なんで自分がこんな目に。そう思ったことはありませんか?

過去にイジメを受けていた主人公が地獄の獄卒すら生ぬるい復讐鬼に身を落とします。
人間が思い付く限りの苦痛を与えていく様は作者が自殺してしまわないか心配になるほど具体的で過激で陰惨です。
映像化すればR-18指定どころではない人間の尊厳を破壊することに特化した外道の所業が勢ぞろいしております。
読んでいるうちに自分の心の底に沈めた仄暗い感情が目覚めるのを感じ、過去に起こった理不尽を思い出すと同時に殺意が芽生えてきます。
その殺意を主人公が自分の代わりに料理してくれ、味わうことができる作品です。
感動を味わうという言葉がありますが、私はこの作品で始めて殺意を味わうという経験をして驚いております。
これを見ている貴方も自分の心にある黒い部分をぜひ味わってみてください。