S9 「#藤袴のストレイ」が話題に。 女郎花のジャンヌとは一体何なのか?話題のトレンドに迫る 4月18日

ほんわかレス推奨です!

この掲示板では、しばしば激しい論争が起こっています。

コメントの際はスレをよく読み、ほんわかレスに努めてください。

□概要

藤袴のストレイとは、最近話題のネット宗教である。教祖は羊毛フェルト。

忍田ハコベと秋月このはを崇拝している集団が自分達で名乗りだした名前のことである。

はこべが春の七草、秋月から秋を取って、秋の七草の藤袴を取っていると推測され、ストレイについては不明だが、後述のジャンヌと合わせ、ストレイシープから取られたものと思われる。

Twitterを中心に精力的に活動しており、主な活動内容は忍田ハコベ、秋月このは及びENOKIの応援リプや応援コメント。またソシャゲに藤袴のストレイと@をつけることで、ハコベ、このはの両氏の知名度を上げること。

□#女郎花のジャンヌ とは

おみなえし、と読む。秋の七草のことで、藤袴と同じ由来と思われる。羊毛フェルトを一応教祖としている為、秋の七草と羊に関する単語をくっつけたもの。女郎花のジャンヌとは「清浦真帆」のことを指し、現在謹慎中のVtuberのことである。

現在藤袴のストレイ集団は「清浦真帆」に対し連日復帰を求める声名、お気持ち表明、他ENOKIVtuberの配信に#女郎花のジャンヌとコメントを行い、清浦真帆の復帰を運営に求めている。

一部からはその行動をすることで余計に清浦真帆は復帰をしないのでは?という声もあるが、羊毛フェルトは頑なに無視をしている。

□ほも奴隷との関係

ほも奴隷とは、「モテなくて最底辺だった俺が転生してほのぼのもふもふ奴隷を拾ってハッピーのんびりライフ」のことである。詳細はリンク先を参照。この作品に出てくるヒロインの容姿や性格がENOKIのVtuberと酷似しており、参考にしているのではないか?との声が上がっている。

また、忍田ハコベを参考にしていると思われるキャラ、「篠田ヤスデ」を羊毛フェルトがTwitterのアイコンにしており、お互いのファンに良い影響を与えないと指摘されたこともあったが、羊毛フェルトは現在(2020年3月時点)でもアイコンにしている。


このは:

こんにちは~。最近は病気も蔓延していて大変ですね。でも、毎日12時の生放送はやめませんよ~。このはの配信で少しでも癒やされてくださいね


#ジャンヌを解放しろ

七草である誇りを持て

我が教祖様今日も配信ありがとうございます!!!!!!!!!

で、女郎花の復帰予定いつ?

最近このはちゃんの配信やばすぎて草

宗教やんけ……

このはちゃんとか馴れ馴れしく呼ぶな!!!!教祖様と呼べ!!!

