第3話 キミはガレットを知っているか?

 パリの2日目。ランチはフランスっぽいものが食べたい。

 そうだ!クレープ(かガレット)にしようと思い立つ。

 パリのクレープ屋はモンパルナス周辺が有名だが近年は観客目当ての質の悪い店も多いと聞く。現在の情報量でモンパルナス周辺にある数多くの店から良店を探すの難しい。

 しかしモンパルナスでなくてもオペラ座周辺の昨日の行ったビストロの近く。メニューはフランス語のみ。地元の人だらけのクレープとガレットを出す店がある。


 卵とハムとチーズとマッシュルームのガレットを注文する。飲み物は昼間だけどシードル。これがガレットの故郷ブルターニュ地方のお作法だろう。

 サクサクの生地の蕎麦の味と香りが他の材料と素晴らしいハーモニーを奏でる。

 パリの7月は暑い。頼んだシードルも最高である。

「ガレット?あーあれでしょ、蕎麦粉のクレープでしょ?」といった感じで全然食べたことがない人も多いのではないだろうか?

 ガレットは美味しい料理だ。この店が日本にあったら週一で行ってしまう。自分の勉強不足を反省しつつ、世界にはまだまだ美味しいものがあることに期待が膨らむ。しかしこんなに美味しいならもっともっと日本で流行ると思うんだけど…。


私が知らないだけ??老若男女みんな好き???

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