第12話 うぬぼれの見切り発車―晶斗


その日は一日中ソワソワしていた。

出来るだけ平常心を保とうと、朝から放課後のことあまり考えずに席についていたのに、得意げな顔をして「お礼になんかおごってよ」とかっていう天音のせいで努力が全て無駄になって、僕は一日中彼女のことを考えざるを得ない状況になった。



「じゃあいくよ。」



それでもこいつらに動揺を悟られるわけにはいかない。

余裕が出てきたとシュウも言っていたから、せめて態度だけでも余裕ぶらなければと思ったけど、二人が同じような顔をして怪しく笑っているのを見たら、隠しきれてないことが容易に想像がついた。


シュウも天音も僕の気持ちなんて気にすることなく関係のない話を続けていたけど、僕は勉強の会場となるB組まで色々な考えを巡らせていた。もう一生着くなとすら考えてしまいそうにもなったけど、そんな願いなんてかなうはずもなく、僕たちはすぐ目的の教室に到着した。



「杏奈~美玖~!来たよ~!」

「お~!座って座って。」



着くや否や大声で叫ぶ天音に、まるで自分の家に招き入れるみたいな軽い口調で杏奈は言った。

本当に天音みたいなやつだなと思って一瞬は呆れた顔をした僕だけど、次の瞬間岩里さんがおそるおそるペコリと頭を下げたのをみて、慌てて片手を上げて挨拶を返した。



「たくさんそろうと心強いね。」

「戦力的にはザコだろ、岩里さん以外。」

「たくさん寄れば文殊のなんとかってね!」

「ほらな、ザコだ。」



思わず天音といつも通りのやり取りをしていると、岩里さんが遠慮がちに「わたしもそんなっ」と慌てて否定した。ちょっと頼りすぎたかなと思って心配してみると、杏奈が岩里さんの肩をポンと叩いた。


「な~にいってんの、

大丈夫だから。」



何が大丈夫なのかはよくわからなかったけど、その言葉で岩里さんは安心した表情でにっこり笑った。



なんていうか、その顔がシンプルにかわいかった。



「じゃ、はじめようか。」



それから僕たちは、珍しく集中して勉強をした。

岩里さんは予想していた通り文系教科が得意らしくて、天音や杏奈は漢文とか古典の質問を岩里さんばかりにしていた。


僕も質問してみたかったけど勇気が出せず、情けなくもただただ勉強に集中した。集中をとぎらせてはいけないというこの状況は、点数をアップさせるにはもってこいなのかもしれないと思った。



「ね、美玖。

数学のさ…。」

「わかる、かな。」

「アキに聞きなよ。

アイツ数学だけはやたらできるから。」



杏奈が岩里さんに数学の質問をしようとすると、自信がなさそうな岩里さんを見て天音がそう言った。



やたらってなんだよ。



いちいち言い方が悪いことにはムッとしつつ、杏奈の質問を聞いた。幸いにもそこは昨日家で勉強したところで、僕は聞かれたことに自分でもびっくりするくらいしっかり答えることが出来た。岩里さんの前で答えられなくて情けない思いをしたらどうしようと心配していた僕は、内心少しホッとした。



「へぇ~、意外だね。」

「意外ってなんだよ。」



本当に天音みたいなことを言う杏奈に怒りつつも、少しは岩里さんの前でいいところが見せられたかなと思った。僕は無意識に得意げな顔をして岩里さんの方をみると、彼女はなぜか驚いた顔でこちらを見ていた。



なぜそんなに驚いた顔をしていたのかは分からなかったけど、とりあえず僕たちは2時間くらいはみっちり勉強して、それぞれ家に帰った。



本当は前みたいに一人で岩里さんを送っていきたかったけど、シュウと天音とは同じ方向なんだからそういうわけにはいかない。今日は豪華に3人でバスに乗る彼女の見送りをして、僕たちは久しぶりに3人で一緒に歩いて帰ることにした。



