第39話番外編 バレンタインデー 前編

「フンフンフフーン♪」


 夜。夕食を作るエリザの鼻歌が響く部屋の中で、俺はある物をジッと見つめていた。

 それは壁に掛けているカレンダー。月毎に可愛らしい動物達の写真が見られる素敵なカレンダーだ。

 2月はサーバルキャットちゃんが木登りをしてる写真でかわいー!


 だが今、俺の目にはその可愛らしいサーバルキャットちゃんは映っていない。

 俺が睨みつけているのは、カレンダーの数字。日付だ。

 今日は2月――13日。

 例のあの日の前日だ。


「はーい出来た! 辰巳くーん、ごはん出来たよー。今日はね、チキン南蛮だよ。テレビで見てね、タルタルソースの中の玉ねぎとか卵をすっごく大きくしたんだー。食感重視となってまーす」


「……」


「あれ? どうしたの辰巳君。そんな怖い顔でカレンダーを見て。……どうかしたの?」


「いや……」


 心配そうに見つめてくるエリザに何でもないと手を振る。

 いや、実際にはどうかしていた。

 明日という日を前日に控えた俺の心は落ち着かず、精神的な安定を欠いていた。

 

 エリザが作った美味しいチキン南蛮を食べている時も、そのあと一緒にテレビのクイズ番組を見ている時も、布団に入りながら濡れ場多めの映画を見ている時も……俺の心は明日という最悪の日が迫っている事に、半ば諦念染みた怒りを覚えていた。


 明日は2月14日――バレンタインデーだ。



■■■



 バレンタインデーという日にいい思い出は全くない。


 世の中には2種類の人間がいる。

 バレンタインデーでチョコを貰える人間と貰えない人間。

 俺は後者だった。

 俺、一ノ瀬辰巳の生涯におけるバレンタインチョコレート獲得数は――0だ。

 今日この日に至るまで、俺がバレンタインデーでチョコを貰ったことはない(ソシャゲ除く)


 本命チョコや義理チョコ、友チョコ……世の中には色々なバレンタインチョコがあるらしいが、今のところそのどれも俺が手に入れたことはない。


 中学の頃、クラスの女子たちが協力してチョコを作り『モテない男子たちの私たちからのお恵みだよー』とか言って、陰キャラから陽キャラ、リア充非リア充、ガチオタヌルオタヤンキー、教室で飼ってた亀……全て平等にチョコが配られるイベントがあった。俺を除いて、だが。あのイベントを企画したクラスの中心女子であるA子は俺の中で、今でも許されていない。罰として現在進行形で触手メインのハードコアな夜のオカズになっている。ザマア見ろ。

 高校生の頃、天使長というあだ名の委員長がいて、その子は誰にでも優しかった。天使みたいに。そんな彼女は当然のように、クラス全員のチョコレートを作ってきた。俺を除いて、だが。チョコ配布中、俺も教室にいたのに。あとで聞いたら、俺を隣のクラスの人でたまたま遊びに来ていたと思っていたらしい。後ろの席なのにネ!


 とまあ、他にも『てめえは泥団子でも食ってろ事件』や『犬の散歩をしている近所のオバさんからチョコもらえたと思ったら、犬の糞だった事件』『チョコレートシチュー事件』『コンビニでチョコを買って女性店員さんに渡されたけど、これもう1個とカウントしてもいいんじゃなかろうか、いや違うか事件』などなど語りつくせない事件が多々あるが……俺がバレンタインデーを憎むようになった原因はこれでもうお分かり頂けただろう。


 俺はバレンタインデーが憎い。

 そわそわして下駄箱やら机の中を何度も確認する男子も、女子同士で固まってたまに意味深な視線をチラチラ向けてくる思わせぶりな女子も、そういった空気が充満する教室の中も……全てが憎い! ああ、憎い! ピーク時にはあまりにも憎しみが募りすぎて、チョコレートを媒介に悪質な伝染病をはやらせる系の邪神(アンリマユ)を召喚しようとしたことすらあった。まあ、邪神召喚の材料である処女の血をゲット出来なくて諦めたが。

 

 だが……俺も大学生だ。もう若くはない。若さに飽かして憎しみの余り暴走するのは……少し疲れた。

 明日はただひたすら内に自らの殻に籠るとしよう。

 人類による終わらない闘争に飽き飽きした仙人のように。後悔と無念の海に浸かるのだ。明日が終わるまで。


 チョコを渡せなくてモジモジする女子、何となくそれを察してやっぱりモジモジしちゃう男子……それを見ない為に目を瞑ろう。

 『あ、あの……ちょっと廊下に来てくれる?』『え、ええ? お、俺に何か用? 何だろうなー、全然思い当たるフシないんだけどなー』みたいな茶番を聞かない為に、耳を塞ごう。

