幸せの青い鳥

幼馴染に翼が生えた。


こういう現象…怪人現象というらしい、はその人の心が関係しているらしい。


…私のそばから飛び立とうとしているのか、と私は思った。


だから翼を引きちぎった。


でも、それとはまるで関係なく彼女は私から飛び去って行った。


「私が飛ぶのには、翼はいらなかったみたい」

それが最後に残されてた書置き。


――だから。


「お嬢ちゃん、あんたの目的は何なんだ?こんなところに来てまで…」


――肩に担いだスナイパーライフルの重み。


「私から飛び去った、幸せの青い鳥を撃ち落とすんですよ」


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