僕は床から蹴り上げられたように立ち上がり、鍵助さんの隣に立った。カーテンの端を掴み、鍵助さんを見ると、彼はサングラスを上げながら頷いた。僕も頷き返し、ゆっくりとカーテンを開いた。そして、窓を静かにスライドさせていく。そこには、格子越しに静寂な住宅街が映っており、特段変わった所はない。また、鍵助さんにしてやられたと苛立ちが募り、彼の方を向いた瞬間だった。小さなうめき声を耳が捕らえ、外へと視線を戻した。

「どうしたの?」

 座っていた女性陣が、歩み寄る音が聞こえてきたので、僕は片手を上げて彼女達の動きを制した。どこから、聞こえてくるのだ? 僕は格子を両手で掴み、空中の外へと視線を向ける。すると、肩を叩かれ、振り向くと、鍵助さんが下を指さしていた。

「下?」

 覗き込むように、格子の下を見て、思わず息が詰まった。そこには―――

 糸状な物で、体をグルグル巻きに縛られた男が、ぶら下がっていた。

 蓑虫のような姿の男は、目を血走らせ、僕を睨みつけるように、見上げている。その男を茫然と眺めていると、次第にうめき声は大きくなっていった。言葉にならない悲鳴のような叫び声が、闇夜に響き渡っている。

「染宮君? 外に何かあるの?」

 吊るされた男に気を取られ、背後から掴まれた腕を勢いよく振り払ってしまった。藍羽先輩が、大きな瞳を殊更大きくして、小さな悲鳴を上げていた。

「す、す、す、すいません! 藍羽先輩! 大丈夫ですか?」

「私は大丈夫だけど、どうかしたの?」

「い、いや・・・別に大したことでは・・・」

 僕は気まずさから、咄嗟に目を逸らしてしまった。こんな現状、どうやって説明すれば良いのだ? ただ正直に話したとしても恐怖心を煽ってしまうだけだ。子供の頃から、『見る』事はできていた僕でさえ、この状況は異常だ。見慣れている僕でさえ、悪寒が走る。

「兎にも角にも、ワイが彼奴を下ろしときますわ。このおなご達には、外から不穏な気配を感じるよって、見回ってくるさかい、今日のところはお開きにしまひょって、適当な理由つけて、外出てきい」

 鍵助さんは、僕の顔を真顔で見つめ、外へと出て行った。先ほどまでのふざけた態度が嘘のように、鍵助さんは仕事モードになっていた。その豹変振りに、ただ事ではないと、息を飲んだ。

「そ、外から不穏な気配を感じるよって、見回ってくるさかい、きょ、今日のところはお開きにしまひょ」

「え? どうしたの? 何々、突然? ひょ?」

 藍羽先輩が、怪訝な顔で僕を見つめている。その隣にいる元町先輩は、怯え切った表情で、唇が紫に変色していた。しまった! テンパり過ぎて、鍵助さんの言葉をコピペしてしまった。

「と、とにかく、何も問題ないから! 大丈夫だから! ちょっと、見回りに行ってくるだけだから! 今日はもう遅いから、解散しよう! じゃあ、また明日学校で!」

 早口で吐き捨て、僕は藍羽先輩の脇を抜けて、部屋を飛び出した。しかし、物音を立ててはいけないことを咄嗟に思い出し、極力足元に意識を集中させた。玄関から出て、道路に駆け出すと、元町先輩の部屋が見える場所へと移動する。道路から元町先輩の部屋を見上げると、もうそこには、誰もぶら下がっていなかった。茫然と見上げていると、部屋の窓から、二人の女性がこちらを見ていることに気が付き、誤魔化すように大きく手を振った。あまりにも気まずくて、逃げるように全力疾走で、その場を去った。そう言えば、と走っている最中に思い出した。部屋を出る前に、あまりにも慌てていた僕は、藍羽先輩に対して思いっきりタメ口で話していた。明日、きっちり謝罪しよう。

「時はん! 時はん! こっちこっち!」

 住宅街を走り回っていると、前方の十字路の角から、鍵助さんが手招きをしていた。僕が、鍵助さんの元へ駆け寄ると、彼は扇子を開いて、涼しい顔で扇いでいた。

「鍵助さん! 格子にぶら下がっていた男は、どうなりましたか?」

「ああ、ここにいまっせ!」

 鍵助さんは、クルッと上半身を反転させ、背後を扇子で指した。僕は、恐る恐る鍵助さんを回り込む。そこには、全身をグルグル巻きにされた男が、コンクリート塀を背もたれにして、地面に座っていた。顔面を苦痛で歪めながら、うめき声をあげている。

