今度は南と(未遂という問題ではなくなった)

俺はかなり恥ずかしい目にあったので、


 島村や西野たちに何か言われるかと思ってビクビクしてたけど、


 以外とそれはなかったので、安心した


 それで、性懲りもなく、今度は南のおっぱいを狙おうと思った


 自分でも気がついたんだけど、俺おっぱい星人なんだ


 もう、今の俺は南のDのおっぱいの事しか頭に無いです


 それで、百瀬と同じ作戦をとった。南がお風呂に行った帰りを狙うつもりだ


 幸い、南はいつも一人で入る


「よし、南がお風呂に行った」


俺と南は部屋が近かった。だから南の同行はある程度把握できた


 しばらくして、お風呂へ向かう


「ほぼ、ストーカーだな......」


自分でもちょっと、自分に嫌悪感


 しばらくすると南がお風呂から上がって来た


「み、南」


俺は南に声をかけた。声が上ずる。南の濡れた髪、瑞々しい体が眩しい


「どうしたの高野君?


 高野君いつも最後でしょ?」


南は疑問に思った様だ。それはそうだろう


 でも、部屋だと、周りにバレるから、ここが一番いい


 俺は確信犯だった


「南、その、俺たち、一応付き合っている訳だし、そのー」


「そうだけど、なんなの?」


俺は思い切って言った


「おっぱい揉ませて」


『ビシー』


南は自分で擬音を口にし、俺の頬を張り倒した


「な、なんで.....」


俺は狼狽た。だって、南、俺の事好きだって


「高野君、私の事馬鹿にしてるの?」


「そんな事ないよ。南に俺が馬鹿にできるとこなんて無いよ」


「じゃ、なんで、そんな気軽にとんでもな事言うの?」


俺は、心の中で、?????


 他の子としたら、南怒るじゃんと思った


「だって、前に南、私以外とそういう事したら駄目だって......」


「はーーーー」


南はため息をついた


「本当にそういうとこは高野君ばかなんだね」


「馬鹿なのは認めるけど、俺、何かおかしかった?」


南は本当に呆れた顔をして言った


「デリカシー無さすぎ」


デリカシー?


何それ、俺の能力では計り知れない


「高野君がおっぱい星人なのは知ってるけど、もうちょっと女の子への配慮はしてよ」


何故、南は俺がおっぱい星人なのを知ってるんだ?


「えっと、配慮って、何?


 それと何故俺がおっぱい星人なの知ってるの?」


俺はかなり狼狽した。百瀬や泉は自分から来たから、何も考えてなかったけど


 どういう事だ?


「まずね、女の子は優しくされて、愛される言葉を聞いて、男性に体を預けたいものなの」


「そうなの?」


「当たり前よ。おっぱい揉ませて?


 うん


 て、それじゃ私痴女でしょ」


俺は納得した。なるほど、それはそうかもしれない


「ご、ごめん、俺、なんていうか」


「それと、高野君がおっぱい星人なのを知ってるのはね


 中学生の時、一度だけ高野君の部屋へ入ったの


 その時にベットの下のエロい雑誌を発見したわよ」


『ガーン』


俺はショックを受けた


 俺の秘蔵のコレクションがまさか


「巨乳ものばかりだった」


南はちょっと意地悪な顔してた


 本当、今、俺顔から恥ずかしくて火が出そうです


「そ、そんな、俺の秘密が......」


「それよりね、高野君


 高野君は貞操観念無さすぎなのよ」


「そ、それはたくさん反省してるから、許して」


「いや、ちゃんとわかって無い」


「俺、どうせ男だった訳だし、南の様な本物の女の子とは価値が......」


「あなた知ってる?


 私達のクラスメイトに体を売っていた娘がいる事を?」


「えっ!」


俺は自分の事を棚にあげて驚いた。そして怒りがこみ上げた


「な、なんで、そんな馬鹿な事を」


「高野君にそれ言う資格無いわよ」


「ごめんなさい」


俺は素直に謝った


「高野君は何故体を売ったの?


 他にも稼ぐ方法はあったでしょ?」


「ある事はあったけど、あの頃、俺は自暴自棄で、ただ、絶望していた


 それと、あの方法が一番効率が良かった


 そもそも、他の方法だとダンジョン攻略に必要な物資のお金が貯まらなかったよ


 稼ぎより生活費の方が高くなってしまう」


「それ、どれ位考えた?」


「1時間位」


パーンという音が聞こえた


 南がまた俺の頬をはった


「な、なんで」


俺はびっくりした。俺だって反省してるのに


「このクラスの体を売ってる娘はね、1年考えた末に出した答えだったのよ」


ど、どいう事?


「その子はね、両親に恵まれなかった。お金がなく、進学ができない


 高校を卒業するお金すらなかったの


 だから、散々考えて、体を売ったの」


「そ、そんな」


俺は考えた事がなかった。体を売る女の子の事なんて


 そんな子が身近にいるはずが無いと思ってたし


「遊ぶお金ほしさにそういう事をする娘もいると思うけど


 そういう娘もいるのよ」


「そ、そんなの、酷すぎる」


俺は涙が出て来た。そんな悲しい人生あるのだろうか?


「高野君は女の子を馬鹿にしてるのよ。私の事も馬鹿にした行動よ


 高野君はわからなかったんだろうけど」


俺は本当に馬鹿だった。女の子の事本当に何もわかってなかった


「ごめん」


俺は素直に謝った


「本当にごめんなさい」


俺は心の底から謝った


だが、俺たちの会話は聞かれてしまった


そして修羅場が始まった

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