第11話 小説はビッグデータ

 日経新聞で、こんな記事を見つけました。


・小説はビッグデータ 分析から導くヒットの法則

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58077960V10C20A4000000/


・令和ブンガク最前線

https://r.nikkei.com/stories/topic_DF_TH_20041300


 令和ブンガク最前線というテーマで五つの記事があり、そのうちの一つが小説はビッグデータ云々です。

 2020年4月下旬の記事ですので、まだ鮮度は保っていそうです。気になった方は是非目を通してみてください。市場規模の減衰など、興味深い内容でした。


 小説はビッグデータ……では、テキストマイニングが紹介されていますので、記事を引用しつつ、内容を紹介したいと思います。


“よく読まれている作品には一つの法則があると感じた津田は、それを分析してみようと思いついた。”


 津田彷徨は『やる気なし英雄譚』の作者様で御座います。


“ランキング上位作品の「あらすじ」を単語に分解して解析し、頻出する言葉からその時の流行を考察したり、作品が投稿された時間帯とランキングの相関性を調べたり。大量の小説をいわばビッグデータとして分析すると"必勝パターン"のようなものが見えてきた。「これだけデータがそろっていれば自分にも書ける」。そう津田は確信した。”


 テキストマイニングという言葉こそ登場していませんが、単語に分解や相関性を調べるなどの記述からして、やっていることは同じと思います。


 私は必勝パターンを見つけられなかったのですが(汗)、もうちょっと頑張れば必勝できるのでしょうか。


 津田氏はなろうでよく小説を読まれていたようです。またお医者さんということもあり、頭もよいのではないかと思います。こういった下地があったからこそ、執筆経験がゼロでも、投稿開始からわずか1カ月で書籍化するという偉業を成し遂げられたとのではないでしょうか。(私とは違うんです)


 しかしながら、テキストマイニングが小説執筆に有効であるということが、大々的に報じられ、嬉しい限りで御座います。残念ながら、テキストマイニングという言葉が記事のどこにも見当たりませんでしたが……、これに倣って、テキストマイニングの応用とか、本音に、ビッグデータのタグでもつけようかと思う次第です。(つけました)

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