「ねぇ、せっかくなんだから

質問くらいしてよね!」


確かに天音の言うとおりだった。

もっと距離を縮められる絶好のチャンスをもらったはずなのに、僕は結局一言も岩里さんと話が出来なかった。


いつもみたいに否定できない僕は、素直に「ごめん」といって謝った。



「でもお前らが色々聞くからさ。」

「それは確かに。」



集中して全員しゃべらなかった時間も確かにあったけど、圧倒的に天音や杏奈が岩里さんに質問をしている時間が長かったと思う。それに突入して質問するほどの余裕は少なくとも僕にはなくて、それも原因だと天音を責めると、シュウも同調してくれた。



「そっか。

それも、そうだね…。」



珍しく素直に僕たちのいう事を認めた後、天音は何かを考えこんだ。

すると天音はしばらくしていいこと思いついたって顔をしてこっちを見てきて、僕はその顔に恐怖を覚えた。



「わかった!二人にしてあげる!」

「は?!」



本の貸し借りをしたり一緒に帰ったり、家に帰ってからもメッセージを送りあったり…。


確かに前より少しは関係を前進させられて、普通にコミュニケーションを取ることも出来るようになってきた僕だったけど、何時間も二人っきりでいる事を考えたらいよいよ心臓が破裂しそうな気がした。

でも天音は僕がそんな不安を抱えてるってのに気づくこともなく、杏奈になにやらメッセージを送っているようだった。



「よしっ。」

「なんて送ったの?」

「明日は部活のことで

顧問のところいかなきゃいけないことにしよって。」



なるほどな。

それなら自然と二人になれるかもしれない。

天音らしくもないごもっともな意見にびっくりしていると、天音は「シュウはテキトーにどっかいって」と言った。



「ひどいこと言うな、お前。」

「じゃあアキと美玖と3人になりたいの?」

「それは…。」



さすがにそのくらいの空気は読めるって様子で、シュウは言った。「じゃあ決まりね」ってあっさり天音は言ったけど、僕は内心気が気じゃなかった。



「チャンスなんだから

ちゃんと生かしなさいよ。」

「はい…。」



とはいえ、天音の言う通りこれはチャンスだ。

余計なこともたくさんするけど、いつも天音には大きなチャンスを作ってもらっている。僕は心の中で「ありがとう」と言ったけど、次の瞬間「こくっちゃいなよ」とか軽い気持ちで聞いてきたのを聞いた瞬間それを撤回した。







「じゃあ、頑張ってきなよ。」

「ありがとうございます。」


今日はまず天音が教室に杏奈を呼びに行って、その5分後くらいに僕が登場する流れになっている。僕は永遠にも感じられるその5分を何とか精神統一をしながら待って、だるそうにしているシュウを残してゆっくりとB組に向かった。



落ち着け、落ち着くんだ、僕。



ゆっくり歩いているはずなのに、全速力で走った後みたいに心臓はバクバクといっていた。

それでも僕は歩きながらなんとか呼吸を整えて、永久にも感じられるB組までの道のりを進んでいった。




ひょっこりB組を覗くと、窓際の席に岩里さんが座っていた。

他の人がいたらどうしようと思ったけど、無事B組には岩里さんしかいなかった。一人しかいないってこともあって、昼間はあんなにうるさい教室の中は、ウソみたいな静寂に包まれていた。


誰もいなかったことにはホッとした僕だけど、この静寂の中どうやって入っていいかは全く分からなかった。いきなり声をかけても岩里さんがびっくりしてしまいそうだ。かといってこのまま静かに入っていったら、まるでおどろかそうとしているみたいで気持ち悪い。