ヒエッ


――光綿市 光綿支部紅葉――


帯刀「テイクアウトサービスなんですけど、やめません?毎日お姉さんはテイクアウトできますか?って聞かれるのちょっと飽きてきたんですけど」

瀬川「仕方ないじゃないか……。本部指示なんだからね。もうしばらく我慢してくれ」

帯刀「私のテイクアウトならご主人様限定でいつでも無料で提供してますよ?」

瀬川「あ、ああ……。考えておくよ」

花園「おーっす、とりあえずは皆元気そうで何よりだな……」

瀬川「ああ……。いつものお弁当でいいかい……?」

花園「ああ、二人分な。自分で作ってもいいんだが、流石に毎日となるとな……」

帯刀「それで、花園さんは今日の私の衣装。どう思います?」

花園「個人的には眼福ものだけど……。――まあ、なんだ、隠してあるからって逆バニーはどうかと思うぞ瀬川さん」

瀬川「僕じゃない……。僕じゃないんだ……」

帯刀「今日の衣装見せてからご主人様が目を合わせてくれないんですよ。ほーら。ご主人様の好きなぱふぱふですよ~」


▶胸に顔を押し付けます。車椅子に座っているのでジャストフィットしていますね


花園 「……大丈夫か?通報とかされてないよな?条例とか引っかからないよな?」

帯刀「斬ればいいので平気ですよ?」

元木「……っす……。もはや服とはいいがたいっすね……」

早乙女「ふんふーん♪」

ハコベ「いらっしゃいませ。きょうはうさぎさんですよ」


▶逆バニーのハコベがニコニコして接客していますね


花園 「正気を疑ったがやっぱこれ現実なんだよな……」

早乙女 「はー……///」


▶小さい小物を見て、喧騒も聞こえてなさそうですね


浅倉 「おはよーございまーす。なんかみんなくるタイミングおな、じ……。えっ、何やってんですかその服」

来玖「こんにっちはー。今日もすごい格好ですね。風営法とか引っかからないんですか」

稲生「――――今日は、ずっと、料理、してるから……。こっちを覗きこまないで、ください……」


▶厨房で小さくなっていますね


花園「……ようこそある意味地獄へ」

元木「……解れよ、今日のお前の衣装だ」

帯刀「やーっときた。ほら、今日の衣装だから着てね」

浅倉「それは服じゃないです!花園さんたすけてー!」

帯刀「着ろ。じゃないとその綺麗なお腹が真っ二つになっちゃうかもね……」

花園「あー、ほら、流石に色々マズいから勘弁してやれねーのか?帯刀さんの時点でやべー店来たみたいになってんだしさ」

瀬川「僕は何も見てないから……」

浅倉 「ひっ……!けどそれを着るくらいなら……、瀬川さんからもなにか言ってくださいよ!」

瀬川「にあうとおもうよ……」

元木「別に着たってお前の貧相ボディ誰もみねーんだからいいだろ……減るもんなんかねぇぞ……」

花園「瀬川さんがこういう時に見て見ぬ振りするから調子に乗るんですって!言いましょう!ガツンと!ほら!」

帯刀「仕方ない。仕方ないよね?規定服を着ない残念な小娘は斬り捨てるしかないよね……。仲間じゃないんだし」

花園「いやいやいや、なんでそうなるんだ!?他にも色々……良い服あるだろ!」

瀬川「大丈夫、大丈夫だからね、帯刀くん。ほら、刀置いて。頭撫でてあげるから、ね?」

帯刀「ご主人様、優しいです……。もっと撫でてください」


▶帯刀を抱き返して頭を撫でるよ


元木「はー……。今までのだって大差ねぇだろ……、なにを今更ガチ拒否してんだよ……めんどくせぇな……」

花園 「せめて別の服ねーのか……。これだったらスク水とかの方がマシだろ……」

稲生「――やっぱり、屈んだ、ままだと、作業しづらい、から……。今日は、何も、注文しないで……」

帯刀「仕方ないですね……。斬るのはやめてあげます。でも、規定服ですから」


▶浅倉を膝蹴りしてそのまま更衣室につれていきました


浅倉「ぐへぇ……」

帯刀「ご主人様の命令を聞けないなんて本当は命なんてないんですが……。温情に感謝することですね」

元木「……ったく。――最終的にこうなるって判ってんだから大人しく従えばいいものを……。稲生さん、カツサンド1つお願いするっす、昼飯抜いて来たんで……。キャベツは切りたてでお願いしますっす……」

稲生「――――見えてしまうので、やです……。切りおきのなら、いいですけど……」

元木「別に何も見えやしませんし、見もしないっすよ……」


▶女の子が入ってきて、店の格好を見て一瞬硬直しますが虚空を見て納得します


綾波「こ、こんにち、は…………?あ、ああ……なる、ほど……。えと、えと……、紅葉だなぁ」

来玖「これが標準なのかあ」

花園「というか、誰が制服決めてるんだ……?」

綾波「幹部の人ですよ……。人を辱めることが趣味なんです」

瀬川「そうだったのか……」

綾波「ところで……、アマビエ様って……ご存知ですか?」

花園「……別に着なくてもバレねーんじゃ?」

瀬川「規定服を着ていないと紅葉の夜叉っていう概念を取得できないんだ……。具体的に言うと悪鬼から戻ってこれない。思い出は紅葉の夜叉の特権だからね」

花園 「いや、それでいくと俺らとかは……?」

綾波「だから基本はマスターの人か、バイトの人がコスプレをしたりして、他の人はそれに仕えている紅葉の夜叉ってことにするんですけど……」

瀬川「本当は帯刀くんだけでいいんだけどね……。彼女、恥ずかしがりだから」

元木「へぇ……、意外っすね……」

花園「恥ずかしがり……?」

綾波「最近……、アマビエ様が予言をする妖怪ではなく、病気の予防の神様として扱われているんです。それに応じて、本来予言をする立ち位置だった妖怪が、もともとアマビエ様の位置だったポジションを狙って、メディア工作を行ってるんです」

