ランゲルハンス島奇譚(2) 「シラノ・ド・ベルジュラックは眠らない(上)」

乙訓書蔵 Otokuni Kakuzoh

一章 一節

 ローレンスの死は彼だけのものではなかった。一人娘アメリアの引き返す道を閉ざす物でもあった。


 アメリアは同居のイポリトと共に父を見つめていた。父はリビングの革張りの黒いソファに横たわり瞳を閉じて眠るようにして事切れていた。杖のような痩躯のローレンスのベストから光の玉が遠慮深げに覗く。


 ハデスの指令通りヒュプノスのイポリトがローレンスに死の切っ掛けを与えたのが一週間前、そして魂の回収が本日だった。アメリアは父から習った通り右手に巻かれた包帯を解いた。姿が透過してリビングから消える。彼女は爛れた右手を掲げると光の玉と骸を繋ぐ尾を切り離した。


 青白く光る瞳に涙を浮かべてアメリアは洟をすすった。胸の中に積み木を沢山突っ込まれたような心地になった。イポリトは青白く光る瞳を細め、唇を噛んだ。


 包帯を巻き直したアメリアは父の魂を胸に抱えると河の護岸へ向かった。そして再び包帯を解き、姿を透過させてレンガ造りの護岸に触れる。するとレンガが歪み空間が開いた。中は暗い。彼女は歪んだ空間に入った。


 ライトに照らされた木製の重厚なドアが目前に佇む。側には古代ギリシャ語で『ステュクス』と記された小さな白い看板が掛かっている。アメリアは重厚なドアを開き、ステュクスへ入った。


 薄明かりが灯る店内にはクルミのカウンターを挟んで色とりどりの酒瓶が所狭しと棚に並ぶ。棚の真上には大きな虫食いの長い一枚板が掲げられていた。間接照明が酒瓶と一枚板を照らす。カウンター席には大男のランゲルハンスが座して粛々とグラスを傾けていた。


「父さんの魂よ。ハンスおじさん、契約通りあなたに託すわ」


 差し出された魂を受取るとランゲルハンスは立ち上がった。乙女にしては背の高いアメリアを覆うような逞しい体躯が近付くと、彼女の白い左手から節くれ立った大きな手が魂を受取る。


「確かに受取った。死神タナトスの娘よ」


 悪魔ランゲルハンスは子猫のようにしなやかな黒髪を撫でた。初恋のハンスおじさんに撫でられるといつもなら『もう子供じゃないからやめてよ』とアメリアは照れる。しかし今は大人しくされるがままになっていた。


「よく見届けた。決して悪いようにしない。君が死して帰島すればローレンスは快く迎えるだろう」


「……うん。いつになるか分からないけど必ず帰る」アメリアは頷いた。


「もう引き返せまいが本当にこれで良かったのか?」


「うん。少しでも父さんと暮らせて幸せだった。だから今度は母さんが暮らす番」アメリアは眉を下げて微笑んだ。


 ランゲルハンスが小さな溜め息を吐くとアメリアは背を向けた。そしてカウンターにあった父の死亡診断書を引っ掴んだ。カウンターにはバーテンダーのパンドラは居ない。きっと気を利かせて姿を隠しているのだろう。


 護岸の壁からアメリアが出る。河原では背を向けたイポリトが空を仰いでいた。彼女は父の監視役のこの男が苦手だった。大雑把で品位に欠け売春婦を家に連れ込んでは快楽を貪る彼を疎ましく思っていた。


 アメリアは性や売春婦に関して寛容的だ。しかしイポリトが情事に耽る現場に幾度か鉢合わせた。彼には売春婦をリビングのソファで抱く癖があった。従って売春婦を連れ込む際に玄関のドアノブにキーホルダーを掛けるというルールを設けていた。しかし守った試しがない。


 涙を見られまい、と顔をそらし彼の背後を素通る。すると振り返ったイポリトに首根っこを掴まれた。


「何するのよ!」青白く光る瞳に涙を浮かべたアメリアは睨んだ。


 イポリトは眼を逸らし、鼻を鳴らす。


「痩せ我慢してどうすんだよ。……誰も見てねぇよ。こんな時くらい思う存分泣きな」


 アメリアは舌打ちをしようとしたがイポリトの胸に頭を押し付けられた。杖のような痩躯の父とは違う、筋骨張った体躯に戸惑った。働き盛りの体から漂う男の匂いに戸惑った。


 頬を引っ叩こうと思い口を開いた瞬間、嗚咽が漏れそうになる。優しい父の死と向き合ってからずっと涙を我慢していた。死神の仕事に感情を挟んではならない、と教わったからだ。


