17話:女神に候ふ者
「あ、あのぉ~……
あ!
なんとなく
そりゃ、ま~た
少なくとも、こいつは魔族ではない。
「
「お、おお~、そりゃ~良かった、よかった」
えー!?
ちょっと、
「それでしたら、わたしに
「――うむ」
「ちょっと歩きますけど大丈夫ですか?」
「大丈夫、だ。俺が歩みを止めた事など、一度もない」
風雅の
――どれくらい歩いたのだろうか?
タララカン・カッツォーという街が、それなりに大きな集落である事は分かった。
文明水準は中世から近世
正確には、このタララカン・カッツォーという街は、あたし達の知っている“
地方、
最初にこの街に着いたその場所は、即ち、タララカン・カッツォーの中心地の一つだった、という
名無しの魔族から逃げている時、人家というものを全く目にしかった事実から、
つまり、人々が住まう土地
推測でしかない
広告看板の男は何かを
風雅も
日も
それだけに、
「もう
久し
あたしがその男性を信用していない
いち早く夜の
人々の
人の手が加わった無人の道。
――ジャリッ。
路地裏の小道を十分に
なにか、ある!
「
「そう
「――ほぉ~う、……気付いていた、か」
――!?
「俺は
「――俺は、」
「
「……――その通りだ。名を
待って!
え? なに? なんなの?
女神のあたしが全然、話に着いて行けない。
維新軍ってのは、
勇者をブレイヴと呼ぶのは分かる。
――そう云えば、
風雅が身に付けている、あの
風雅はそれを“
どこぞの女神から
「フーガ。あんたがプラウダというのであれば、
「女神の名が必要なのか? 俺本人が勇者であれば問題なかろう、女神が誰であれ」
「最近は
「――そうなのか?」
「そ~いうこと。んなわけでさ、あんたの女神の名は?」
「――ラヴクラフティ」
「!? ラヴクラフティ……だとぉ?」
――えっ? え!? えーッ?
ちょ、ちょっと~!
なんか、反応しちゃってんじゃん!
だ、大丈夫なの、風雅!? アーンド、あたし!!!
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