悩んだ末僕は、まるで職員室に入るみたいにノックをしてその入り口をくぐることにした。



コンコンッ



ノックの音で岩里さんが振り返った。

つやつやの髪がキレイになびいて、差し込む光に反射して本当に天使の輪が付いているんじゃないかと思うくらい、もうそれは本当にキレイだった。



「あれ?あ、あんなは?」



予定ではクールに言うつもりが、演技をしなくてはいけないプレッシャーと岩里さんがキレイすぎることへの動揺でかなりわざとらしくなった。気が付かれないかって心配したけど「部活のことで…」と普通に岩里さんが返事をしてくれたから、よかったと胸をなでおろした。



「そ、そう言えば天音も

どっか行ったわ。」

「シュウ君、は?」

「アイツも今日は用事。」



岩里さんは僕の答えに「そっか」って何気なく答えたけど、僕は岩里さんに名前で呼ばれているシュウがうらやましくてたまらなくなった。最初自己紹介した時に「篠田です」って言ったのが間違いだった。


訳がわからない後悔をしていたけど、ずっと突っ立っているわけにもいかないから、僕は次のセリフを必死に探した。


「えっと、今日は二人みたいだけど…。

嫌じゃないかな?」

「ううん、全然。

お願い、します。」



よ、よかったぁああ。


岩里さんの性格上、「嫌」なんて言われないんだろうけど、聞いておいて結構心配していた僕は、ホッとしながらすでに反転されていた杏奈の席に座った。


何気なく座ってみたけど、よく考えればこんな近くで向かい合わせになることは初めてだった。キレイ過ぎる岩里さんのことが直視できなくて、でもそこにいるって事実が僕の心をくすぐり続けて、ついに僕の心臓は破裂した。(と思えるほど高鳴っていた。)



「数学くらいしか教えられないから

役に立たないかもしれないけど…。」

「ううん。

数学苦手だから、助かる。」



数学得意で

よかったーーーーーーーーーーーーっっ!!!!



心の中で大声で叫びつつ、僕はいたって冷静なふりをしてノートと教科書を広げた。それを合図に岩里さんも数学の教科書を取り出したから、僕もとりあえず勉強に集中することにした。




…が、出来るはずがなかった。

相変わらず心臓は破裂寸前だったし、かすかに岩里さんのシャンプーのにおいが香ってきて、僕の脳みそをくすぐった。



視覚からも嗅覚からもやめてくれ…。

本当に死んでしまいそうだ。



ダメージマックスでHPなんてとっくになくなって、本当ならゲームオーバーな僕だったけど、現実ではそうはいかないし、悟られてもいけない。かといって全然集中できる気配もなかったから、僕はひたすらに教科書の漢文を書き写すっていう単純作業に集中してみることにした。



意外といける。



書き写すってだけの単純作業は、そんな状態でも結構進んだ。

頭が働いてなくても写すだけなら何とかすることが出来たし、多分岩里さんから見ても、しっかり勉強しているように見える、と思う。



今までは書くことが面倒で写すなんて作業は避けてきた方だけど、僕はとにかく心臓が張り裂けるのを避けるためにも、その単純作業に没頭した。



「あの、さ。」

「はいっ。」



しばらくすると、岩里さんが遠慮がちに僕を呼んだ。

きっと、僕はめちゃくちゃ集中して勉強していると思っているんだろう。でもまったく集中なんてしていない僕が勢いよく顔を上げると、岩里さんは申し訳なさそうな顔をして数学の教科書をこちらに向けた。



「今、いい?」

「うん、大丈夫。」



もはや動揺し過ぎて、僕は逆に冷静になってきた。

なんていうか、客観的に僕が僕自身を見ているような感覚がしていて、「これなんだけど」と差し出された数学の問題の説明を、すらすらとした。



「あ、そっか。

ここでこれ使うんだ。」

「そうそう、

その公式で計算すると…。」



岩里さんは言葉で反応することは少なかったけど、小さな頭をうんうんと動かしながら、しっかり僕の説明を聞いてくれた。お互い前のめりになっているせいで距離がちかくなっていたけど、相変わらずもう混乱し過ぎている僕はなぜかとても冷静に説明をしていた。