綾波「大体の方々は節度があるんですが……。くだん様とか……、アリエ様とか……」

稲生「――カツサンド、どうぞ……。取ったら、覗かず、素早く、離れて……」

元木「あー……、風鳴さん居ないんすね……。へいへい……でも俺ちょっと朝から何も食ってないんで足元おぼつかないから勘弁してくださいっすね……」


▶無駄にふらふらと動いて厨房に近づいていくのを花園が肩を掴んで止めますね。かなり力が入っています


綾波「みなさんは、ヨゲンノトリっていう妖怪をご存知ですか……?」

花園「おっと大丈夫か?」

元木「いーや、ご存知ないっすね……、文字通り予言してくる鳥っすか?……別に一人で歩けるんで離してくださってもいいっすよ!?」

花園「大丈夫だな?ふらふらしながら覗こうだなんて思ってないよな?」

元木「ぇぇ、ぇぇ……!別に興味なんて微塵もないんで、それよりちょっと痛いんで離してもらってもいいっすかねぇ!」

早乙女「少年ー、稲生ちゃんー、こっちこっちー。ええの見せたげるけぇ」

稲生「――なんでしょうか……?」

綾波「あぅ……」

瀬川「ごめんね……。ここの人たち、マイペースだから」

早乙女「ほらーみてみてーこんな可愛い芽が出てきてー♥(❁´◡`❁)」


▶小さい植木鉢にハーブの芽が生えていますね。その途端、帯刀が更衣室をガラッと開け、ドヤドヤし始めます


帯刀「みなさんご注目!!!やっぱ逆バニーはハートが目立つほうがかわいいよね!私はちょっと貼るの大変で……」

浅倉「グスン……やだ、もうここから動かない……」


▶背中を向けて体育座りしていますね。背中や太ももがバックリ見えていますね


元木 「ギリギリのサイズ」

花園「はいはい座ってろ、な?」

元木「……いや、その、俺カツサンド食うに忙しいんで……。で、そのヨゲンノトリ?っすか、なんなんすか……?」

早乙女「これ大きくなったら食べられるんよー。いい香りもするし可愛いし癒されるさー」

稲生 「――なるほど……。その時は、私が、調理しましょうか……?」

早乙女「鶏肉と合わせてパスタとかもえーなー」

綾波「あ……!えとえと、江戸時代に、海外から渡来してきたペストマスクの人が由来と思われる妖怪さんです。病気に対する予言をするのがペストマスクの人っていうのがとても作為的ですが、概念によって生まれたそんなに知名度のなかった妖怪さんなんです」

花園「あー、あのちょっと見た目不吉そうなやつか」

元木「あー……。あのスチームパンクみたいな人が好きな奴っすよね……それがどうかしたんすか……?」

稲生「――あのマスクも、顔が全部隠れて、いい……」

綾波「最近病気が広がる中、ヨゲンノトリさんが概念変化をしているんです」

稲生「背を向けたままで、せめて、こっちに……。ここなら、覗かれなければ、見えない、ですから……」

浅倉 「うぅ……。ありがとうございます、そっち行きます……」

早乙女「紬ちゃんもほらみてー。こんな可愛いけぇ……癒されるわー」

元木「――ちっ。せっかく話してくれてんだから物陰に隠れるのは失礼とは思わねぇのかよ……」

花園「あんな格好してたら無理に決まってんだろ……。ほら覗き込むな」

綾波「ヨゲンノトリで、本来の鳥類にもヨゲンノトリってことにして、鳥そのものがヨゲンノトリってことにする概念変化を起こそうとしているんです」

元木「カツサンド食う時はこの角度じゃないとダメなだけっすよ、離して欲しいっす!」

花園「目が血走ってんだよ!瀬川さんは帯刀さん担当だから俺とお前が見なきゃ済む話なんだよ!」

元木「はぁ!?なに勘違いしてんすか!?俺は別にカツサンド食ってるだけじゃないっすか!?それよりヨゲンノトリの話判ったんすか!?」

花園「連想ゲーで鳥=ヨゲンノトリが広まるとパワーバランスが崩れるからなんとかしろって事だろ?」

綾波「あぅ……。そう、なんですけど……、ちょっと違うんです」

元木「ほら!合点が早すぎるんすよ!その手を離して、俺にカツサンドを食わせるっす!」

花園「それなら俺が食わせてやるよ感謝しとけ」

来玖 「それじゃあそもそも、せっかく人が話してる最中なんだから食べるの止めて聞きなさいよ」


▶2人がかりでカツサンドを口に放り込まれますね


元木「俺はこの角度じゃないと食え……!……!」


綾波「ヨゲンノトリさんを意図的に概念変化をさせようとする団体がいるんです」


綾波「『藤袴のストレイ』、ってみなさんご存知ですか……?」


▶全員アングラで判定

 全員失敗 稲生ファンブル

▶何もなかった


瀬川「ああ……。知ってるよ。恨みを募らせるくらいにね」

帯刀「ご主人様!!!!!なでなで止めないでください!!!!」


▶一瞬目がかなり鋭くなりましたが、帯刀を見てもとの優しい目をして、帯刀を撫で始めます


瀬川「ああ……悪いね。帯刀くんは本当に撫でられるのが好きだね」


綾波「最近、ENOKIに対しても風評被害をもたらしている自称宗教団体です。Twitterで活動をしており、頑なにVtuberさん達を独自のコードネームで呼び、名前で呼ぶのを嫌います。行き過ぎた信者がアンチと変わらないようになる、というのもそうなんですが……」

