銀世界に咲く“雪の華”を、ただひとつの想いで手にする恋物語

雪の中に咲く花のような女性を、長い歳月、ただひとつの想いをもって手にする恋の物語です。静寂と激しさ、喪失と再会を、冬という季節にリンクさせた描写が印象に残りました。
偶然の奇跡でなく、確かな想いがあったからこそ訪れる必然の結びに、心地のよい読後感が得られます。

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