切なくて儚いお話でしたが、温かい想いが受け継がれていく姿には、とても心揺らされるものがあって良かったです。
島に残る猫又の伝承。なぜか彼女が見えるようになってしまった、わたしの過ごした十五の夏。かつては見えた人が居て、いつか見えなくなる人と居る。五百年を永らえてなお、生来の猫のように気ままな彼女。…続きを読む
子供の頃抱いてた幻想・・・例えるならぬいぐるみとお話し出来ると思ったり、森には妖精がいて友達になれると思ったりそういう記憶って、最終的に現実が追い越していって忘れられちゃうのが殆んどですがこのお…続きを読む
15歳中学生から高校生へとなる一歩大人に近づく、そんなある日に主人公は伝説の妖怪、猫又に出会う大人になる、環境が変わる瞬間何かとの別れが伴う大人になるとはどういうことなんだろう…続きを読む
猫又の伝承が残る島で育った「わたし」が出会ったのは、大きな獅子ほどもある白い猫。血も凍らせるような妖気と、身も心も緩むような陽気じみた芳香を纏う、歪な怪異──ややホラーチックな導入ですが、この…続きを読む
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