綾波「外出自粛が叫ばれている今の時勢に、オフ会をするらしいんです」

花園「まさか俺がこの前やたら叩かれたのもそいつらのせいか……?」

元木「――そこを襲撃して根絶やしにしろって奴は多そうっすけど……。そうじゃねぇっすよね……」

綾波「東京近郊でするらしく、潰滅しておらず、人数がいる光綿支部にスポットが当たりました。信者のフリをして潜入し、実態を掴んできてほしいんです」

来玖「壊滅しておらず」

瀬川「東京はほとんど生き残りはいない状況だからね……。他の支部は少なくとも潜入ができるほどの暇はないよ」

帯刀「ご主人様!!!!!!!!」

瀬川「ああ、はいはい」

花園「潜入捜査か……。バレたら袋叩きだよな、それ」

綾波「それと、不確定情報なんですが、鬼滅の刃他既存の作品の概念も利用していると思われます。悪鬼、そして夜叉としての概念を理解しているのが上にいる可能性があり、細心の注意を払ってください」

綾波「えとえと……、伝書役、上手に出来たでしょうか?」

瀬川「上出来だよ。そちらの彼も、騒がしい支部ですまないね」

綾波「いえ……。久しぶりにこんな空気を経験できて、楽しかったです……!悠莉くんも、そう言ってます」

瀬川「そうか……」


瀬川「セグメント、そういうことだ。移動時間を伸ばしてくれ」

セグメ「はいはい。入り口にバス出すから、早く乗ってけ」


▶座ってたぬいぐるみがふよふよと外に出ていきました


元木「さっきまで存在さえ知らなかった俺らに、そいつらのフリをしろって無茶いうっすね……」

早乙女「要するに今日はスパイするんけ?」

稲生「――私は、すぐに、怪しまれちゃうから……。潜入、なんて……どうすれば……」

早乙女おじさん、そういうことらしいので、濃厚接触の時間を延長してn――ってああ! 待ってぇ><」

浅倉「出るなら服を……返してください……」

花園「服を着替えてからな!前回どうなったか忘れてねーよな!?」

元木「瀬川さん、そいつらについて知ってるんすよね?なんか共通点とか共通言語とかあったりするんすか……?」

瀬川「今日は僕が一緒に行くよ。詳しいことは中で話すよ」

元木「そいつは助かるっす。――んじゃさっさと行くぞ、着替えてる時間なんざあるかよ」


▶瀬川はゆっくりと車椅子で外に出ました


帯刀「はーやーくー!!お店閉めてお留守番するんだからね!!!!」

早乙女「また変な服着せられてるん紬ちゃ……なにその恰好!?」


▶帯刀は全員をとっとと追い出して車に乗せました


――セグメバス――


花園 「どうすんだよ着替えをよぉぉぉぉぉぉ!前回マジで生きた心地しなかったんだぞ!こんな……、こんな格好俺が真っ先に捕まるわ!」

瀬川「それにしても……。浅倉くんと稲生くん。似合ってる、よ。とても可愛いね」

早乙女「えぇ……」

来玖「必要なケアはそれじゃないと思うんですよね」

元木「――瀬川さん……なんでも褒めればいいってもんじゃねぇと思うっすよ」

稲生「――そう言って、くれるのは、嬉しくなくもない、ですが……。やはり、せめて、もうちょっと、なんとか……」

浅倉「セクハラ変態オヤジ……最低……」

瀬川「そんな……どうして……」

花園「残念だが当然だ……。いやマジで着替えの時間くらいは……」

瀬川「あるにはあるんだが……、この車には当然更衣室が……」

早乙女「私の上着を……って思ったけど、暖かくなって薄着してきたしなぁ……」

元木「山も谷もありゃしねぇのに誰も見ねぇよ……。俺もいつものつなぎなんでな……」

花園「……極力見ないようにするからなんとか着替えて貰うか?」

瀬川「――とにかく、藤袴のストレイについて話しておこう。そもそもだが、Vtuberのハコベちゃんとこのはちゃんを異様に崇拝するファンクラブのようなものだよ」

元木「独自ルールを作って自警して……、コンテンツの終焉をもたらせるような連中っすね……」

瀬川「ただ、最近毛色が変わってきて、自治をするようになったんだ。それに応じて、真帆さんをジャンヌと称して祀り上げ、緋奈ちゃんをアベルと呼びアンチ活動をするようになったんだ」