 涙をこらえているとイポリトはアメリアの背を軽く叩く。


「親父とやっと出会えたのにもう今生の別れなんだ。お前は掟を破らずに親父の魂を悪魔のおっさんに渡した。一丁前の死神として仕事をしたんだ。誇りを持て。泣きたいなら泣け。もう泣いてもいいんだ」


 イポリトは彼女の背を優しく叩き続ける。アメリアは心細い時に父に背を優しく叩かれた事を想い出した。知己の人間の魂を冥府へ送った日、ランゲルハンス島の母に別れを告げた事を想い出した日、彼女は涙をこらえ唇を噛み締めた。そんな娘の背をローレンスは優しく叩いてやった。『もう泣いてもいいんだよ』と。


 ……父さんと同じ事しないでよ。


 アメリアはイポリトのTシャツを握ると肩を震わせて嗚咽を漏らす。


 遠くでクラクションや車が行き交う音が響く。河は素知らぬ顔で流れ、歌っている。雲一つ浮かばぬ空は死神タナトスの祖であるローレンスの心のように澄んでいた。




 死神の掟通り父ローレンスを荼毘に付し遺灰を河に撒き、空虚だったアメリアは日常を少しずつ取り戻す。時計塔の鐘は定刻通りに鳴り響き、亡き父と通い詰めたカフェはランチ客で賑わう。王立園芸協会が開催するフラワーショウは今年も滞り無く終り、陛下の誕生日が盛大に祝われ、スーパーにはイチゴやラズベリーが山盛りになって並ぶ。そんな折りにアメリアとイポリトは冥府の最高神であるハデスに呼び出しを受けた。直接会って伝えたい事があるらしい。死者の来訪が絶えない冥府からハデスが席を外す事は滅多に無い。余程大切な話が有るのだろう。


 イポリトは両手を上げて嬉々とした。『ようやく監視役からおさらば出来る。独り気ままに暮らして好きな時におねーちゃんと遊べる』と。アメリアもそんな彼を見て清々した。ローレンスを荼毘に付した後、イポリトがまた問題を起こしたからだ。彼は葬儀直後に部屋に売春婦を連れ込んだ。そして事後そのまま眠ったのでアメリアは一晩閉め出しを喰らった。そればかりではない。河原で慰めてくれた際に屁を三発もこいた。見直しかけていたのに裏切られた。その上深酔いしたイポリトとバスルームで鉢合わせて裸体を見られた。彼女の胸中では父を亡くした悲しみよりも無神経なイポリトへの怒りが勝っていた。


 家を閉め出されたアメリアはステュクスへ向かった。ホムンクルスのバーテンダーのパンドラに愚痴を零した。毎度の事なのでパンドラは嫌な顔せずに淑やかに微笑みつつ愚痴を聞いてやった。一通り愚痴を吐き出すとアメリアは『真夏の夜の夢』を、花冷えブドウのキールロワイヤルを嗜みつつ読んで過ごした。


 約束当日、口喧嘩をしつつアメリアとイポリトはハデスとの待ち合わせのステュクスへ向かった。店内には客は見当たらず、パンドラがグラスを拭いていた。


「よう」イポリトは片手を上げる。


「こんにちは、パンドラ」アメリアも微笑んだ。


 紫と鈍色が混じる不思議な瞳を細めてパンドラは妖艶に微笑み返す。


「いらっしゃいませ、イポリト様、アメリア様」


 イポリトはカウンター席に座す。


「一杯引っ掛けるか。姐さん、ジン・アンド・ビターズ頼むぜ」


「ちょっと、冥府の最高神にお会いする前に引っ掛けていいの?」アメリアも隣に座す。


「いーんだよ。待ち合わせがバーなんだからよ。クソ真面目なおっさんだけどドヤす程野暮じゃねぇよ」


「でも……」アメリアは眉を下げる。


「アメリア様、ハデス様から一杯召し上がるよう言付かってますので、どうぞお気兼ねなく」


「じゃあキールロワイヤル。この前飲んで美味しかった」


「畏まりました」パンドラは棚から花冷えブドウのスパークリングワインとカシスのリキュールボトルを取り出す。


 イポリトは喉を小さく鳴らして笑う。


「生意気なこった。『この前飲んで美味しかった』だとよ。九歳の癖して」


「うるさい。イポリトだって百はいってるでしょ! あたしは九歳だけど死神としては大人なんだからいいの!」アメリアはイポリトを睨む。


 イポリトは鼻を鳴らす。


「まあ風呂場で見た通り出てる所は出てるし、そこら辺のおねーちゃんよりもスタイルいいからなぁ。それにしてもあの左ボインに翼竜のタトゥーがあんのはびびったわ。案外遊んでるのな」