「早く助けてあげましょうよ? すごく苦しそうです」

「それが、そうもいかんのですわ。時はん」

「どういう事ですか?」

「コレが解けへんし、切れんのですわ」

 鍵助さんは、男の体を扇子で叩く。鍵助さんが言うコレとは、男を縛り上げている黒い糸状の物だ。

「こんな細い糸が切れない? どういう事ですか?」

「ああ、これ糸ちゃいまっせ。髪の毛ですわ。しかも、かなり強力な術者が、念を練りこんでまんな。ワイの力では、ビクともせえへん」

「髪の毛?」

 呟きながら、僕はその場で腰を下ろし、拘束されている男に顔を近づけた。街灯がまばらな為、はっきりとは見えないが、確かに言われてみれば髪の毛のような気がする。

「問題は、それだけちゃいます」

 扇子を手の平に打ち付けるようにして閉じると、扇子の先端を男の体から道路へと動かしていく。僕が首を傾げながら、扇子を見ていると、言わんとしている事が理解できた。

「髪の毛が続いている?」

「その通り! さて、どないしまひょ? あきらかに誘ってまんなあ! 言わば、このグルグル男は、餌でんな!」

 鍵助さんは、扇子でこめかみの辺りを掻いた。

 男の自由を奪っている髪の毛が、男の足元から道路へと続いており、そのままずっと見えない所まで、髪の毛が道路を這っている。

「餌? つまり、獲物がかかるのを待っているという事ですか?」

「う~ん、たぶん? それ以外に、目的も意味もないでっしゃろ? まあ、趣味っていう線は、なくもないけど・・・それにしても、悪趣味やわ」

 確かに悪趣味だ。しかし、趣味で霊体を捕縛し、人の家に吊るすなど、吐き気をもよおしそうだ。これは、人の仕業なのか、それとも妖怪の仕業なのか、霊体の仕業なのか・・・まるで聞いた事がない。僕は鍵助さんに尋ねると、彼は扇子で自身の肩を叩いた。

「まあ、霊体には、できまへんな。考えられるのは、人間か妖怪の類いですわ。そやけど、ワイの記憶にもこんな手の込んだ罠はる輩は、おらへんけどなあ。それにしても、こんなやり口、反吐が出ますわ」

 一瞬、背筋に悪寒が走った。いつも陽気な雰囲気の鍵助さんの目が、恐ろしく冷たかった。『もののけもの』と称される付喪神であれど、自分に近しい『もののけ』がこのような扱いを受けている事に、苛立ちを感じているようだ。僕は、唾を飲み込み、ただ黙って鍵助さんを見つめている。とても声を掛けられる雰囲気ではない。すると、鍵助さんは、扇子を開き、自身を扇いだ。

「さて、どないしまっか? 選択肢は、二つでっせ。髪の毛を辿って、お痛しとる輩を特定するか、このままこの男をここに放置して帰るか」

「え? それしか方法は、ないんですか? 例えば、響介さんとか銀将君にここに来てもらって、髪の毛を切ってもらうとか」

「無理でっしゃろなあ! 力不足やのうて、性質の問題やからなあ。まあ、神槍のお嬢なら、可能かもしれへんけど、これから向こうてもらうには、時間がかかり過ぎる。それまで、この男はもたんわ」

 神槍のお嬢とは、御三家の一角、神槍家の事だろう。同じ能力者でも、それぞれ得手不得手があるようだ。力任せになんとかなる訳でもないらしい。

「それに、な~んか、嫌な予感がしますなあ!」

「嫌な予感?」

「ま、それは、ありえへんやろから、今は置いときまひょか? で? どないします? 時はん?」

 鍵助さんは、嫌らしい笑みを蓄えて、まるで僕を試すように、サングラスの奥の瞳を光らせた。僕は。グルグル男をしばらく見つめてから、鍵助さんに視線を送る。

「伸びている髪の毛を辿っていきましょう。彼を放置するのも可哀そうですし、何より元町先輩もしくはご家族に、何かあっては困りますから。黒幕がいるなら、目的を知りたいです」

「鬼が出るか、蛇が出るか、分かりまへんで?」

 ニヤリと笑う鍵助さんに、僕は力強く頷いた。

「よっしゃ! そうと決まれば、行きまひょか? ワイもええもん見せてもろたし、ちゃんと働かな罰当たるさかいなあ! 銀将はんには、『ええ仕事しとった』って、言っといてやあ!」

 鍵助さんは、髪の毛グルグル男を担ぎ、歩き出した。僕は、鍵助さんの後を追う。鍵助さんが言う『ええもん』とは、藍羽先輩の胸だろう。この際、不問に致す。

 道路に続く髪の毛は、住宅街を抜け、徐々に閑散とした人目につかない場所へと伸びていく。気が付けば、周囲には、建物がなくなっており、雑木林が広がっていた。距離にしても、先ほどの住宅街から、それほど離れていない。三〇分くらい歩いただろうか。