元木 「……純粋に厄介っすね」

瀬川「面倒なのが、それを他人にも強要するところと、Vtuberを知らない人にも厄介の象徴になりつつあるんだ。藤色に色変えをされたハコベちゃんをバズったリプライにくっつけて、知名度の向上に努めているんだ。当然、評判もよくない」

花園「面倒な連中だなあ」

瀬川「藤袴を言うくらいだから、藤色をモチーフにしているんだろうね。綾波くんが言っていたのは最近、鬼滅の刃というコンテンツで鬼の忌避するものとして藤の花が使われているんだ。ヨゲンノトリにも藤の花を一緒に書くことで、藤袴のストレイの象徴としたいようだね……。実際、鬼滅アイコンでリプライを貼るから鬼滅側にも影響が出ている」

元木「刷り込んでいくわけっすね……」

瀬川「今日の夕方に、初の大規模オフ会が行われるらしい。最悪いるだけでいいので、主催が何を話すかだけでも覚えてほしい。作戦の立て方が、こちらの言う概念を知っていること前提のような気がしてならない。敵陣地だと思ってお願いしてくれ」

浅倉「もうそんなめんどうなファンなんて運営がBANするなりなんなりすれば……あぁ、私ら運営側か……」

稲生「――そうなると……、今までみたいに、悪鬼相手じゃ、なくて……普通の……、でもないか……。人相手という可能性も……?」

早乙女「じゃあ私らはなんかあったらその人らの真似をしておいたらいいんけ?」

瀬川「そろそろ現地に到着する。かわいいとは思うが、僕は嫌なものを無理して着せたいわけではない。浅倉くんは僕のコートを着ているといい。ブカブカだが、君の背丈なら全身隠せるだろう」


▶瀬川はコートを浅倉に渡すよ。少し香水の匂いがします


浅倉「……ありがとうございます」

稲生「え、ずるい……。私、のは……?」

元木「瀬川さん、その大規模オフ会ってのには事前予約とかは要らなかったんすか……?向こうだって仲間内だけで盛り上がりたいもんでしょう」

瀬川「現地集合現地解散らしい。バーを貸し切るらしいから、目立ちはしないと思う」

花園「潜入捜査だろ?潰せれば御の字だが、最悪主催と主要メンバーの顔と話だけでも覚えて帰ってくる、と。後は悪鬼に精通した輩の可能性が高いから気をつける、ってとこか」

早乙女 「バーなん? じゃあちょっとだけワインとか飲んで馴染まないとなぁ」


▶途端にニヨニヨし始めます


元木 「なるほど……。でもそれだったら入口で合言葉だとかなんとか聞かれるんじゃないんすか……?」

花園「あー、稲生。俺の上着で足りるか?」


▶大きめのジャケットを稲生に渡します


稲生「……ん……。無い、よりか、は……」

瀬川「ああ。合言葉は「女郎花を救い出せ」だよ。稲生くんは綺麗だからもっと自信を持ってくれてもいいと思うんだが、戯言だったね」

早乙女 「綺麗なんとその恰好で出歩くのは別問題やけぇ」

元木「詳しいっすね……、瀬川さん……。詳しくなってしまった。んすかね……」

瀬川「――そうだよ。これ以上聞かないでほしいな」

元木「……っす。人生の時間の無駄遣いしてる連中に、一泡吹かせる準備。任せて欲しいっす……」

早乙女「少年、いつになくやる気スイッチ入っているなぁ」


セグメ「そろそろ路地裏に下ろすで!」


花園「着替え!着替えは!?」


セグメ「んな時間ないわ!23時にまたこの場所につけるからな」


花園「着替えの用意だけでも持ってねえとマジで死ぬんだよ社会評価が!」

来玖「もうこれ、紅葉行かないで全部メールで指示もらうのが正解なのでは?」

元木「……何言ってんすか、行くっすよ」


瀬川「御武運を」


――埼玉県 西川口某所:路地裏――


▶裏路地に降ろされるよ。夕陽が照らされていますが、自粛なんて何のその、一部に人だかりがありますね。入り口に看板があり、藤袴のストレイ様とデカデカと書かれています。入り口の男が男女ペアと何か会話した後、すぐ入っていきました。それからもポツポツと入場していきますが、服装なども普通で、男女も6:4くらいです


