あっけらかんとした殺陣、清々しいまでに押し通す強者の論理。

12人の侍が異世界に転移して大暴れ。互いに殺し合うという殺伐としたお話なのに、その世界は不思議と明るく楽しい。
あっけらかんとした殺陣、清々しいまでに押し通す強者の論理。こんな心を持った人が本当に居る?居た?のだろうかと思ったりもするが、なんと言ってもここはファンタジーの世界なのだ。なんの心配も屈託も無く楽しめばいいではないか。
剣術は凝っている。主人公はとても強いが、俺TUEEE~だけではない。文面からその太刀筋を追って仕合にドキドキしながら、勝負を読んでゆく、それがとても楽しい。そんなノベルなのだ。