第4話温泉旅館

 はぁ… いい湯だぁ…

この感じたまらないなぁ…


「ふぅー気持ちいいー!

やっぱ日本人はお風呂だよなぁー」


ふぅー


ボクが露天風呂を堪能してると、庭に出る引き戸の音が聞こえてくる


カラカラカラ…


へ?まさか?

そこにはバスタオルを巻いた彼女がいた。



「ち・ちょっと、な・何で入ってくるんですか☆υる」


「新川さんと一緒に入りたかったから…ダメですか?」


「だ・ダメに決まってます!早く出てくらしゃい!」


何を考えてるのこの子!ボク男だよ!

わかってるの?き・綺麗な裸…


「…☆υ!は!」


「うふふ♪新川さん動揺してる♪何もしないから、ダメ?」


「ら・らめれす!はっ!だ・だ・ダメですから早くって…

へ!な・何入ってくるんですかぁ…

しかもタオルとってるし…

は・裸がぁ…」


 ボクはあわてて露天風呂から脱出しょうと立ち上がり、湯船から出て行こうとすると、彼女がボクの腕をつかみ、引っ張る


「ダメーー!」


ぐい!


「えーーー!」


 ドッポーン!


 彼女はあわててボクを抱きあげる


「新川さん!ごめんなさい!」


 はぁはぁ…ヤバいドキドキが止まらない!

し・ずまれボクのジュニア…


「い・いえ、だ・大丈夫です。」


 目の前には彼女の綺麗な肌が…

お胸様も・・ボクはあまりの美しさに見とれてしまっていた。


ハッ!ダメだ見たらよけい心臓が…ヤバい!ボクのジュニアが大きくなってる。

ヤバいこんなの見られたら…

理性が…


バクバクバク


九条さんがボクと一緒に入りたい理由を話してくる。

その気持ちにボクは正直に答える


「私、今まで男の人と一緒にお風呂なんて入ったことないの…

男の人って女性の裸が好きって言うし、助けてもらったお礼したくて、それで…

でも今の行動は、私の素直な気持ちなの…

新川さんと入りたい、お風呂でゆったりしながら、新川さんとお話ししたいって思って…

ダメですか?」


「わ・わかりました。一緒にはいりましょ!

ボクも男ですから、女性の裸は嫌いじゃないです。

特に九条さんはスタイルもいいし綺麗な人だから、ドキドキがとまりません。

ですから、あまりボクに接近しないで下さい…

理性がエッチな事をボソボソ…」


 彼女は嬉しそうにしてボクを強く抱きしめてくる


「九条さん、ダメです、抱きしめられるとお胸様があたって・・気持ちが・・

ボクのアソコがゴニョニョ…

え!手が触れてますダメ!

大きくなる・・ヤバいから離れて!」


ドキドキ


「あ!こんなに大きくなってる…嬉しい…

私の身体を見て…こうすれば…」


ヤバい!気持ちよすぎる…これ以上されると理性が…


「九条さん落ちついて…」


「あ!ごめんなさい!私気持ちが抑えられなくて…」




 彼女はボクを離してくれたけど、そのままボクを抱きしめキスをしてくる。


ボクもその気持ちに応え抱きしめ、キスを受け入れる。


ブチユー

レロレロ


「はぁー新川さんありがとう

なんか不安がなくなっていく…」


ブチユー


ダメだこのままキスされ続けると押し倒してしまう…

収まれボクのドキドキ、鎮まれボクのジュニア…

はぁはぁ


ボクは身体を離すと九条さんに話しかける


「く・九条さん!このままながされたらダメだよ!

ゆったり話しするんでしょ?

落ちつこう…ボクもこれ以上は理性が抑えられなくなる」


「あ!ごめんなさい!そうですね…

私もっと新川さんのことを知りたいの、ダメですか?」


「まぁ確かにストーカーに合ってる人ですから、素性って気になりますよね、

 いいですよ」


「違うの!そう言うことじゃなくて…

新川さんのことが素直に知りたい気持ちなの…

新川さんは恋人っていますか?

どんな女性が好みですか?

身長の大きい女性は嫌いですか?

すきな…」


「ち・ちょっと待って!

ボクのことちゃんと話しますから、それより風呂から上がりませんか?

