第19話 サリーのこと

サリーを背負って宿に戻ることにした。


「一人追加ですけど大丈夫ですか?」


「はい、大丈夫ですよ。」



部屋に戻るとサリーが話した。


「なぜ私を買ったことでそんなに嬉しそうにしてるの?

私はこんなに酷い見た目をしてるのに。

そういう趣味でもあるのかしら。」


「いや、そういう趣味はないよ。

ただ君の強さに魅せられただけだ。

サリーはダークエルフでステータスも隠蔽してるだろ?」


ッッ!



サリーは驚いた表情で少し後ずさった。



「なぜあなたにそれがッ!

私の隠蔽レベルをこえる鑑定スキルをもってるとでも言うの?」



「あぁ、そうだよ。」



「鑑定レベル9なんて、、そんなのアダマンタイト級クラスかユニークスキルでないと無理だわ。

もしかしてあなた、ユニークスキル持ちなの?」




「実際に俺のステータスを見た方が早いんじゃないかな。

ステータス開示。」





名前 イートン


18歳


レベル6

HP 622

MP 880


攻撃力 1035

防御力 602

俊敏力 1080

魔法力 580

魔耐力 602


運 242


ユニークスキル

食の理

フードバンキング(超隠蔽) 

ポイントシステム(超隠蔽) 

ポイント最適化(超隠蔽)

アイテムボックス 

万物鑑定

隠蔽工作

全察知


スキル

格闘術 5

睡眠耐性 4

毒耐性  4

麻痺耐性   4

精神耐性 9




「なにこのステータス、出鱈目にも程があるわ。

レベル6でこのステータス値。

そしてユニークスキルが5個もあるじゃない!!」



なるほど、神からもらったスキルは表示されないのか。



「まぁ、いいじゃないか。

それよりも変化スキルを一旦解除してくれないか。姿を確認しておきたい。」



「わかったわ。」



変化が解けるとそこには人生で見たことがないくらいの美女がいた。


身長は170くらいに、日に焼けたような小麦色の自然な肌。

出るとこはでて締まるとこは引き締まっている美しい体つき。

髪の毛は艶のある黒髪。


「美しい…それは本当に前の姿だよな。」


「ええ、そうよ。」


「そうか…ホントに驚いたよ。


ところでサリーはそんなに強いのに何で奴隷になったんだ?」



「そうね。説明すると長くなるけど…


あれは【異種国フィールズ】と【帝国バルカン】の戦争時のこと。。」






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