「遊んでない! タトゥーじゃない! 痣! 生まれつきの!」


「タトゥーにしろ痣にしろえらい滾るわ。商売のおねーちゃんならむしゃぶりついてる所だわ」イポリトは豪快に笑った。


 赤面したアメリアはイポリトの向こう脛を蹴り飛ばす。


「痛ぇなクソが」イポリトは脛をさすった。


「キモい発言するな!」


「大声出すなっての、この真面目処女が」


 アメリアはもう一発向こう脛を蹴り飛ばした。イポリトが絶句していると薄暗い店の奥で誰かが咳払いをした。


 グラスをステアするパンドラにアメリアは問う。


「……先客居たの?」


「はい。先程からハデス様がいらっしゃってます」パンドラは満面の笑みを浮かべた。


 アメリアは絶句した。イポリトは豪快に笑った。


「それならそうと言ってよー」アメリアがカウンターに突っ伏しているとハデスが近付く。彼女は瞬時に椅子から降り、冥府の最高神のハデスに挙手敬礼をした。


「噂は予々聞いている。トラブルメーカーのローレンスの娘故に不正をしないかと案じていたが任を滞り無く務めた事を褒める。楽にしなさい」


 黒いローブを纏ったハデスは青ざめた眼窩に嵌まる黒い瞳を細めて微笑んだ。華奢な黒ぶちの丸眼鏡を掛けた彼は学者のような風体だった。言葉遣いや声質は違えど父のように優しい雰囲気のお方だとアメリアは思った。一年前冥府で謁見した際には、ハデスは裸眼で玉座に座し無言で自分を見下ろしていた。恐ろしい方なのかな、と思っていた。


 頬を染めたアメリアは手を下ろす。


「ハデス様が居らしているとは露知らず、汚い言葉を吐いて失礼しました」


 イポリトは耳をほじりつつ二柱を眺めていた。


「イポリト! ハデス様にご挨拶して!」不敬な態度をとるイポリトをアメリアは咎めた。


「よう。ハデスの親爺」イポリトは耳をほじっていた片手を上げた。


「もう! ちゃんと挨拶してよ!」


「ちゃんとしたろ?」イポリトは肩をすくめた。


 ハデスは微笑む。


「イポリトはローレンスのように血や位を越えて話してくれる数少ない神だ。私はそんな彼が好きだ。君達が仲睦まじそうで安心した。堅苦しい事は抜きにしよう。隣に座っても良いか?」


「是非!」アメリアは微笑んだ。


 パンドラはハデスにウーロン茶を、アメリアとイポリトにカクテルを差し出した。


「ハデス様はお酒をお召しにならないんですか?」アメリアは問うた。


「中座して来た。話が終われば冥府へ直ぐに戻り、魂を裁定しなければならない」


「お忙しい所、すみません」


「君達と腰を据えて話をしたかった。気に病まないで欲しい。初めて君に会った時には部臣下や魂達の手前、話を出来なかった。今、肩を並べ話せて嬉しく思う」


「で、何の用だ? ローレンスが死んでいよいよ俺が監視役を解かれるって話か?」イポリトはグラスを呷る。


「イポリト、ローレンスに付き添い苦役にも従事した君には一カ月の特別休暇を与える」ハデスはイポリトに微笑んだ。


 溜め息を吐いたイポリトは耳をほじる。


「たった一カ月かよ。……旅くらいは出来るわな。極東にでも行ってみっかな」


「それとアメリア、君には頼みがある」ハデスはアメリアを見下ろす。


「それは頼みじゃなくて『命令』じゃねぇのか」イポリトが茶々を入れる。


「ちょっとうるさいよ」アメリアはイポリトを睨んだ。


 ハデスは微笑む。


「君には霊の回収を頼みたい」


 アメリアは父から教わった座学を想い出した。人は死ぬと魂は尾を引いて肉体から浮かび上がる。細い尾の魂はやがて尾が切れ冥府やエリュシオンへ逝く。しかし太い尾の魂は死神タナトスの手によらなければ肉体から断ち切れない。


 回収リストから漏れたりその魂の回収担当のタナトスが取り漏らしたりすれば、肉体はやがて荼毘に付されたり腐敗したり形を失う。器を失った魂は現世を彷徨う。そんな哀れな魂を『霊』とタナトスやヒュプノスの死神達は定義していた。