ちょっとのぼせて来たみたいで…」


ボクは急いで立ち上がった瞬間


あ!

ぐらっ


ヤバい…


ドッパン

ブクブク……


「新川さん……」


 あれ?ここはベッド?浴衣着てる?頭に冷たいタオル当てられている…?


「はい!食事おわったらフロントに連絡入れます。」


 彼女の声だ…あそっか!

ボク風呂でのぼせて…ここにいると言うことは、彼女が運んでくれたんだ。

お礼言わないといけないな…

これからのこと、彼女と話さないといけないな…


「新川さん目が覚めたのね、よかった、朝食が運ばれて来たから…

大丈夫?もう少し落ち着いてからにする?」


「いえ、大丈夫です。お腹すいてるしいきましょう」


 クラッ…


また倒れそうになると彼女が抱き止めてくれる…

はぁ…これって男女逆だよな、なんか恥ずかしいな


 食事が並べられた部屋に入って彼女と向かい合って座り、彼女が茶碗にご飯をよそっていく、この感じいいなぁ


「はい新川さん♪」


「ありがとう九条さん」


「「頂きます♪」」


 二人で朝食を食べていく、こんなに楽しく食事するのって、あったかな…


そうだこれからの事、確認しておかないと


「九条さん、これこらなんだけど、ここから湯布院に行く予定だけどいいですか?」


「私は全て新川さんに合わせます。泊まる場所の部屋もできれば一緒でお願いします。」


「わかりました。で、これこらボクが帰るまで仮の恋人と言う設定でいいですか?」


「うん♪それでいいです。それとお願いあるの、携帯番号とチャットアプリのLI○Eを教えてほしいの」


「そうだね、何かあったら連絡取れないし、はい!これボクの番号とLI○EのIDです」


 彼女は嬉しそうに自分の携帯を取り出し登録してる。

登録もおわり彼女は食事をしながら突然思い出したように叫ぶ


「あ!新川さん、私が聞いてたこと答えて下さい!」


「聞いてたこと?あぁ風呂での…

わかりました。まずボクはこの容姿です。恋人はいません!

女性によく利用されて遊ばれたことはあるけどねアハハ… 

いろいろあったから…

もうあんな思いはこりごり 

だから好みも身長の大きい女性も、好きとか嫌いとかないです。女性は暫くいいかな…」


「そうですかぁ…」


 彼女は落ち込んで下を向いてる


「はぁ…心配しなくてもちゃんと恋人のふりはしますよ!

仮なんですから、それにボク九条さんのこと嫌いじゃないですから」


 彼女はがばっと前を向きボクを見つめてくる…


「嬉しい…ありがとうございます」


 いやいや!嫌いじゃないけど、好きでもないって意味なんだけど…

この子だってきっと他の女性と同じだよ・・

でもあのストーカー野郎は許せない!

だから帰るまでこの子を守る!


「とにかく、ボクはこの容姿です。男なのに小さいです。

無理に並んで歩く必要ないですからね、九条さんも、ボク見たいなちびっこ横にいたら恥ずかしいだろうし、少し離れて歩きますか」


すると九条さんが怒りだす


「何を言ってるんですか!身体が小さいからなんです!

恥ずかしい?はぁ?

新川さんは今までどういう女性とお付き合いしてきたのか知りませんが!

私九条真帆は、圧倒的体格差があるにもかかわらず、そんな相手から見ず知らずの女性を助ける勇気ある男性が好きです!」


アハハ…

「でもボク身体小さいし九条さんと釣り合いが…」


「それがどうしたんです!

嫌です!私を今まで付き合った女性と同じだと思わないで下さい!」


九条さん…


「私は新川さんと、腕組んで歩きたいの!

それに呼び方!

真帆って呼び捨てにして!

私も空って呼ぶから、じゃないと恋人に見れない!」


怖えーー!マジ怒ってるこの人…


「…九条さん…ありがとう」


 彼女はまだむくれてる


「違う!真帆って呼んで!」


えー!

仕方ない…


「真帆さん…」


「違う!呼び捨てにして!」


うぅ…怖すぎるよ


「真帆…」


「はい!空♪」


ボクは真帆に怒られることで、ボクの中心の扉を開けられた気がした。


この人ならもう一度恋をしても…











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