第21話うろたえるもの

「どうだった、大丈夫」

二人は駆け寄ってくる

そんな二人に嗤いかける「悪魔」いや「天使」--


彼女は、彼女で少し変わったところがある

だが、それを微塵も出さない出すわけにいかないのだ

出してしまったら、終わりだと考えている

なぜ大割なのかはっきりしない

ただの意地っ張りなのだろう

ただ、それでも「笑顔」を見せる


ただいまと言って白い歯を見せつけ笑い出す

「あはははははは」

皆で笑う

ゆっくりゆっくり、「椎葉」の体に生命力が返ってくる

静かに、静かに、帰ってくるのだ

本来もっと遅くてもいいぐらいなのだが止まらない

止まるわけがないだろう

きっと、この思いは心は止まるわけにはいかない

ーーー生きたい

ーーー生きていたいという思いは止まらない

だから、少しずつ回復している

目には見えないが、体の細胞のひとかけらひとかけらが

再生していってるのだ


それは、名のレベルなのかもしれない

或いは原子レベルなのかもしれない

最初はそんなものだろう

出も積もり積もれば変わってゆく

変わらざるを得ないだろう

ああ、幸せだとし合わせを満喫できるくらいには、7鼓動が大きくなっきている

まぁ、ここまでして鼓動がおおきくならないのもおかしいので

二人とも笑う

大安心して、今までの苦労を笑う

そして、二人で謝る誤ったあと二人は話し出す

彼女が眠っている間に何があったのか、彼女がいない間のできごとを


実は後の樹、彼女が再び病室に戻ってくるまでの間

二人は二人でいろいろあったのである


「嫌い、嫌いああ、こないで、こっちこないで半径一メートルに入らないで

間違っておわたくしのプリティできれいな顔をアナタたちの薄汚い顔でけが歳で

いや、ちかよらないでこの化け物」

化け物に、化け物呼ばわりされる

若干傷ついたのは誰よりも、そう、村風だろう

村風も思春期の男子である、

それが、近寄らないで打の薄汚いだの言われたら傷つくしかない

ただ二人はそれでも、ある程度自制できる二人なので全く問題はなかったのだが

もんだいはなかったのだが、しかし、なければできる出来させてみせる

とばかりに、その顔の長いお女は包丁をなげてくる

「獣拳」よりも先にヒットした

銃だが、鉄の玉が効かない

「「痛いじゃない、しかも臭いあんたたちのにおいが充満してるだなんて最低よ

裂いていい

万死に値するわ」

なぜか傘を投げてくる

戸惑ってる間にぼかーん傘が爆発する

「うわげほげほ」というかアフロ程度で済むのか、というものがあるが

何んとかアフロ程度で持ちこたえら二人の体がすごかった


ソ連敷いても、傘が次々とくる


二人でジャンプして後ろに下がりーー回避

回避する

しかし、それでも動く



「くらえ~私の美しいビームを」

ビームである

しかもなんか、ピンクではなばなしいはずなのに、なんか背筋が寒くなるのでよける

なんか気持ち悪いというか

生理的に無理なビームである

「ちょっとよけるなんてひどいじやないの」

そういいながら、ビーム7が当たった先を見ると爆発してる

「いやいや」(渡部)

「どっちがだよ」(村風)

である

とりあえず、あの猛攻をどうにかしないといけないがどうにかするって立ってどうすればいいのかまず

獣拳ですらかわせないぐらいー―ち密なのだ

緻密すぎて、近づけない防御力の高さでもある

そして爆弾傘を周りにたくさん置き始めたこれで動きを封じるつもりなのであろう「

だがーー通じないーー通じるわけがない

なぜなら二人は「最強」だから


どこのどなたか知らないが、二人にケンカを売った時点でおじゃんなのである

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