「なるほど。すごい。」



なにが?っておもったけど、とりあえず説明が伝わったことが嬉しかった。いつもシュウとか天音に説明しても1度では分かってもらえないことが多いから、やっぱり頭がいい人は物分かりもいいなと思った。



「よかった。」

「ずっとこれ分からなくて…。

ありがとう、本当に。」



説明が終わった次の瞬間、岩里さんは顔を上げてキラースマイルを浮かべて言った。

完全に油断していた僕は、思ったよりも僕たちの距離が距離くなっていることに驚いたと同時に、さすがに冷静なままでいられなくなった。これ以上距離を縮めたら多分本当に死んでしまうと思った僕が無意識に身を引くと、岩里さんも照れた様子で身を引いた。



それにしても、いい匂いがしすぎないか。

風呂入りたてなのか?なんなの?

同じ生き物なの?



僕がそんな不純なことを考えていると、岩里さんはすこし動揺した様子で鞄から水筒とハンカチを取り出した。


このままでは書き写す作業も満足に出来なくなる。

僕も動揺を少しでも落ち着けようと、岩里さんと一緒に休憩を取ろうと思った。緊張する気持ちを深呼吸と一緒に吐き出してふと岩里さんの手元に目を移すと、彼女が持っているハンカチに描かれていたのは、マジックワールドのあの猫のキャラクターだった。



「あ、それ…。」



スタンプにもハンカチにも同じキャラクターがついていたから、僕は思わず反応してしまった。突然持ち物について何か言われたことが嫌だったのかよくわからないけど、岩里さんは「なに?」って顔をして僕を見た。



「いや、スタンプと同じだなって思って。」



そういうと岩里さんは自分のハンカチを見て、「あ…」と言った。やっぱりそんなところツッコむべきじゃなかったかなと思っていると、岩里さんはちょっと恥ずかしそうな顔で僕を見た。



「杏奈ちゃんがね、くれたの。」



なんだ、アイツか。

一瞬はもしかして岩里さんが本当にマジックワールドをやってるんじゃないかって思いかけていた僕だけど、やっぱそんなわけないよなと思い直した。



「杏奈ちゃんがね。」



僕が余計なことを考えていると、岩里さんはそう切り出した。

今まで自分から話しだしてくれることなんてなかったから、それだけでもちょっと嬉しくなってしまう自分がいた。




「ちょっと私に似てるっていうの。」

「そのキャラが?」

「うん。」



名前なんて知らないだろうと思ってあえて言わなかったけど、その猫はミルキーという。似てるか似てないかって聞かれたら微妙なところだけど、名前はちょっと似てるなと思った。



「でもそんなに可愛くないよね。」



ミルキーはネイビーカラーの猫で、目がぱっちりとしていて愛らしいところもあるけど、ところどころ蛍光色の模様が入っていたり尻尾の形が変だったりして、確かにストレートに"かわいい"って言えるキャラクターではないと思う。


でもここで「そうだね」なんて言ったら岩里さんを可愛くないって言ってるように聞こえる気がして、それは断じてないことだってことだけは伝えたかった。



「僕は、好きだけどな。」



岩里さんはびっくりした顔で僕を見ていた。



あ、もしかしてこれ、告白みたいに聞こえる…?



そう思った僕は慌てて「そのキャラ」と一言付け足した。すると岩里さんは少しホッとした顔をして、「そっか」と言った。




その時、僕の頭には天音の言葉が響き始めた。



"こくっちゃいなよ"



これから岩里さんとの関係を、どう進めていこう。

普通に本の貸し借りをしてメッセージのやりとりをして、そうしたら多分一歩一歩前には進んでいけるんだろうけど、それだけで僕の気持ちは伝わるんだろうか。



多分伝わらない。



じっくりと岩里さんの気持ちも考えて進んでいくべきなのかもしれない。

でも恋愛初心者の僕にはタイミングを見図れる自信もなかったし、そしてこの後気持ちを伝えるきっかけをつくる自信も、もちろんなかった。



もしかして、今なんでは…?



