第3話 第一の世界

第3話


  大きな扉が開き、そこに向かって男は走っていった。中に入ると目が開けられないくらい眩しく、感覚で走っている感じだ。


「なんだこれ、眩しすぎるぞ、本当にたどり着けるのか?」


  すると、眩しさが感じられなくなり、目を開けられるようになった。目を開いてみるとそこには、さっきと同じような光景だったが、大きな建物などもあり、人も住んでいるようなかんじがした。だが外装はとてもあれており、戦場のような景色が広がっていた。


「これが1個目の世界か.... この荒れ具合はすごいな..... 」


 すると、マエンの声が聞こえてきた。


 「東城修一、この世界の名前はニャーラ。

 いろいろな世界からの犯罪者を集めた世界だ。」


 「いや、序盤からレベル高すぎるだろ、犯罪者を集めた世界ってなんだよ!!」


 「ここは、凶悪犯罪者たちの世界で、いろいろな犯罪が飛び交っているところだ。お前が元いた世界とは比べ物にならないくらいだ。」


 「こんな世界で俺、生き残っていけるのか?

でも誰にでも変身できる能力があるなら、余裕かな?」


  不安だが、現実世界の時なかった能力が使えるから少しほっとしてる様子


 マエンにその場所の説明をされ、修一は荒れた町のようなところに入っていくのであった、そこには、外見は人間のようだが少し違う姿をしたような人がたくさんいて、悲鳴などがとびかっていた、現実世界では見たことのない光景がひろがっていた。


 「この世界はなんだ?酷すぎるぞ」


 あまりもの光景に驚いている.....


  犯罪者ばかりの世界だが、落ち着いてこの世界で生きるために商売をする者や、とても汚いが色々な店もならんでいた。


 少し進んでみると、落ち着いた雰囲気の店があった。


 ガラガラ.......


「すみませーん.... 誰かいますかー?」


 入ってみると酒場のような雰囲気がありまだ早い時間なので、人の気配がなかった。


「誰もいないのか?」


ガサガサガサ.............


 すると中から、外見はとてもいかつく、体も大きい、年齢は40.50くらい、現実世界では暴力団と言われているような人が出てきた。


「なんだ?? まだうちの店はやってねーよ」


 修一はあまりものいかつさに驚いている様子


 「すみません! ここの街に来たのは初めてで、いろいろお伺いしたいことがあるのですがいいですか!」


 「なんだ、新人か、お前はなにをしてこの世界に来たんだ?」


 世界を変えに来た!なんて言ったら変な奴だと思われるか


「いや、それは.... まあ、いろいろですかね。」


 「そうか。そんな興味ねえけど、ここは各世界の犯罪者たちが集められたせかいだ。信じられねーけど、おれも元いた世界とは別にこんな世界に送り込まれたらしい。」


 どうやらこの男は修一がいた現実世界ではなくまた別の世界から送り込まれてきた犯罪者らしい。


 「おれのいた世界は、こんな世界じゃなくてもっと豊かな世界だったはず、腐りすぎてるぜこの世界は。」


だったはず...と言ったことに疑問を持ちながら会話を続けた

 

 「 私がいた世界も生活には困らないし、技術も発展してる、いいところでしたよ... あなたはなんでこっちの世界に来ちゃったんですか?」


 「おれか? おれは記憶がないんだ...

この世界にいる連中のほとんど、前いた世界でどう生きていたのか、ほとんどの記憶がのこってない。 

  だが犯罪者だったということは、上のやつから聞いている。 

 周りのやつに聞いてみると、みんなほとんどが犯罪者だったと聞かされているが、なにをしたのかなどの記憶は一切残ってない。」


 どういうことなんだ?みんな記憶が残ってない?それがこの世界の問題のカギだというのか?


 修一は話してたことで疑問に思ったことを質問した。


 「 記憶がないんですか。じゃあなにをしてこの世界に送り込まれたかも、わからないんですね。さっき言ってた、上のやつ、とは誰のことを言っているのですか? 」


 「上のやつっていうのは。おれがこの世界でいきなり目を覚まして、最初に出会ったやつだ。ここから少し離れたところに建っている王宮のようなところに住んでいる、この世界では神的扱いのやつだな。」


 「この世界にも、そんな奴がいるんですか。」


 「ああ、いるとも。その様子じゃこっちの世界に来た時、あいつにあってないみたいだな、俺の周りほとんどのやつが目を覚ましたときそいつに会っていて、犯罪者だったってことだけ伝えられて後は野放しだ。そうして行き着いた先がこの街ってわけだ。」


 どうやら修一が最初に会ったのはマエンであり、この人があったのはこの世界の神的存在のやつらしい。


 「お前は記憶が残ってるのか?」


 「はい、前いた世界の記憶となにをしていたかなどは、はっきりと。」


 「まれにそういう奴も現れるみたいだな。羨ましいよ...... 」


 「やっぱりなにをしてたとか、気になったりするんですか?」


 「あたりめーだろ!!!! なにをしてこの世界にきたのかわからねえと納得がいかねぇ、いきなりこっちの世界にきて犯罪者だったって言われても記憶がなかったらこの際どう生きていけばいいのかんからねぇ」


  怒った口調で、必死に話していた。


 「この世界は、地獄だよ。周りやつは、何が理由でしてこっちにきたのかわからないまま、元の世界で、犯罪者だったって説明だけ受けて、そのまま犯罪に走っていくやつは沢山いる。記憶がないから、更生しようもない。だからこんなに荒れてるんだ。」


 悲しそうに話してる姿は。記憶がなく犯罪者と言われたレッテルにしがみついて、生きている姿はとても悲惨だった......




⭐️ありがとうございます!!

今回は少し頑張って長めに描きました!

これからも応援よろしくお願いします!

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