ラグナロクで前世の宿敵から告白されました

立花戦

第一章―前世の記憶―

第1話

橙色だいだいいろ藍色あいいろが混ざった空。

夕陽の5月、高校生活に

少しは慣れてきた一年生の俺は今日もぼっちで永世えいせいぼっちを手に入れる日は遠くない!

孤高を愛する俺は決して

集団で行動することを喜びや幸福はないと認識・・・いや、確信している。

友達が多ければ自由なないと

強く主張するね!

気を使い変な空気にしないよう努力させられることがかせとなるからだ。


淡い夕日がよく見える河川敷。

土手どての上を帰路にこうと歩いていると前にたたずむ美少女。


(うわぁースゴイ美少女だ!)


きらびやかな黒髪は少しの夜風が含まれる風になびき、人懐こい大きな目はオッドアイ・・・んっ?オッドアイだと!?


(俺の後ろに今は、向いているから解る。右は青色で左は赤色した

オッドアイなんて)


凝視などしていたからかオッドアイの美少女は俺の視線に気づき

驚く。なぜだか不快感ではなく

友人になど近い感情が混じった驚き。

そんな反応を示すのは俺の背後に友人とかだろう。


「フッ、ときは来た」


オッドアイの美少女は、ゆっくりとした足で俺の前へ歩く。

あっ、これどかないといけないパターンだな。横に空けようとすると俺の前へと止また・・・・・ん?

今、気づいたが有名な制服で同い年で同い年では。


「止まれ!そしてよく聞け」


仰々しくセリフとポーズをした。

僕は横へ後ろと振り返り前へ・・・

オッドアイ美少女は僕の前に止まる。誰に向けて放った言葉なのか

理解した。


「あ・・・あの?」


勇気を振り絞ってなんとか言葉を発した。美少女の前だと緊張するからね。


「はっはは、刮目かつもくせよ!

我が名は叛逆はんぎゃく氷牙ひょうが

シリウスブラックだ!

さあ、アグニよ。われと付き合え!」


突如、どうしてそうなったか

シリウスブラックと名乗った美少女は不敵な笑みをうかべるのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る