第12話:ドイツ語の歌って聞いた事ある?

中の人がドイツ語を勉強しようと思って、

耳を慣らす為、ドイツ語の歌を聞こうと思った時の話です。


突然ですが、

みなさん、「もすかう」をご存じでしょうか?

はい、知ってる人は、多分世間ではおっさんと呼ばれます。

Flashアニメが流行った時代、

ドイツのポップグループ

「ジンギスカン」

と言うグループが作った歌で

「Moskau」

と言う曲があります。

あれ、実は…ドイツ語なんです。 

あれが日本で流行ったのは、空耳曲として面白かったらしく、

あれをFlashでアニメーションしたのが一時期流行りました。

この曲、実はドイツではパーティーソングでたまに流れるとかなんとか。

ただ、不思議なことに、この曲は1980年代のオリンピックの為の歌で、

何故十数年後に流行ってるのか。しかも日本で。


嫁さんにこの事を話すと

嫁:「え?もすかう?」

僕:「ジンギスカンの歌だよ」

嫁:「あー、あれか。アレかなりステレオタイプな歌だぞ」

  「ロシア人が酒飲んで壁にコップ投げつけるとか」

  「酒飲んでどんちゃん騒ぎして、テーブル破壊とか」

  「結果、ロシア人が酒飲んだら暴れてセクハラすると言っているの」

  「ありゃ偏見よ」

僕:「確かにひどい偏見だな…」

嫁:「そう、昔だから許せるけど、今そんなの歌ったらロシアンマフィアに殺され

   ても仕方ないわ」

僕:「そんなレベル?!」

嫁:「嘘よ、でも偏見が強い歌詞だから、注意してね」

なんて言ってました。


※こぼれ話ですが、「Boney.M」の歌った「Rasuputin」を意識した曲だったとか無かったとか。


ドイツなのにドイツ語の歌って街中ではあんまり聞かないんです。

と言う訳ではなく、中の人は調べました、患者や嫁さん、医者等に聞いてみた。


まずはアカペラグループ、「Wise Guys」

印象的な曲は「Das Sägewerk Bad Segeberg」製材所での事を歌ってます。

この曲が凄いのは、曲名を見てもらうと分かるのですが

2つの単語の発音がほぼ同じで、

ドイツ人ですら発音し辛いんですが、

この歌い手、カンペキに発音し、綺麗に歌う。

聞きやすいのでお勧めだったり。


後はドイツラップが有ったり。

※中の人はラップが合わない為、具体的に誰が有名とかは書けません。

ですが唯一聞けたのは「Sido」 と言う人が歌っている「Tausend Tattoos」

ドイツで結構流行った様です。


嫁さんにドイツラップについて聞いてみると

嫁:「ドイツのラップは頭の良さを醸し出す歌詞で、若者に人気よ。」

僕:「そうなん?」

嫁:「柄はハッキリ言って、悪いけど、歌ってる内容は政治批判的な物だったり」

僕:「パンクみたいね」

嫁:「そして歌い手が実はインテリなのよ、ドイツの歌手は」

僕:「そうなの?例えば?」

嫁:「Scooterって知ってる?」

僕:「How much is the fish!」

嫁:「古いのによく知ってるわね…」

僕:「どやぁ」(ここは日本語です、嫁さんに教えました、どやぁ)

嫁:「HP バクスターだったかな?彼凄く頭が良いのよ?」

僕:「ほぉ?あの歌ってる人か」

嫁:「ドイツ語は、話し方単語や正しい文法で話せてるかって言うのを重視するの」

  「ドイツ語は元々特殊な言語でね、複雑で時代と共に変化して

   正しい意味や文法って実は使える人って少ないの」

  「ドイツ人はその人のドイツ語を聞き、この人はどんな教育を受けたのか」

  「って見定めるのよ、大抵しっかり話せる人は、インテリか高学歴よ」

僕:「そうなのか…まるでイギリス英語の世界だね…」


ドイツ語はステータスカード。


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ドイツ語って難しいです。

発音は…何とかなるのですが、文法が曲者。

何でそこで変化するの?! とかよくありますよ、ええ。

中の人は、英語ベースで考えてしまうので、覚えるのが遅いです。


ドイツ語の歌ですけど、まだ沢山あるんですが、

聞きやすさとか流行りとか抑えると偏ってしまいます。

僕が数を知らないのも事実ですが…

もし興味を持ってもらえれば幸いです。


関係ないですが、ドイツ語で歌を歌うってロマンを感じますね。

こー…モテそう(中学生みたいな思考)


また面白そうな話を思い出したら箸休めで書いてみます。

それでは、良い夜を。

※ドイツ時間基準で変えてみました。特に意味はありません。


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