 霊には様々な種類があるが何かしら人間に悪戯をしていた。姿を現さないポルターガイストのような者、溜め込んだ霊気で人の形をとって生活する者、物や動物に憑依した者がいた。人間を脅かす程度なら不自然な生を許されているが、危害を加えるようならば死神が霊を回収する決まりになっていた。しかし霊の殆どは回収される事を諾としない者ばかりだ。死神に危害を加えて逃げ回る厄介な連中だと、アメリアは父のローレンスから教わった。臆病なローレンスも霊の回収をした事があった。霊の回収は掟を破った死神の苦役の一つとして存在していた。ローレンスは十年前に起こした罪を償う為に十三の苦役の一つとして霊の回収を行った。


「おい、こいつは罪を犯してないぜ。それにまだひよっこだ。荷が重すぎるんじゃねぇのか?」グラスの氷を噛み砕きイポリトはハデスに問うた。


「報酬は弾む。苦役と言うよりもチャレンジと思ってくれて構わない。霊もこちらで指定した一尾のみでいい」ハデスはアメリアの瞳を覗いた。


「何だよそれ。回収出来なくても良いなら何で頼むんだよ?」イポリトは再度問うた。


「他神族の信者も多数、その霊に殺されている。各神族の冥府や天界、裁判所へ霊に殺された魂達が逝けない。どうやらその霊が魂を束縛しているらしい。各神族から一柱ずつ死を司る神を送り出し任務に当たらせている。無論、互いを尊重して行っているのでアメリアは自分の管轄区だけ見回ればいい。ひと月だけだ」


「何処の神さんも霊を回収出来なかったらどうすんだよ?」イポリトはハデスを睨んだ。


「その際はまた策を講じる。何処の神族も裁判所に当たる部署は多忙なので突き詰めた話は現段階では出来ない」


 眉をしかめたイポリトはほーん、と鼻をほじった。


「その指名手配された霊とは?」アメリアはハデスを見上げた。


 ハデスは新聞を差し出した。アメリアはそれを受取ると一面を眺めた。紙面には連続バラバラ殺人事件が載っていた。彼女が住む管轄区で毎日のように白骨化した遺体の一部が出る事件だ。しかし未だに犯人の当たりがついていない。


「非常に力が強い霊らしい。女性を何人も殺している。この事件の犯人だと想われる。それならまだ私も腰をあげなかった。しかし先日、君の国の他管轄区で荼毘に付される前のヒュプノスとタナトス夫婦の遺体の右手を盗られた。死の切っ掛けを与えるヒュプノス神、魂の尾を切り離すタナトス神、両死神にとって爛れた右手は無くてはならない証だ。門外不出だ。わざわざ遺体を荼毘に付すのもその為だ。……不名誉な事だ。大方その霊の仕業だろう。霊も活動していれば死神に対して知識が付く。右手が悪用される可能性が高い」


 眉をしかめたイポリトは二柱の会話を、耳をほじりつつ聞いていた。


「……わかりました。引き受けます」アメリアはハデスを見据えた。


「恩に着るよ」ハデスは微笑んだ。


「おい、そうやってアメリアの情に訴えかけるなクソハデス。お前も易々と引き受けてそんな大役務まるのかよ?」イポリトはアメリアを睨む。


「あたしだって殺された人間達と同じ女よ? 同じ女性が殺されているなんて放って置けないし、死神の尊厳を傷つけられたなんて許せない」


「安い正義感に駆られやがって、ケツの青いガキが」イポリトは舌打ちした。


「何ですって? 極東でもタルタロスでも行って二度と帰って来るなクソおっさん!」アメリアはイポリトの胸倉を掴んだ。


「勝手にしろ! 何処へでも行ってやらぁ! 生意気な面をもう見ねえで済むと清々するぜ!」イポリトはアメリアを睨んだ。


 ハデスは咳払いした。


「……失礼しました」アメリアは矛を収めた。イポリトは鼻を鳴らした。


「とにかく日常の業務に差し支えない程度に頼む。それと君達にはローレンスの妻から手紙と小包が来ている」ハデスは二柱に手紙と小包を差し出し立ち上がる。


「話は以上だ。では」


「ちょい待てや」腕を組んだイポリトはハデスを引き止めた。


「何か?」


「俺が監視役から外されるって話はどうした?」


「君には引き続き監視役を務めて貰う。アメリアは忠誠心が高いとは言えトラブルメーカーのローレンスの実子だ。ローレンスの血が絶えるまで監視役を務めて貰う」


「永遠って事じゃねぇかよ!」


 ハデスは二柱に微笑むと、黒い光の粒子となって姿を消した。


 気落ちしたイポリトはアメリアのグラスを手に取り、キールロワイヤルを呷った。


「あ! あたしの!」アメリアはイポリトを睨んだ。


 イポリトは顔をしかめてゲップをする。


「うへぇ。甘ぇ」


「あたしのキールロワイヤル……」


 腹が立ったアメリアは取り敢えず一発イポリトを引っ叩いた。

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