 手作りのチョコや既製品のチョコ、失敗して少し焦げたチョコ、それらが入り混じった匂いを嗅がない為に、鼻にティッシュを詰めよう。

 自らの怨嗟の声を零さないように、口にはマスクを。

 大気中のチョコ粒子を取り入れない為に、しっかり保湿クリームを塗ろう。

 どこかの誰かが発するCM(チョコもらえてうれしい)粒子を遮断する為に、頭にはアルミホイルを。


 これで万事OKだ。明日は耳と目を閉じ口を噤んで教室の端で孤独に過ごす。

 考えただけで、何だが涙が出てくるけど……これでいい。いつものことだ。

 そう、いつものことなんだ。

 明日我慢すれば……全てうまくいく。きっとうまくいく。all is well……all is well……。



■■■


 そしてこの日がやってきた。

 エリザの甘やかな声と、優しげに揺すられる感覚でうっすら覚醒する。

 いつもの朝だ。だが違う。今日は2月14日。

 既に世界は変質し、チョコレートの呪いが充満した悪魔の日――バレンタインデーが始まっている。

 

 ああ、このまま布団に潜り込んだまま1日を過ごし、そのまま明日を迎えたい。

 チョコの瘴気が入り込まない安全な布団の中から1歩も外に出たくない。

 

「たーつーみーくん! 朝だよー、いいお天気だよー。起きないとくすぐっちゃうぞー」


 だが、そういうわけには行かない。

 起きなかったら、きっとエリザに心配をかけてしまうだろう。あと、くすぐられるのはマジで勘弁。一ノ瀬辰巳48の弱点に抵触してるからね。昔近所の男勝りな女の子に死ぬほどくすぐられて、失禁した記憶があるから。

 あとアレだ。単純に今日学校に行かないと、落としてしまう講義がある。出席さえしていればほぼ確実に単位は貰えるが、逆に1度でも欠席すると単位が危ういタイプの講義だ。なにもこの日にそんな講義を入れなくてもいいだろうに。


 なので起きる。

 今日この1日、俺の身に降りかかる鬱屈した時間を想像して、ゲンナリとした気持ちでのっそり布団から顔を出す。

 布団から顔を出すと、俺の頭側に座り込んだエリザが、俺の顔を上から覗き込んでいた。

 銀色の髪がまるで光の滝のように、俺に降り注いでいた。

 エリザは今朝も笑顔で、どこか高揚した様な口調で朝の挨拶をしてきた。


「えへへ、おはよ辰巳君」


「……おはようエリザ」


「はい、じゃあ――アーンして」


 エリザが大きく口を開ける。若干寝ぼけた思考のせいか、ほぼ反射的に俺も口を開けた。

 そんな俺の口に、エリザがスッと手を伸ばす。

 口内にヌルリと侵入するエリザの指。

 甘い。甘さの中に若干の苦みが混じった味を感じた。


「んぐ?」


 へー、エリザの指ってこんな味なんだ。これだったらいつまでも舐めていられるな。

 ん? いやこれ、この味……チョコ、か?

 口内に侵入してきた指以外の異物を舌で弄る。舐めれば舐めるほどそれは溶け、苦み混じりの甘味を溢れ出させた。


「わひゃっ、た、たつみくん……! く、くすぐったいよぉ……」


 エリザの指が引き抜かれる。

 口の中にあった異物は全て溶けきっていた。


「エリザ。これって……チョコか?」


「えへへ、せいかーい! 生チョコだよ。どう? 美味しかった?」


 悪戯が成功した子供の様に、邪気なく笑うエリザ。


「いや、美味しかったけど……え? ナニコレ? ドッキリ?」


 寝起きドッキリってやつ? アレってアイドルとかがやるもんだよね? 俺って実はアイドルだったの?

 実はこの世界はテレビ番組で、俺以外の人間は全員テレビ関係者? 俺というアイドルのリアルな人生を追った生ドキュメンタリー? それなんてトゥルーマンショー?


