第44話 「最後の尋問」


やっと尋問が終わり、帰り支度をしていたら、


裁判官から「原告もう少し質問いいですか?」と呼び止められた。




〇裁判官 「彼方は被告の関係でマルチ商法についてのやり取りがありますね。」


〇原告 「あ、はい、連絡しました。」


〇裁判官 「ですね はい それはあー被告の存在を知ってらっしゃったんですか。」


〇原告 「いや電話番号を、まあ裁判を起こす為に、え、住所を知る必要があったのでネットtで検索したらばヒットしました。」


○裁判官 「あーそしたら、本件事件後その被告の事をネットで調べたらマルチ商法の関係も


被告がなにか関係しているのが分かったので、」


○原告 「しているのではないか、という疑惑です。」


○裁判官 「疑惑があったので、そういう事のやりとりもメール等でしたということですか。」


○原告 「はい。」


〇裁判官 「じゃあ本件事件前は知らなかった、という事ですか。」


○原告 「はい。」


○裁判官 「ふーん。では、メールで宴会したお仲間に、えー脅迫罪の被告として逃げている事をバレる前に裁判を終わらせたく、とかいう事もメールしていますね。」


○原告 「はい。」


○裁判官 「これは宴会したお仲間に、ということは彼方は被告の事は、やはり知っていたんですか。」


○原告 「いや、そこのフェイス、んーなんか、ネットを見ればフェイスブック上で、繋がっている事は分かるので。」


○裁判官 「ふんーじゃあ、ここのメールについても、その本件事件後の事をおっしゃている訳ですね。」


○原告 「事件後のお話です。」


○裁判官 「に、気づいてそういうネットで気づいてそれを元にした発言だと言う事ですか。」


○原告 「はい。」


○裁判官 「わかりました。はい終わります。すみませんでした。」


○原告 「はい失礼します。」




まさか追加で、被告のマルチ商法を問われるとは思っていなかった。


別に被告の事なので、マルチ商法をどう問い詰められても、




現在も被告のマルチ勧誘は残っている。


一回ネット上に挙げてしまったモノは、すべてを消去するのは不可能に近い




興味があれば


Googleで



清く正しく美しく Facebook




・・・・と検索すれば事実はどちらかと言う事が分かると思う。











以上


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