早乙女「あれけ?」

花園「マジで降ろしやがった……今度から常に着替え用意しとくべきか……?」

来玖「いや、それはそれで危ない人なのでは」

元木「短い会話、合言葉っすかね……覚えてるっすか?」

花園「逆バニー連れてるよりかはやべー奴じゃねーだろ……合言葉は「女郎花を救い出せ」だっけか?」

元木「じゃあ大丈夫っすね、行くっすよ」

花園「あ、おい、待……、ああ、もう、行くぞ……。最悪なにかあったら俺のせいにしてくれて構わねーから……」


▶元木と花園が男に近づいていくよ


男「羊毛フェルトさんのオフ会です。一応、合言葉お願いします」

元木「『女郎花を救い出せ』で合ってるっすかね……」

男「ああ。今日は楽しんで」


▶浅倉と稲生、早乙女が近づいていきます


浅倉「ちょっとまってくださいよー!うぅ……コートに地肌がすれてなんかやだ……」

稲生「あ、ま、まって、うぅ……」

早乙女「カッコつけてコートなんか着てくるからけぇ」

男「そちらのお姉さん、一応合言葉をお願いします。羊毛フェルトさんのオフ会で、一見さんお断りなんですよ」

浅倉「えぇ……、先に入っちゃったの。はぁ、さっきの連れなんだんだけどな。『女郎花を救い出せ』だよね?」

男「いやぁ、眼福ですわ。楽しんでってください」


▶来玖が近づいていくと、男は少し態度を変えます


男「合言葉をお願いしま……、いや、どうぞお通りください」

来玖「おっと?まあいいや。じゃあお言葉に甘えて」

男「今日は、お楽しみがあるらしいっすよ。俺も期待してますよ」


――埼玉県 西川口某所:バー――


▶そこそこの広さのバーですね。かなり大きめの机が並べられており、男女の順に座らされています。胸元がバックリ開いたパーティドレスを着た女性が、順番にお酒を継いでいます。1つ奥側に個室のようなテーブル席があり、来玖はそこに通されますね。奥に通されると、隣の女性が来玖に話しかけてきます。スパンコールドレスで色気を漂わせていますね


女性「あら、お兄さん……。今日は私を選ばない?」

来玖「うん……?……いや、残念ながら今日は連れがいるんで」

女性「あら、残念。じゃあどの子がお好みなの?」


▶そう言ってiPadを渡してきますね。座らされた女の子それぞれにモニターがついています。男女の順に並んでいるので、見覚えのない女の子の隣に、男性陣もチラチラと見受けられます。


来玖「ああ、皆写ってるのか。ちなみに選ぶとどうなるんです?こその人がこっちに来るんですかね」

女性「ふふふ……。覗けるだけよ」

来玖「ふぅん……。じゃ、まあこの人とか」

女性「早乙女愛さんね。こういう女性がお好み?」


――18:10――


▶早乙女はナンパされていますね。しかし、そこまで女性慣れしているわけでもなさそうで、言葉もかなり選んで緊張しているようですね


男「こんにちは。まさか男女で座らされるとは思ってなくて……。僕こういうオフ会に来るの初めてなんですよ。お姉さんはこういう場所、慣れてるんですか?」

早乙女「合コンは友だちとよく行くけ、みんなでわいわいは慣れてるといえば慣れてるなぁ。ワイン好きなんやけどあなたも飲む?」

男「いえ、僕お酒飲めないんで……。Vtuberで誰が推しなんですか?」

早乙女「実はあんまり詳しくなくて、友達に連れてこられたんよ。知っているのならこのはちゃんとか可愛いなぁって思ってるけぇ」

男「僕はハコベちゃんが推しで……いえ、ここだと撫子様とハコベ様でしたね。Vtuber推しのリア友がいないんで、こういうところに来たんですが、ちょっと場所ミスったかもです」

早乙女「私もちょっと場違い感あるなぁ……。ハコベちゃん……じゃないハコベ様?――詳しいん?」

男「淡々と喋ってるのがかわいいんです。僕も最近ハマったのでにわかなんですけど」


――個室――


女性「残念。早乙女さんはお相手の男性がいるみたいよ?私、選ばない?」

来玖「うーん、もう少し見てもいいですかね。というかお姉さんも、僕なんかよりもっと良さそうな人いると思うんですケド」

女性「そう?嬉しい。――好きに見てくれていいよ」

来玖「捉え方~~。じゃあまあいいや、次この人見せてくださいよ」

女性「浅倉紬ちゃんね。年下好きなの?私もなのよ」


――19:00――


▶品のいいおじさんと会話していますね。言葉の節々が丁寧で腕時計に自作と思われるENOKIの文様が刻まれており、純粋にファンなのだなと感じます。浅倉に対しては雑談はしますが、ボディタッチどころか必ず距離を保っているようですね


