第15話 コピー屋さんから帰ってきたら1(裁断・中とじ製本)

回れ、回れ、コピー機よ。

野望を乗せて天まで回れ。


で無事、コピーが終了しましたら帰宅です。

しかし静電気が効いているので、ばらけず持ち運びやすいこと。


さっそくA3を元のA4に分離します。

NRはごくフツーの


・オルファ カッターナイフ

・100円均一 カッター台

・アクリル定規(本当は金属の定規がいい)


で、ちまちま切りました。

裁断機、というものもありますので、使える方はそちらで一気に10枚くらいをばっさばっさがいいと思います。

ここから実践いたしますのは以下のとおりです。


中とじの製本:

1)必要ページを重ねる

もう一度、面付けを間違えていないか確認しながら、表紙、トレーシングペーパー、本文、と重ねてゆきました。(表紙は自宅のプリンターで厚紙に印刷したものを使用しています)


2)ホッチキス留め

・当然ながら、握るタイプのホッチキスでは止めたいところに届きません。なので握るタイプでも180度、開くものを用意します。(もしくは針の部分だけが90度、回転するものがあるのでソレを使います)

※通常の銀色の針を使用してもいいですが、色がついた針もあります。表紙に合わせてコーディネイトしてみるのも楽しいと思います。

・表紙だけを半分に折って、針を打つ位置を明確にしました。高さも統一するとディスプレイ時も綺麗だと思います。

・もう一度、全ページをそろえます。A3を2分割したため用紙のサイズに多少のずれがあり、上下どちらかをきっちり揃えておくことで、その一辺の化粧断ちの手間を省きました。

・所定位置へホッチキスの針を打ち込むのですが、貫通した向こう側が机だと邪魔して紙の最後まで針が通りません。なので針が通る程度やわらかく、それでいて貫通させる支えにもなるものを敷きます。(段ボール紙、消しゴム、発泡スチロール等々。柔らかすぎるとこれまた沈み込むだけで貫通しません。新聞紙も試してみましたが固すぎました)

・全体で4、5枚なら余裕で貫通すると思います。NRの場合、厚紙込で10枚だったので精神集中、一打入魂。せいや! で下に敷いた段ボールがブチン、と針の刺さった音を立てるくらいまで一気に押し込みました。(それでもしばしば失敗する)

・突き抜けた針を内側へ倒して、留めます。


3)仕上げ

・先もってつけておいた表紙の折り目にそって、二つ折り。

・重しをかけ、折り目がなじむまで華麗で優雅なティータイム。

・ぼさぼさの小口部分等をカット(化粧断ち)でエッジを出します。

このさいカッターナイフの使い方は「切ってやる!」と力任せに押し付けず、かるーくなぞるように何度も滑らせると大変綺麗に切れました。(先人の叡智ここに集結)厚みがある場合、刃が斜めにならないよう、まっすぐ立てて切ることも綺麗な仕上がりのコツになるな、と思ってます。


最後にもう一度、ページ数が合っているか確認しました。

今現在、完成したものはおもしをかけて馴染ませています。

イベント当日までの保存場所が、これまた気を使うところですね。

さてどこに置いておこう。


これでやっと現状においつきました。

次回、平とじバージョンまでしばし待たれよ。


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表紙

トレーシングペーパー


道具

カッターナイフ

カッター台

アクリル定規

ホッチキス(180度開くものまたは、針部分が90度回転するもの)

カラーのホッチキス針

ホッチキス止めの受け台として 段ボール

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