手取り14万でも、500万は余裕で貯められる件

椎名富比路@ツクールゲーム原案コン大賞

手取り14万で、どうして300万も貯まるのか?

 20代の時に就活失敗して、フリーターになった。

 今でもズルズルと、仕事を継続している。


 福利厚生のある仕事なので、社保は一応払っている。


 そんなオレが、どうして100万を貯められたか。


・強制的に積み立てをした

 

 オレは昔、金はあればあるだけ使っていた。

 就職に失敗してやけくそになって、タバコなんて一日4箱吸うようなクズだった。

 

 そこで、強制的に積立貯金をやらされた。


 月二万ずつを二年間。合計48万貯めた。


 自分でも、月に1万ずつ、遊び代として貯めていた。


 その金は、「未だに手を付けていない」



・小説講座代を貯める


 貯金のノウハウは、「半強制的が効果的」と分かったので、積立期間が終わっても貯金は継続した。


 ちょうど、小説講座に通いたいと思っていた。

 一番安いところで「一年間で13万で通えるところ」を見つける。

 他も探したが、代アニは高いし、アミューズメント系は東京にしかない。

 今は、梅田にもなんばにもできたけど、当時はなかったのだ。

 

 そこに通う資金を貯めようと思ったら、思いのほかあっという間だった。


 タバコ以外の娯楽が映画鑑賞くらいだったのがよかったのかも。

 


・禁煙開始


 2008年、さすがに無理が祟って「大人ぜんそく」にかかる。

 それでもヤニを辞める気にはなれず、いつものズルズル生活。


 2010年、さすがにヤニ代がきつくなって、禁煙外来へ。


 貯金も「ヤニ吸ったつもり貯金」で貯金を始める。


 すると、「小説講座に5年も通える」ほどの金が貯まってきた。


 こうなると、もう貯金体質どころではなく、「ただのケチ」レベルに。



・親と同居している


 最終的に、これが一番大きかったかも知れない。


 そもそも貯金のきっかけは「独り暮らしがしたかった」からである。

 うちの家は団地で、しかも親と同居。


 プライバシーなどはなく、おまけに畳にはカビが生えていた。

 窓側の壁に穴が開いてて、そこから雨漏りがしていたからだ。


「タタミだけ交換させてくれ」

 といったら、「あと3年で引っ越すからガマンしろ」と言われた。


 だが、実際に引っ越せたのは5年後だった。


 その間、どれだけ引っ越したかったか。


 だが、父が突然、寝たきりになってしまった。

 まだ60なのに。

 脳神経系がイカレてしまう病気だ。


 口がきけなくなった。次に立てなくなる。


 障害者になってしまった父の面倒を見るため、オレは独りぐらしをあきらめた。


 結果、新しい団地には「超格安バリアフリー物件」に住めるようになる。

 おまけにJCOMの障害者用プランに入れている。安い!


 何よりうれしかったのは、40歳にしてようやく、

「自分の部屋が持てた」

 ことである。


 そのため、今は快適である。




・物欲や見栄というモノが、オレにはなかった。


 課金やガチャとか、まったく興味がない。

 やっている人を否定するつもりはない。

 けど、自分からやろうとは思わない。



 もし、やめられないなら、「それを含めたプラン」で貯金すればいいのでは。

 設定金額だけ決めて、その範囲内で済ませる。

 だいたい「貯金:ガチャの半々」で。

 ギャンブル癖のある人も、それでいけるかと。


 ブランド品とか、新型iphonとか、必要だと思わないので食指が伸びない。



 おまけに出世欲もないので、今のこのまんまだけど。


◆現在


 こんな生活を20年近く送っていたら、300万近く貯まっていた。


 そう話すと、さぞ超節約生活なのでは、と思うかも知れない。


 でも、そうでもない。


 8万くらいの、イイ感じのデスクトップ(SSD式)をパソコン工房でポチる。

 6万代でアクオスTVを買い、PCと繋げて動画・映画用のモニタにしている。

 だから、ガマンなんてこれっぽっちもしていない。



 現在は、


・積み立てNISAを開始

・ノベプラにて、月1000円を複数の作家に投資

 投資と言っていいか分からんが。


 を行っている。



◆まとめ


・手取り14万でも貯金は楽勝。ただし、物欲がなければの話

・親と同居できるならやろう。ただし無理せず。

・オレが貯金に成功したのは、目的意識があったが、物欲がなかったからかと。

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