第4話 容疑者……

 容疑者の二人目は、蟹江カニえ 舞だ。彼女も鬼頭きとうの愛人だ。


 しかも舞には恋人がいたが、彼氏は不慮の事故で帰らぬ人になった。

 その事故も鬼頭きとうの仕業ではないかと噂されていた。



 蟹江カニえと言う苗字から『ダブルピース』と関わりがあるのではないかと疑われていた。



 三人目が、春田はるた聖司セイジだ。

 彼は鬼頭きとうの幼馴染みで鬼頭カレには反抗できず、結婚を誓ったフィアンセを奪われていた。

 そのフィアンセもビルから飛び降り自殺をはかったらしい。怨みは相当深そうだ。カレにもアリバイはない。



 四人目が、元美容師だった妻の鬼頭きとう麗香だ。旧姓、可児カニ麗香。

 美容師✂😌✨でハサミを使い、なおかつ旧姓が可児カニと言うので容疑者に名を連ねた。


 

 さらに日頃から鬼頭きとうによるDVがひど離婚わかれたがっていたが、鬼頭カレがオーケイしなかった。



 以上の四名の中に、鬼頭きとうを殺害した真犯人がいるともくされる。


 全員、動機がありアリバイは曖昧だ。

 誰が真犯人でもおかしくはない。



 殺害現場の床に落らばった怪獣のフィギアを見ていたショパンは、しゃがんだままニッコリと微笑んだ。


「どうかしら。ショパン……😆🎶✨ なにか、解かったの」

 ミニスカートのリオもしゃがみこんで訊いた。

 思わず、僕は妖しいほど白いリオの太腿を覗き込んでしまった。健康的でムチムチとした太腿が僕の好奇心を駆り立てた。



「ゴックン…😳💦」生唾を飲んだ。



「……」ショパンも頬をあからめ、無言でうなずいた。



「キャァ~ーー🎶✨💕 マジィ~!!

 やったァ~ーー…🎶✨😆🎶✨✨💕」

 またリオはショパンに抱きついてキスの嵐だ。

 全くジャ💟ーズ系の美少年は羨ましい。





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