第28話 【二階層の特殊個体】

 二階層ではイノシシ型のモンスターである、【クラッシュボア】と【ゴブリン】

 そして、ゴブリンがクラッシュボアに跨っている変異個体の【ゴブリンライダー】がたまに出現するらしい。



【クラッシュボア】と【ゴブリン】は鉄級と銅級の間くらいの強さだが、

【ゴブリンライダー】は銅級と銀級の間くらいの強さになる。



 以下にこの迷宮が初心者殺しということが分かるな。

 初心者は二階層で【ゴブリンライダー】に鉢合わせると終わりも同然だ。


 …


 と考えているうちに【クラッシュボア】と【ゴブリン】は作業的に何体か倒したが、俺の【全察知】に【ゴブリンライダー】の反応が出たみたいだ。




「サリー、ゴブリンライダーがいるから倒しにいくよ。」


「分かったわ、あなたなら余裕を持って倒せるわよ。」




 あぁ、確かにそうだった。もう俺もそこそこおかしなステータスになっていたな。




 俺たちは【ゴブリンライダー】に向かっていく。



 そこそこでかい身体をしているな、武器は棍棒か。



 ちょうど50メートル位の距離で【ゴブリンライダー】もこちらに気づいたようで猛スピードで向かってくる。



【ゴブリンライダー】は、10メートル先くらいで跳躍しこちらに飛んでくる。



 叩きつけるつもりか。



「スピードとパワーで闘うタイプだな…」



 初心者冒険者ならそれで一撃だが、スピードに差がある敵に対しては隙だらけだ。



 俺はすぐさまアイテムボックスから【万能型の包丁α】を取りだし、【ゴブリンライダー】の下に潜り込み腹を縦に斬る。



 すれ違い様にすぐ切り返し、【ゴブリンライダー】の頭を蹴り飛ばし殺した。



「まぁ、こんなもんか。」



「うん。」



 死体はアイテムボックスに入れて、次のエリア3階層に向かう。




 タッタッタッ…






 クラッシュボア×3


 ゴブリン×5


 ゴブリンライダー×1



 3レベル上がったみたいだ。



 名前 イートン


 18歳


 レベル9→12


 HP 622→748→874

 MP 880→1090→1300


 攻撃力 1140→1245

 防御力 728→854

 俊敏力 1200→1320

 魔法力 700→820

 魔耐力 728→854


 運 396→462


 ユニークスキル

 食の理

 フードバンキング(超隠蔽) 残3790p +3000p

 ポイントシステム(超隠蔽) 残160p +60p

 ポイント最適化(超隠蔽)

 アイテムボックス 

 万物鑑定

 隠蔽工作

 全察知


 スキル

 格闘術 5

 睡眠耐性 4→5

 毒耐性  5

 麻痺耐性   5

 精神耐性 9















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