第13話 瑠奈の背中流し

俺たちは晩飯を食べた後…


「亮くん先にお風呂入るね?」

「わかった」



俺は瑠奈が入った後お風呂に入った


するとその5分後


ガチャ


「え?何してるんだ…瑠奈」


そこにはタオルを巻いた瑠奈がいた


「えへへ。亮くんの体を洗いに来たんだよ?」

「いいよ恥ずかしいから」

「いいじゃん!私が洗いたいんだから」

「じゃあ俺も瑠奈を洗って上げるよ」

「え!?私はいいの!」

「それじゃあ俺がやられっぱなしじゃん」

「いいの!今日の感謝の気持ちとして受けってよね?」

「う、うんじゃあよろしく…お願いします」

「は〜い!」


瑠奈は俺の後ろに来て手にボディソープを付けていた


ピトッ


「うわ!?!?」

「あはは笑亮くんビビった?」

「き、急に触るなよ…」

「ごめんごめん」


瑠奈は丁寧に俺の背中を洗ってくれた


「え?前はいいよ…」

「何言ってるの?前も洗わなきゃ!」


俺は興奮して俺の息子が元気になっていた


「いやいや。いいって!」

「なんでそんなに拒むのよ〜嫌なの?…」

「い、いやそういう訳じゃ……」

「じゃあいいじゃん!さっさとこっち向いてよ」

「瑠奈…やっぱり止めないか?」

「もう!早くしてよね!」


瑠奈は俺の両肩を持ってグイッと体を回転させた


「え……」

「う、だからやめとこうって言ったのに…」


瑠奈の顔は真っ赤になった


「り、亮くんのばか〜!!」


瑠奈は出ていってしまった

俺は自分で体を洗い、お風呂を出た


瑠奈はもう自分の部屋に行ったようだ


「亮太くん瑠奈となにかあったのかしら?」

「雫さん…実は…」

「あらあら 瑠奈は乙女ねぇ 瑠奈にとって初めての彼氏だから大事にしてあげてね?」

「は、はいじゃあおやすみなさい」

「おやすみ亮太くん」


俺は瑠奈の部屋に向かった


瑠奈はもう寝ていた


俺も寝るか…


ベッドで横になると…


「り、亮くんさっきはごめんね」

「瑠奈起きていたのか?」

「うん。私男の人の物実際に見た事がなくて最初見た時頭が爆発しそうだったの。恥ずかしくなって急いで出ちゃったの でも、もし亮くんが悲しんでたら申し訳ないなって思ってたの…」

「俺はそんなことで悲しまないよ…」

「うふふありがと!」


ギュッ

瑠奈は俺の背中に抱きついて来た


「これで許して?」

「俺は嬉しいけど瑠奈も嬉しいそうだな」

「そ、そんな事ないよ?」

「じゃあ離れてよ…」

「ダメ…嫌だよ」

「瑠奈…」


《瑠奈視点》


私は亮くんの物を見て驚いた

初めて見るものだからめっちゃくちゃ恥ずかしかった。顔も真っ赤だって言われたし…


亮くんは悲しくないって言ってたけどなんか悲しかった。ちょっとぐらい悲しがって欲しかった


亮くんの背中は暖かくてとても安心する気持ちになる

子供頃にこうして寝たこともあった気がする

その感覚が残っているのだろう


大好きだよ亮くん…


懐かしい思いをしながら目を閉じた



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