おじさん「浅倉さん、こういうところに来るのは初めて?お酒も飲んでないみたいだし、緊張してない?」

浅倉「初めてですねー。お酒はちょっとで駄目になっちゃうので飲めないんですよー。あっけど緊張とかはぜんぜん大丈夫ですよ」

おじさん「ならよかった。牛乳とか渡されても飲んじゃダメだよ。お酒と気づきにくいからね。――男物のコート着てる子にこんなこと言うのも野暮かもしれないけど」

浅倉「あはは……。ちょっとここに来る前に服を汚しちゃって、戻るに戻れなかったから知り合いに借りたんです」

おじさん「いやあ、そのコート着てるとこういう場所だといい男避けになるかもね。――実はね、僕はアベルが好きなんだ。嫌われる理由が知りたくてね」

浅倉 「あー……あの匂わせができないバレバレな態度でフルオープンな女狐さんのこと、でしたっけ?」

おじさん「厳しいなぁ……。こういう場所だし、やっぱり女の子受けも良くないのかもね……」


――個室――


女性「男の匂わせが上手な子よね。そういう子を奪うのがお好き?」

来玖「どうですかね。そういや他の子の名前は教えてもらえるみたいですけど、お姉さんのお名前は?」

女性「ナ・イ・ショ」

来玖 「ふぅん……。あー、あとその分だと名乗らなくても僕の名前も知ってるんですかね」

女性「どうでしょうね?」

来玖「そっか。まあ、相手にするにしてもしないにしてもお姉さんは後でね。次はこの子見せてもらっても良いですか」

女性「稲生……。ふふ、気の弱い子を征服するのが好きなの?」


――19:30――


▶対面の女性に潜り込まれ、こっそり太もものあたりを触られていますね。隣のお兄さんは気づいてなさそうで、話題を振ってきます


 精神に4ダメージ


お兄さん「俺、オフ会とか初めてで……。女性と会話するのも学校ぶりで何話していいかわかんないっすね。いや、Vtuberの推しの話をするべきなんですけど、女の子慣れしてなくって……いやすいません」

稲生「あ、えっと、その、あの……。わ、私も、あんまり……人と話すのに、慣れて、なくて……ん……!?ふぇ、ひゃわっ……!?」


 精神に5ダメージ


お兄さん「あっ……、いやその、ハコベちゃん、いや、ハコベ様か。かわいいですよね。その、こう、怖いものを見た時のおとなしそうな感じでかわいらしい悲鳴上げるところとか、いいですよね」

