無く

された、、、。)

颯真(それが、、、あの流星群、、、。)

女王(そうだ、、、そして、、、この星で、初めてセルリアンが生まれた。)

颯真(、、、。)

女王(そのセルリアンが、、、我だ。)

颯真(女王、、、なのか、、、?)

女王(あぁ、それと同時に、人間に近い動物が生まれた、、、。)

颯真(それが、、、フレンズ、、、。)

女王(そのフレンズに、、、人間が目を

付けた、、、。)

颯真(、、、。)

女王(見知らぬ種族を見た人間は、、、研究をしたそうだ、、、血液や遺伝子、全てに

至るまで、そして人間はどうしたと思う?)

颯真(ジャパリパークを、、、開業した?)

女王(我が思う以上に人間はエゴイスト

だった様だ、、、。)

颯真(だが、、それだけが全てじゃない!)

女王(他に何があると言うのだ?)

颯真(人間だって、、、お前と同じ様な考えを持つ奴だって居る!)

女王(確かに、、、お前の考えは間違っては居ない、、、だが、それを証明出来るのか?一つの命が、全ての意思の代弁者になる事が出来ないのはお前も分かっている筈だ。)

颯真(、、、。)

女王(いや、、、お前ならば出来る筈だ。

お前には力があるのではないか?)

颯真(確かに、、、俺には conect aliveが

ある、、、一度死んだ時、、、オイナリに、託されたんだ、、、。)

女王(ほう?クリエイターで在りながら

リターニーでも在るか、、、興味深い。)

真顔から少し含み笑いをする、、、。

颯真(俺の力は、、、俺が使う、、、自分の意志で、、、皆と共に、、、。)

女王(ならば、、、何故その力を使い、、、人間と分かり合おうとしていない?、、、

当てて見せようか、、、?お前は、、、自ら可能性を閉ざしている、、、違うか?)

颯真(可能性を、、、閉ざす、、、?)

女王(その証明として、、体は覚醒しようとしている、、、瞳が単色から虹色になりかけている、、、これはクリエイターが覚醒状態

になっている証でもある、、、しかし、、、お前は無意識に覚醒を拒んでいる、、、何時覚醒してもおかしくはない状態だ。)

颯真(俺が、、、覚醒を、、、拒む?)

女王(さて、、、我からお前に一つ質問だ。何故お前は覚醒をしようとしない、、、?)

颯真(それは、、、ッ!)

女王(これは我の推測、、、いや、、、仮説だが、、、お前は力に依存している、、、

象徴たる人格に、、、違うか?)

颯真(違うッ!俺は依存なんか、、、。)

女王(ならば!今ここで覚醒して見せろ!

全ての人格を捨て、純粋なるクリエイターになって見せろッ!)

颯真(、、、ッ!)

女王(やはりお前は依存している、、、

していないなら今直ぐに、、、いや、、、

既に覚醒している筈だ、、、。)

颯真(何故覚醒に拘る、、、。)

女王(我は人間について、、、何十年、、、何百年、、、いや、、、何千年も見てきた。だが、、、お前の言う様な人間とは、、、

一度も出逢えなかった、、、つまり、、、

お前言う人間とは、只の幻想に過ぎない!

人間は醜い生き物ではないか?クリエイターのお前なら、、、分かるかのではないか?)

颯真(人は人として、、、内なる神の目で

世界を見る、、、可能性と言う名の神は、、人間にしかない、、、セルリアンのお前にはわからないかも知れない、、、だが、、、

お前が思う以上に、、、世界は広い!)

女王(ほう、、、大見得を切るか、、、。)

颯真(大見得なんか切ってない、、、俺にはきっと、、、出来る!)

女王(フハハ、、、フハハハハ、、、よくぞ言った物だ、、、では、、、我は高みの見物としよう、、、精々足掻くが良い、、、。)

颯真(ッ!?グァァァァァァッ!)

意識が、、、元に戻る、、、。

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~託された物~

颯真「ハッ!?」

気が付くと意識は戻っていた、、、。

ガチャン。

オレンジ「お待たせ!」

颯真「じゃ、コスモスの所に行くか、、。」

オレンジ「そうだね。」

二人はサバンナ地方へと歩き出す。


~道中~


颯真(それにしても、、、あれは一体、、、女王と名乗ってはいたが、、、俺に覚醒を

促してどうするつもりだったんだ、、、?)

オレンジ「ねぇ颯真、、、どうしたの?」

颯真「、、、え?いや、、、。」

オレンジ「瞳が虹色になってるけど?」

オレンジの指摘した、、、颯真の瞳色は、、女王と同じ虹色になっていた、、、。

颯真「、、、え?」

環状に連なる色は人によっては数百、数千色にも見えるそうだ、、、美術の授業に出る

様な色相環をイメージすると分かりやすい。

颯真(覚醒、、、したのか!?)