「ハッピーバレンタイン!」


 エリザが楽しそうにパチパチ手を叩く。


「ごめんね。ほら、今日バレンタインデーでしょ? きっと辰巳君、学校でチョコレートいっぱいもらうから……それはすごくいいことだけど、でも、それでもね。わ、わたしのチョコレートを少しでも特別に思ってもらいたいなぁって、そう思って、だから……一番に食べてくれたら、きっとすごく印象に残るかなぁって」


 モジモジしながらそんな事を言うエリザ。

 確かに印象に残った。というか、きっと忘れないだろう。

 今も、口の中にはチョコレートの香りや味、エリザの指の感触がハッキリ残っている。

 これからもずっと忘れることはないだろう。


 世の中には2種類の人間がいる。

 チョコをもらえる人間と、もらえない人間だ。

 そしてこの瞬間俺は、後者から前者になった。

 勝ち組になったのだ。なったのだ。


 一ノ瀬辰巳の人生において、今日は記念すべき日になるだろう。

 生まれて初めてチョコレートをもらえた日。

 そう――チョコ・バース・デイ。


「ありがとうエリザ」


「どういたしまして! ……って、あれ!? ど、どうしたの辰巳君!? 何で泣いてるの!?」


 エリザに指摘され、初めて自分の目から涙が零れていることに気づいた。

 今日1日、すべてを見ない為に閉ざすと誓っていた目から涙が。

 そう、人は変われる、変わることは出来るのだ。

 バレンタインデーを憎み、妬み、見ないフリをしていた俺はもういない。

 心が穏やかだ。胸を締め付けるような嫉妬の感情もない。

 まるで自分が違う人間になったと感じる。


 今日、俺は新しく生まれ変わった。


 そんな新しい人生を与えてくれたエリザに、改めて礼を言う。


「ありがとう、ありがとうエリザ……それしか言う言葉が見つからない……」


「う、うん……よく分かんないけど、タオルはい」


 

■■■



「じゃあ、行ってきます!」


 俺は元気よくそう言って、部屋を出た。

 気分がいい。こんなにテンションが高いバレンタインデーは初めてだ。

 何せ俺はチョコレートをもらった人間。0じゃなくて1なのだ。0と1の間には果てしなく深い溝がある。

 だが、俺はその溝を乗り越えた。底が見えないほど恐ろしいその溝を、エリザが手を引いて簡単に超えさせてくれた。

 もう何も怖いものはない。

 今日1日、何を見ても聞いても……心が折れることはない。

 今日は色々な光景を見るだろう。チョコを受け渡しする男女、その果てで恋人関係になる男女、更に進んで大人の関係に進む男女も見るかもしれない。でももう大丈夫。大丈夫だよエリザ。俺は頑張るから。エリザがくれたチョコのお陰で、俺はやっていける。


 足取りも軽い。

 このままスキップなんかして、学校まで――


「ん?」


 後ろから何かに服を引っ張られた。

 振り向くとそこには麦わら帽子を被った小学生が立っていた。

 少女はスケッチブックを捲り


『これでも食らえ!』


 と俺のポケットの何かを捻じ込んできた。

 そのまま走り去る。


 なんだなんだと思い、ポケットの中を確認すると……セロハンで包まれた小さなチョコレートが数個入っていた。

 少女が走り去った方向を見てみる。

 アパートの門から顔だけ出して、ジッとこちらを見ていた。

 俺が見ていることに気づいた少女は「……!」と声にならない声を発して、そのまま逃げ去っていった。


「お可愛いこと……」


 思わず顔がにやけてしまう。

 いつも飴をくれる少女がくれたチョコレート。これで……2つ目。

 信じられない。朝起きて1時間もしない内に記録を更新。

 これは……風、なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺のほうに。

 

 風を感じていると、足元に何かが転がってきた。

 丸めた紙だ。

 広げてみる。


『東へ10歩』


 そう書かれていた。

 これは……東へ10歩行けってことか。何で? 怪しい……怪しいが……俺、こういう謎解きレクリエーションだーいすき!

 ジョインしまーす!

 

 指示通り東へ10歩進む。

 すぐに紙が飛んできた。


『そっち西です!』


 あ、逆か。まあワザとだけどね。

 こういうアクシデントに対して、どう対応してくるかでGM(ゲームマスター)の腕や性格を見極める俺の作戦だ。このGMの対応の速さ……貴様、や込んでいるなッ!


『北へ5歩』

『南へ3歩進んで2歩下がる』

『西へ4歩。ダメージ床があるので気を付けて』

『あんなところにレバーがあります』

『そこにある像に正しいレリーフを嵌めてください』

『あ、そこのセーブポイントの前に破壊可能オブジェクトがありますけど、その中に中ボスがいるので注意』

『そこの扉、バグで押し抜けられるので、先にフッチとハンフリーを仲間にしときましょう』

『大黒柱がありますね。武器になるので拾っていきましょうか』

『花売りの女の子から小さな花買い漁りましょう』

『リメイクでも女装イベントを外さないスタッフは有能』


 ポイポイ投げられる紙の指示通りに歩く。

 しばらく歩くと、アパートの裏手の壁に辿り着いた。室外機横の壁に何かが書いてある。

 どれどれ……


『このラクガキを見て振り向いたときお前は……』


 あ、これ『わたしのぼうけんがこれでおわる』タイプのラクガキだわ。

 アレだ。チョコを2個も貰って調子に乗ってた俺への天罰だわ。

 