「うわ! すいません!」

 僕は、思わず声を上げてしまった。周囲に目を凝らしていた為、立ち止まった鍵助さんに気が付かなった。鍵助さんは、前方へと視線を向けていて、肩に担がれた髪の毛グルグル男が、ジタバタと暴れている。僕が、鍵助さんの隣に立ち、目を凝らす。すると、闇夜から、地面の土を踏む音が、微かに聞こえてきたのだ。辺りは電灯もなく、樹木が生い茂っている為、視界が悪い。生ぬるい風が身に纏い、冷たい汗が頬を流れた。大きく息を吐いて、顎の汗を拭った。

「彼奴でんな? こいつをこんな目に合わせたんは」

 鍵助さんの声に、僕は唾を飲み込んだ。前方を凝視していると、少しずつ目が闇夜に慣れてきて、薄っすらと人の形が確認できるようになってきた。

「ああ、臭い臭い! 悪臭漂わせて、阿呆がのこのこやって来よったで! 時はん。彼奴は、悪霊でんな!」

「あ、悪霊ですか」

「そうや! なんでそんな奴が、こんな芸当できたんか知らんけど、そんなん関係あらへん! とっ捕まえて、吐かせたったらええ!」

 鍵助さんは、口角を上げ笑みを浮かべているが、眼光が鋭い。すると、鍵助さんは、担いでいた男を地面に置いた。帯に刺している扇子を引き抜き、臨戦態勢に入った。

「シバキ倒したるさかい、覚悟しいやあ! 時はんは、ちょっと下がっといてや! 巻き沿い食うでえ!」

 僕は、言われるがまま、ゆっくりと後退する。唾を飲み込み、身構える。緊張感が漂い、体が重く感じる。すると、一際、大きな風が吹いて、僕達を取り囲む樹木がバサバサと激しく揺れた。僕達に覆いかぶさるように立っていた樹木が揺れ、月明かりが降り注いだ。まだ少し距離はあるが、僕達と正対している人物の姿が確認できた。チラチラと現れては消え、現れては消えを繰り返している。

背の高い男が立っていた。いや、たぶん、男だと思う。地面につきそうなほどに、異様に長い髪の毛をしている。脇に刺しているのは、日本刀か? 落ち武者か何かの霊だろう。殺伐とした異様で異常な雰囲気を醸し出している。呼吸をするのも困難なほど、緊張感が漂ってきた。僕は、鍵助さんに視線を向ける。何もできない僕だけど、応援することはできる。乾いた唇を舐め、激励の声をかけようとした時だった。

「時はん! 逃げるで!」

 突然、大声を上げ、鍵助さんは振り返った。面食らっている僕へと駆け寄り、僕の腕を掴んで走り出した。

「あ! あの人は?」

 僕は、地面に転がる髪の毛グルグル男を指さした。

「そんなん構っとる暇ないわ! 気の毒やけどな! 我が身が、大事や!」

 鍵助さんが、叫び声を上げると、前方で佇んでいた男が、物凄い勢いで追いかけてきた。瞬間移動と錯覚してしまうほどの速さで、一瞬にして僕達との距離を詰めた。

「鍵助さん!」

 叫んだ瞬間に、僕は地面へと放り投げられた。受け身も取れず、顔面から地面へと叩きつけられる。しかし、土や落ち葉で覆われた地面のお陰で、それほどの痛みはない。体勢を整えて、鍵助さんに顔を向けると、振り下ろされた刀を扇子で受け止めていた。

「時はん! 何、してんのや!? さっさと、逃げんかいな!」

 鍵助さんは、刀をさばき、男の腹部へと蹴りを入れる。男は、後方へと吹き飛んだ。

「やった!」

「やった! や、あらへん! 逃げるで! 死にとうなかったら、死ぬ気で走りや!」

 鍵助さんは、僕の腕を掴んで、走り出す。僕と鍵助さんは、凹凸の激しい悪路を転げるように、全力で走り抜ける。しばらく、走ると地面はアスファルトに戻り、幾分走りやすくなった。

「鍵助さん! あいつ、なんだったんですか?」

「彼奴は、アカン奴や! まさか、あんな奴が、出てくるとは、予想外や!」

 息を切らしながら、懸命に走り続ける。鍵助さんからは、いつもの軽薄で余裕のある表情が消えていた。

「奴は、『首狩り』や!」

「首狩り?」

「ああ、そうや! 『首狩り夜叉(やしゃ)丸(まる)』! 悪名高い、悪霊や! ワイが太刀打ちできる相手やないわ! 急いで帰って、響介はんに報告や! チッ! 面倒なことになったで!」

 鍵助さんの焦りが顔中に広がっている。

「それほどまでに、ヤバイ相手なんですか?」

「銀将はんに出張ってもろてもタイマンやとキツイかもしれへん!」

 それほどまでなのか。銀将君クラス、いやそれ以上の・・・僕は、唾を飲み込み、背後を確認する。追ってきてはいないようだが、鍵助さんは走るスピードを緩めない。気がかりなのは、置いてきた髪の毛グルグル男だ。彼は、無事なのだろうか?

