疲れた夜にまれぼし菓子店でひとごこち

会社の飲み会帰りでひどく疲れたある夜、〝わたし〟は商店街のなかに和洋菓子店を見つける。その名も『まれぼし菓子店』。
そこは日常と非日常のあいだで美味しいお菓子を食べられる、素敵でふしぎなお店なのです——

私自身、いつも仕事帰りの電車のなかで一話ずつ読ませていただいておりますが、身体を満たしていたずっしり重たいあれこれが読みおえたときにはすっかり幸せにかわっています。

文字を読むだけで頬をいっぱいにする美味しいお菓子ももちろん魅力的ですが、お店の人たち、お客さん、〝わたし〟といった、その夜のまれぼし菓子店を作る人たちのすべてがあたたかくて、読みおえたあとはちょうど〝わたし〟が手嶌さんからおみやげをもらってしまったときのような心地になります。

手嶌さん、好きです……現実にいたらぜったい好きになっちゃうよこんな素敵なひと!

あなたもぜひ、まれぼし菓子店で素敵な一夜を。
きっとまた訪れたくなること間違いなしです!

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