 背後から何かの気配を感じる。

 これ、振り向いたら間違いなくガオンされる。両腕残して消滅、世界が何巡かした後に両腕の無い占い師として登場するフラグだ。

 

「あ、あの……」


 服をグイグイ引っ張られる。

 ずいぶんと可愛らしい声だ。俺の命を葬り去る神様の手先とは思えない。

 まあ、こんな可愛らしい声の持ち主になら殺されてもいいかも。

 そう思い振り返った。


 そしたら……死んだね。


「来てくれて……ありがとうございます」


 そこに立っていたのは、神ってる可愛らしさの少女だった。

 制服を着た少女。少し短めのスカートをギュッと握りしめ、モジモジ恥ずかしそうにこちらを見上げる――大家さん。

 限定レアかな?


「大家さん……ですよね?」


「あ、あの……先輩!」


 先……輩……? 

 期間限定レア制服大家さん(排出率0.00083%)は、俺のことを先輩と呼んでいる。

 大家さんから先輩と呼ばれた俺の心は衝撃の余り痺れ、体中に甘い毒が回っていく。一言でデバフ2種類も……や、やるな。

 気を抜けば萌え死んでしまいそうになるが、何とか歯を食いしばり堪える。


 大家さんは頬を朱色に染め、震える手で何かを差し出してきた。

 小さな紙袋だ。

 差し出されたそれから、ほんのり甘い匂いを感じる。


「これ、受け取ってください……!」


「チョコ、ですよね」


「はい。そ、それで、その、もしよかったら……わ、私と……その、おつ、おつき――や、やっぱりなんでもないです! そ、それじゃあ!」


 何かを言いかけた大家さんは、そのまま走り去っていった。

 暫く放心していた。

 何が起こったのかわからない。

 裏庭に誘導されたらそこには制服を着た大家さんがいて、俺のことを先輩と呼んだ。

 まさか俺と大家さんが先輩後輩関係である世界線に移動したのか?

 ありえる。きっとシルバちゃんが何かアレをコレしてそうなったに違いない!


『そんな下らん事はせんぞ』


 心の中から返答があったが、どうやら違うらしい。

 だったら一体――


「どうでしたー? ねえねえ、一ノ瀬さん。さっきのどうでした?」


 謎の現象に思いを馳せていると、角の向こうから笑顔を浮かべた大家さんが歩いてきた。

 先ほどの制服ではなく、いつもの和服割烹着だ。


「どうって……さっきの何すか?」


「まあまあまあ! とりあえず! とりあえずどうだったか感想を!」


 手の平をこちらに見せ、感想を求めてくる大家さんに、俺は素直に感想を述べた。


「いや、まあ……クッソ萌えましたけど」


「しっ!」


 グッとガッツポーズをとる大家さん。


「大成功ですね! ほら、今日ってバレンタインデーじゃないですか? でも、普通に渡すだけじゃちょっとインパクトに欠けるなぁって思いまして」


「はぁ……」


「で! ですね! 先週ちょっと立ち話をしたじゃないですか? その時に、こう話題の中に一ノ瀬さんが一番グッとくるチョコレート受け渡しシチュエーションというやつをですね、さりげなーく混ぜまして」


「MIBですか」


「はいはい♪ で、結果から示された一ノ瀬さんがグッとシチュエーションを再現してみました! キュンってしました?」


「まあ、危うく心不全で死ぬくらいには」


「わーい!」


 ばんざーいと両手を挙げて喜ぶ大家さん。

 うーん、あざとい。渡し方といい、それをアッサリ暴露しちゃうところといい、いろいろ勿体ない。でも好き。

 

「ありがとうございます。これ、大切に食べますね」


「あはは。でも、手作りじゃなくてごめんなさいね。手作りの方が一ノ瀬さん的にもポイントは高かったと思うんですけど……私、ちょおっと洋菓子作りは苦手で」


 紙袋の中には俺でも分かるくらい、ちょっとお高めのチョコレートが入っていた。

 ふーん、少し意外だ。大家さんにも苦手な料理があったなんて。そういえば、差し入れしてくれる料理も和食が中心で、洋食は見ないな……。


「ではでは! 私、これからアパートの皆さんにチョコレートを配ってきますねー。行ってきます♪」


 まあ、そうだよな。大家さん優しいから、俺だけじゃないわな。

 ふと、大家さんが抱えている紙袋が目に入る。

 中には今から配るチョコレートらしき物が複数入っていた。

 それらは全部同じものだけど、俺が今手にしている物とは違っていた。

 俺がもらったチョコと今から大家さんが配るチョコは違うらしい。

 何だか少しうれしかった。  


  


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