第11話 瑠奈とデート②

「瑠奈 トイレ行ってきていいか?」

「うんいいよ!私待ってるね〜」


俺がトイレから戻ってきたら…


「いいじゃんー俺と遊ぼうよ」

「私待ってる人がいるのでやめてください!」

「居ないじゃん?」

「トイレに行ったんです!」

「彼氏に置いていかれたんじゃない?w」

「亮くんはそんな事絶対にしないです!」


男は瑠奈の手首を掴んだ


「ちょっと!離してください!」

「ちょっとだけだからさ。遊ぼうよー」

「嫌!やめてください!」

「人がせっかく親切にしてやってのになんだその態度は、ふざけるな!」


男は瑠奈に殴りかかろうとした


(亮くん助けて!)


俺は男の拳を掴んだ


「なんだ?てめぇ」

「人の彼女に手を出すとはいい度胸してますね」

「はぁ?なんだとぉ!」


男は殴りかかって来た


俺は受け止め、男を背負い投げをした


「ぐは……」

「まだやるか?」

「い、いえやりません……」


男は帰っていった


「瑠奈大丈夫か?」

「う、うん亮くんこそ大丈夫だった?」

「俺は大丈夫だよ」

「亮くん…」

「ん?なんだ?」

「ありがとう…かっこよかったよ!」

「彼氏として当然だろ?」

「えへへ…」

「そろそろ歩きながら回ろうぜ」

「そうだね!」


俺はそっと瑠奈の手を握った


そして服屋に着いた


「亮くんーこんな服どうかな?」

「似合ってると思うよ」

「さっきからそれしか言ってないじゃん!」

「仕方ないだろ?瑠奈は何着ても似合ってるんだから」

「そ、そうかな?」

「うん」

「じゃあこれにしようかな!じゃあ買ってくるね!」


俺は瑠奈を待っていた


「あれ?橘じゃん!」

「ん?誰だ?」

「ひどいよー中学の時一緒のクラスだったじゃん!」


俺は必死に思い出した…


「もしかして麗華か?」

「そうだよ〜!忘れられててちょっと悲しいなぁ」

「すまんすまん」

「橘はこんなとこでなにしてるの?」

「俺はデートだ」

「え!?デートしてるの?」

「まぁ…」

「彼女さんは誰?可愛い?」

「う、うん可愛いよ」

「あの橘がねぇ〜まさか彼女を作ってるとは思わなかったよ!」

「俺そんなにモテてなかったか?」

「だって、橘恋愛に関しては無関心というかさ」

「そ、そうだったか?」

「でも橘は十分かっこいいから結構女子からは人気あったよ?」

「え?そうなのか?全然話しかけられた記憶ないが…」

「あはは笑」

「買ってきたよ〜」


瑠奈が帰ってきた


「亮くん誰?」

「中学の時同じクラスだった麗華だよ」

「この子が橘の彼女さん?はじめまして麗華です」

「こちらこそはじめまして亮くんの彼女の瑠奈です」

「彼女さん可愛いじゃん?橘隠してたのか?」

「いや、中学の時は付き合ってなかったからなぁ」

「そうなの?じゃあ最近付き合った感じ?」

「そうだな」

「ふーんそうなんだ じゃあ私そろそろ行くね!」

「おう!元気でな」

「橘もね!彼女さん大切にしなよ〜」


麗華は手を振りながらどっかに行ってしまった




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近況ノートでも言いましたが

更新はもうひとつの作品と交互にやっていきます


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