オレンジ「なんか変だよ?」

颯真「いや、、、見間違いだろ?」

瞳の色が元に戻る。

オレンジ「?そろそろサバンナ地方が見えてくる頃だと思うけど、、、。」

颯真「あれ?あいつって、、、コスモス

だよな?何してるんだ?」

オレンジ「さぁ?何をしているんだろう?」


~???戦~


コスモス「オレンジ!?」

オレンジ「やぁコスモス!君は一体何をしているんだい?刀の素振り?」

コスモス「来ちゃ駄目だ!」

颯真「!?」

その目には、、、少し、、、少しだが、、、透明なセルリアンの触手が鞭として見えた!そして、その鞭が二人に襲いかかる!

オレンジ「グハッ!」

胴体に直撃して後ろに大きく吹き飛ばされる

颯真「危なッ!?」

ギリギリの所を前宙転で避ける!

コスモス「避けた!?」

颯真「どうやら只事じゃ無い様だな!」

コスモス「君にも見えるのかい!?」

颯真「薄くだが見えた!お前は完全に

見えるのか!?」

コスモス「うん!」

颯真「どんな奴だ!」

コスモス「それが、、、その、、、。」

颯真「どんな奴だよッ!!」

コスモス「恥ずかしくて、、、言えない。」

顔を赤らめ、モジモジする、、、。

颯真(待てよ、、、女王の言った事が本当

ならば、、、ッ!)

キュイーンッ!!

コスモス「!?」

颯真(覚醒ッ!!)

コスモス(これは、、、ッ!?)

颯真の瞳は、、、虹色になって、、、体毛が

白い、、、しかし皮膚は白くない。

颯真「見えた、、、俺にも敵が見えるッ!」

コスモス「君は、、、一体、、、?」

颯真「喰らえッ!!」

その、、、双頭のセルリアンの石を、、、

砕いた、、、だが!

『クックックッ、、、クックックックッ、、それで僕達が倒せると思うのかい?』

颯真(こいつ、、、脳に直接、、、ッ!?)

『君は罠にかかったのさ!』

颯真(何、、、ッ!?)

コスモス「大丈夫!?」

颯真(体の力が、、、抜ける、、、ッ!

まただ、、、ッ!眠い、、、ッ!)

ドサッ!

コスモス「ねぇ!、、夫!?大、、!?」

颯真(声が、、、遠退いて行く、、、。)

体や瞳の色が、、、元に戻る、、、。

オレンジ「、、、ッ!?」

意識が、、、深い眠りに落ちた、、、。


以下、ホラー描写注意!


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~ナイトメア~

颯真「、、、ハッ!?」

目覚めたら(?)、如何にもホラーゲームに出てきそうな工場内に居た、、、。

颯真(な~んかホラゲに出てきそうな感じ

だな、、、さて、、、ここは夢、、、いや、悪夢か、、、そう言えば、、、この地形、、何処かで見たな、、、何処だっけ、、、?)

そう思いつつ体を起こし、辺りを確認する。

颯真(部屋が、、、1、、、2、、、3、、4、、、5つか、、、。)

どれも頑丈な鉄の扉で出来ていて開きそうに無いが、錠が付いていて手持ちの一つだけ

持っていた鍵なら開けられそうだ。

颯真(さて、、、この何故か持っていた鍵、これなら5つの扉のどれか一つなら開け

られそうだな、、、どれどれ?手当たり次第に填めてみて開いた奴から入ろうか、、。)

一つ目、、、填まらない。

颯真(そもそも鍵の大きさが違うか、、。)

二つ目、、、填まったが回らない。

颯真(型が違うか、、、。)

三つ目、、、これも填まったが回らない。

颯真(これも違うか、、、。)

四つ目、、、また填まらない。

颯真(これも大きさが違うか、、、。)

五つ目、、、鍵は填まって回った。

ガチャ。

颯真(おお!この扉か、、、。)

少し扉を開ける、、、。

ギィィィィッゴッゴッゴ、、、。

重苦しく、錆び付いた音を鳴らしながら扉はゆっくりと開いた、、、その部屋とは?


~誰かの部屋①~


颯真(なんだここ、、、自棄に綺麗だ、、、それに広い、、誰か住んでるのか、、、?)

と、、、その時!

『グスッ、グスッ、、、うぅ、、、。』

颯真(泣き声、、、誰だ、、、?)