「あ、あの、鍵助さん? 髪の毛グルグル男は、無事でしょうか?」

「こんな、状況で他人の心配でっか? 時はんは、余裕でんな?」

「い、いや、そういう訳じゃなくて・・・ただ、気になって・・・一緒に連れてくることは、できなかったのかな? って・・・」

「残念ながら、そりゃ無理や! あいつを担いで、夜叉丸から逃げきれる保証なんかないし、なによりも髪の毛が切れへんって事は、髪の毛が巻き付いたまま玄常寺に連れてかなアカンってことやで。反対側を奴が掴んどんのや。ヤサがばれるで! 玄常寺には、女子供がおんのやろが! それに、ワイは、時はんを守らなアカン! そりゃ、ちとキツイで!」

 鍵助さんの苛立った口調に、僕は俯いた。鍵助さんの言っていることが正論で、僕はただの理想論だ。何もできないくせに、理想論を相手に押し付けるなんて、最低だ。僕が言っていることなんて、完全に人任せなのに。

「伏せや! 時はん!」

 鍵助さんが、一際大きな声を上げた。鍵助さんを見ると、上を向いている。視線を向けると、男が刀を振りかぶって、落ちてきている。頭を抱えて、道の隅に逃げた。

 ガキィィ!! と、鈍い音が響き、目を向けると、鍵助さんが扇子で刀を受け止めている。先ほど見た光景だ。僕は腰を抜かしそうになっていて、体に上手く力が入らない。

「時はん! 大丈夫でっか!?」

「は! はい! 大丈夫です!」

「急いで、一番近くの民家に行きや! そんで、玄関の前で待機しとってや!」

「はい!」

 僕は、言われた通りに、走り出した。民家に助けを求めるということなのだろうか? いや、一般人にどうこうできる話ではない。玄関の前で待機と言われたから、その通りにするだけだ。少し走ると、住宅街が目前に見えてきて、僕は一番手前の家の前で立ち止まった。ギリギリ目視できる距離で、鍵助さんと夜叉丸が戦闘を繰り広げている。しかし、鍵助さんの防戦一方だ。見る限り、そうとう旗色が悪い。僕は、自分の無力さに、自然と涙が零れてきた。あんなにも必死になって、鍵助さんは戦ってくれているのに、僕はただ見ていることしかできない。

 形勢が変わったのは、防戦一方だった鍵助さんが、羽織っていた『鍵』と記された羽織を夜叉丸に投げつけた時だ。羽織が夜叉丸の顔を覆い、バランスを崩していた。その瞬間を見逃さず、鍵助さんは、懸命にこちらへと駆け出す。そして、走りながら、帯の中に手を入れ、引き抜いた。

 手には、三本の鍵の束が、握られていた。

「時はん! 逃げんで!」

 鍵助さんは、僕を素通りして、戸建ての玄関先へと走り抜ける。そして、玄関の鍵穴に鍵を挿入した。

「時はん! はよ、こっちきい!」

 言われるがまま僕は、鍵助さんの後ろについた。背後を振り返ると、夜叉丸がすぐそこまで、迫ってきている。

「鍵助さん! あいつが!」

「分かっとるわい! 焦らすなや! ヨッシャ!」

 カチリ。鍵助さんの景気の良い声とともに、玄関の鍵が開く音が聞こえた。鍵助さんは、玄関扉を勢い良く開いた。そして、僕の服を掴んで、強引に家屋内へと投げ飛ばされた。玄関の三和土で、頭を強打し悶絶していると、背後から扉を閉め施錠する音が聞こえた。

「どうにかこうにか、逃げられたわ」

 急いで振り返ると、安堵の顔で、鍵助さんはそのまま座り込んだ。僕も安心して、一息ついた。上がり框に、腰を下ろして、鍵助さんに感謝の気持ちを伝えようとした。だが、肝心なことに気が付いた。ここは、他人の家だ。僕は急いで立ち上がり、周囲を確認して、放心状態になった。

「おかえり、時。良い経験は、できたかい? 鍵助も世話をかけたね? その様子じゃ大変だったみたいだね?」

 慌てて声の方へと向き直ると、響介さんがにこやかに立っていた。

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