そう考えた次の瞬間、あろうことか僕の口からは、頭で考える前にセリフが出てきていた。



「岩里さんの、ことも。」





え?えええ?!?

え、ええええ?!?!


何言ってんだ、僕!!!

もっと慎重に考えろよ!!

もう遅いけど!!!!!



そのセリフを聞いて、岩里さんはすごくびっくりした顔で僕の目をしっかりみた。

そんな時でも曇りなく透き通っている彼女の瞳が、とてもきれいだって思った。



「ご、ごめん。

いきなりびっくりさせて。」



びっくりしたまま固まっている岩里さんにそう言うと、彼女はやっと魔法が解けたみたいに動き出して首を振った。こんなつもりではなかったけど、もう引き返せないと観念した僕は、その先の言葉を続けることにした。



「驚かせたと思うけど、

えっと、僕、岩里さんのこと好きなんだ。」



今度は高鳴っている心臓を何とかおさえて、僕は出来るだけクールな感じで言った。クールになってはいなかったかもしれないけど、余裕がある風な雰囲気をしっかりと作って、岩里さんの目をしっかりと見て言った。


すると驚いた顔で僕を見ていた岩里さんは、顔を真っ赤にしてうつむいた。こんな時に思う事でもないのかもしれないけど、やっぱり彼女はスーパー超絶かわいかった。



「えっと…。」



しばらくうつむいたあと、岩里さんはとても小さな声でそう言った。



やばい、どうしよう。



本当は「なになになに?」と食い気味で聞きたくなったけど、そんなことしたら絶対に振られる。僕は手汗でべちゃべちゃになっている手をグッと握って、次の彼女の言葉を待った。



「私っ、





好きな人いるんで!」



彼女は勢いでそう言った。それはさっきとは打って変わってとても大きな声で、まるでスタート合図が鳴ったあとの短距離走の走り出しみたいに、すごい勢いのある言葉だった。



そんな勢いの大きな声のはずなのに、そのセリフはなかなか僕の頭の中まで到達しなかった。聞きたくないだけなのか、急展開にまだ自分自身ついていけていないのかよくわからなかったけど、とにかく僕の頭の中は全く整理が出来ていなかった。


そして僕が動揺している間に岩里さんは荷物を急いで鞄につめて、僕に大きく頭を下げて教室を走って出て行ってしまった。



「ははは。」



やって、しまった。

確かにタイミングだったのかもしれないけど、完全にやってしまった。



好きな人がいる可能性なんてみじんも考えることなく、見切り発車で告白して、そして振られた。



そういえば中学の時何となく付き合った彼女にも、僕は振られた。

でも何となくだった僕たちの関係が終わったところで、僕の気持ちだってなんとなく悲しいくらいにしかならなくて、多分1時間も失恋を引きずらなかったと思う。



でも、今回は違う。

彼女の口からきいた"好きな人がいる"というセリフは僕の心にダメージをしっかりと与えていて、それでHPが完全になくなったせいかしばらくその場から動けなくなった。



ごめん天音、やってしまった。



僕は完全にうぬぼれていた。

本の貸し借りが出来るようになってこうやって二人でも勉強できるようになって、もしかして僕のことも好きでいてくれるんじゃないかなんて、うぬぼれたことを考えていた。




―――そんなはず、あるわけないのに。




それからどのくらい時間がたったのか分からないけど、見回りの先生が「下校時間だぞ~」と帰宅を促すまで、僕はその席で呆然としていた。



そう言えば明後日からテスト本番だ。


こんな状態で勉強できるのかってトボトボ帰りながら心配してみたけど、どうせいい点なんて取れないんだからどーでもいいかって全部投げやりに考えた。

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