部屋を見回して見るも、誰も居ない、、、。

颯真(誰も、、、居ないな、、、。)

泣き声が、、、近付いて来る、、、。

颯真(後ろか、、、。)

『助けて、、、うぅ、、、。』

後ろを振り向き視線を合わせて声をかける。

優しい笑顔で、、、こう、、、声をかける。

颯真「どうしたの?」

??「助けて、、、。」

颯真「何を助けて欲しいのかな?」

??「、、、父さんと、、、母さんが、、、僕を、、、叩いてくるの、、、。」

体には沢山の傷跡があった、、、。

颯真「大丈夫かい?」

??「うぅ、、、グスッ、、、。」

颯真「それで、、、君の両親、、、もとい、父さんと母さんは何処に居るんだい?」

??「あっち、、、。」

指差した先には、、、両親らしき人が居た。

母「探したのよ!さぁ、早く帰りましょ!」

父「いきなり飛び出すんだから心配したぞ?どうしたんだ?さぁ、帰るぞ!」

??「うぅ、、、。」

洋服の襟をぎゅっと掴む。

颯真「一つ聞きたい事があります、この子の傷はどの様にして付いた物なんですか?」

母「さぁ?知らないわよ。」

父「知るか!それよりさっさと返せ!」

颯真「知らない、、、ですか、、、では、

この子に何故傷が付いたか聞きました?」

母「、、、。」

父「、、、。」

この時、、、何かが切れた様に、、、

感情が爆発した、、、。

颯真「無責任な両親に、、、子供を育てる

資格等無いッ!お前らは人間の皮を被った

悪魔だッ!!こんなの、、、人間じゃない!子供に八つ当たりをして!何が両親だ!最後まで子供を育てるのが親としての責任だろ!こんなにも傷付いて、、、手も差し伸べないなんて、、、、お前ら人間じゃねぇッ!!」

母「赤の他人が、、、知ったような口

聞いてんじゃないわよッ!!」

父「綺麗事を並べて、、、それでどうにか

なる様な問題じゃない!」

颯真「それでもッ!!お前らの本音よりかは数百倍マシだ!人の気持ちも理解出来ない奴なんて、、、この世から消えて亡くなれ!」

父・母「グァァァァッ!」

その子の両親は、、、粒子になったかの様に消え去った、、、部屋に明かりが灯る、、。

颯真「もう大丈夫だ、、、もう怖くない。」

そう言い、、、抱き締めた、、、。

??「本当、、、?」

颯真「あぁ、、、。」

抱き締めるのを止め、、、傷跡を見る、、。

??「、、、。」

颯真「痛むかい?」

??「うん、、、。」

颯真「だったら兄ちゃんが治してあげよう。傷を兄ちゃんに見せて?」

??「うん、、、。」

颯真「痛いの痛いの、、、飛んで行け!」

傷跡に手を翳す、、、手から発せられた光は傷跡を癒して、、、消した、、、。

颯真「どうだい?」

??「治った、、、ありがとう、、、。」

颯真「どういたしまして。」

と、、、同時に、、、彼が、、、消える。

??「ありがとう、、、お兄ちゃん、、、

お兄ちゃんは、、、優しいね!」

その子が初めて、、、笑顔を見せた、、、。

段々と体が、、、透過していく、、、。

颯真「じゃあな、、、。」

優しい笑顔で、、、その子を見送った。

颯真(さて、、、変化は、、、!?)

部屋はすっかりと古びて、、、血が部屋中に付いていて、、、そこには、、、居る筈の

無い、、、オレンジの姿があった、、、。

颯真「オレンジ!?大丈夫か!」

オレンジ「、、、うぅ、、、颯、、、真。」

颯真「何があった!」

オレンジ「あぐ、、、あぁ、、、。」

両手首に手錠を嵌められ、四肢の全体を

見ただけでも傷だらけのオレンジは、首輪を嵌められ付近のパイプに括り付けられ、、、目が虚ろになり、口や傷跡からは血の跡が

ついていた、、、まるで奴隷である。

颯真「今治してやる、、、じっとしてろ。」

さっきやった様に手から発せられた光で、

傷跡を消して行く、、、。

オレンジ「ねぇ、、、颯真、、、。」

颯真「ん?」

オレンジ「僕達を助けにきたの?」

瞳に光が灯る、、、。

颯真「あぁ、恐らく後四つの扉にも、、、

お前の仲間が居る筈だ、、、。」

オレンジ「、、、。」

颯真「待ってろ、、、お前の仲間も後から

助けに行く、、、。」

オレンジ「わかった、、、。」

安心したのか安らかに寝息を立てて眠った。

颯真(悪夢にしては自棄に生温いな、、、

しかし、、、あと4つもあるからな、、、

ここからはSAN値との戦いだな、、、。)

サンドスターで枕と毛布を作り、オレンジを寝かせて次の部屋へと向かった、、、。

颯真(さて、、、次は誰だ、、、?)

まだ見ぬ恐怖が颯真を待っている!

次回に続くッ!!

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~後書き~

さて問題です!部屋に入った時の謎の少年。

その少年とは誰でしょうッ!!

※答えはコメント欄で、、、?


~小話と言う名の文字稼ぎ~

霊夢「スランプが治ったぁッ!やったぜ☆

FOOOOOOOOOO!Yeah!!」グギッ!!

アックビガアラヌホウコウニ、、、。

颯真「ちょっとは自重しろ、、、。」

霊夢「スマソ、、、。」

颯真「応援宜しくな!」

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