稲生「え、あ、う、うん、ハコベちゃ……様、かわいい、ですよね、私も好き…………ひぃん!?ちょ、ちょっと、えっと、さっきから、な、何を……!?」


 精神に11ダメージ


お兄さん「いや、え……!??俺、何もしてないですよ?その、周りの目が……ですね。体調悪いなら、お手洗いとか……どうですか?」


――個室――


女性「ああいうシチュエーションが好きなの?私なら、いいんだけどな……なんて」

来玖 「はいはい後でね。次はこの子見せてもらっても良いですか」

女性「皇鷺すめらぎ さぎちゃんね。こういうクールな子が好きなの?」


――20:00――


▶小さめの女の子ですね。花園に少し懐いているようで、少し距離を詰めていますね


皇「へぇ。お兄さん漫画家さんなんですか。どういう漫画書いてるんですかー?」

花園「あー、身バレすると色々マズいからそこまではちょっと勘弁してくれ……」

皇「そっかー残念。ところで、何か周りの雰囲気、やばくないです?」

花園「ん?周り?」

皇「ほら、あそこ。手つないでトイレの方に行きましたよ。というか、さっきから何かやばいですよね。ちょっとずつ男女ペア減ってますよ」


▶花園 記憶力で判定

 成功

▶思い出せなかったよ。というより、さっきまでどういった話をしていたかも怪しいですね


花園「――そうだったか?……あー、今何の話をしてたんだっけか……?」

皇「お兄さん、案外ニブチンさんですよね。えーと、ハコベち……ハコベち……あれ?」

皇「撫子様……撫子様……撫子様……あれ……?」


――個室――


女性「いい雰囲気ね。お持ち帰りできるんじゃないかしら、あの人」

来玖「いやもうあそこ駄目でしょ。そもそも他の人たちって僕みたいに指名してるようにも見えないですけど」

女性「選り取り見取りなんて王様なの、お嫌い?」

来玖「良いご身分にしてもらったようで。ちょっとさっきのとこ声かけてきますよ。あと、他にも」

女性「ダーメ。ここで座ってて」


▶来玖の腕を組んで座らせます


来玖「いや力つっよ。いや、はぁ、じゃあもう一箇所、一番心配なとこ見させてもらっても良いっすか……」

女性「ふふふ……。西平光那にしひら みなちゃんね。ああいうオカルト好きな子好きなの?」


――20:30――


▶少し胸元の弛い服を着ている、元木から見て少し年上かな?と思う女の子ですね。安心しきっているのかガードが緩く、ブラジャーがチラチラと上から見えます


西平「タケシくん、大丈夫?顔、赤いですよ」

元木「べ、べつに大丈夫っす……。昼間食ったカツサンドのからしが効いてるだけっすよ……」

西平「あーえっちなんだー。でも、私の胸でもいいの?」

元木「は!?ちがうっすよ!からしが、その、……見てねぇっすよ!料理とか、見てただけっす!」

西平「へたれー。――でも、理性はあるようで安心したよ。ほら、あっち見て見て。ピンクの霧出てるっしょ」


▶バーの角ですね。空気清浄機が置かれています。確かにピンクの霧のようなものが出ていますが、悪鬼のような気配を漂わせて、少しずつ部屋に充満しています


元木 「……ぁぁ、見えるかもしれないっすね……。なんだと思うっすか……?」

西平「話、合わせてくれるんだ。やっさしー。紳士なんだー?」


西平「ありがとうね。――多分、あれが原因なんだと思う。私は護符があるけど……、あっちとかキスしちゃってるし、だいぶアテられちゃってるね」


――個室――


来玖「いつも通りなんかーい。しかも悪い意味で。でも呑まれてはないのか、ふーん」

女性「私もアテられちゃったみたい……なんて」

来玖「いやここさっきの霧届いてるかだいぶ怪しいですよね」

女性「あら、バレちゃった」

来玖「これって、モニター見せられても選んで来てもらえるわけでもないし、その割にお姉さんはわたしを選ぶ?なんて言ってきますけどこれって結局僕は何を求められてるんですか?」

女性「甲斐性とお金と愛、かなあ」

来玖「残念ながら甲斐性を求められても、何分今の御時世どこも品薄なもんで取り扱ってませんよ」

女性「それで、私を選んでくれるの?」

来玖「仮に選んだとして、お姉さんは何をしてくれる、あるいは僕は何をするんですか」

女性「さあ、どうでしょう?」

来玖「まあそう言うと思ってました。どうせ動かしてもらえないなら、もうちょっとモニター借りてますよ」


――20:45――


▶おじさんの目が少し虚ろになり、浅倉の全身を見ては目を反らしたりしていますね


おじさん「あ……。はぁ……。もうすぐ21時だし、女の子は帰ったほうがいいと思うよ。親御さんも心配するだろう……?」

浅倉「うーん、一応保護者代わりの人と一緒に来てるんですけどねー。先に帰ろうとして外に出るほうが逆に怖いかなーって……」

おじさん「男はみんなケダモノなんだ。優しい人だってみんな狼なんだよ。お金はあげるから、早く帰るといい。ここにいると、ダメだ……」


▶2万円をテーブルに置いて、ふらふらと立ち上がります


浅倉「お、おじさん?ちょっと、こんなの受け取れないというか、大丈夫なんですか?」

おじさん「いや、これ以上君と一緒にいると襲ってしまいそうなんだ。僕はひ…………ひ……アベルを糾弾し、Vtuberを引退に追い込まないと……!?」


▶浅倉 落ち着かせで判定

 成功

▶お水を汲んでおじさんに近づくと、おじさんは手で制止して後ろに下がります


浅倉「飲み過ぎじゃないですか?ほら、これお水のんでちょっと落ち着いて……」

おじさん「その声も、細い腕も、コートからチラチラと見えるハートも……、惑わすのは勘弁してくれ。ほら、いい子だから、ね?」


――個室――


女性「あの子……痴女なの?」

来玖 「あれはどっちかって言うと着させられてる被害者なんで……。あんま変な風に見ないであげてほしいです……」

女性「そうなの。束縛が強いのね」

来玖「このオフ会って結構皆自由ですけど、主催者の人とかって何してるんですかね。そもそもの話最初に挨拶とか会ったほうが良かったんじゃと思うんですけど」

女性「何処かにいるんじゃない?」

来玖「そらそうだとは思いますけども」

女性「あ、ほら。誰か出てきたよ」


――21:00――


▶諸事情で、男女が出ていくなどして半分くらいに減ったオフ会に、女の子が4人入ってきますね。全員、柏木ヒナにそっくりです。同じ顔をしていて少し不気味ですね


ヒナ1「こんにちは~。理性の保ったお兄さん達、私と遊ばない?」

ヒナ2「アベルとかひどいなぁ……。ユダでもいいんだよ?」

ヒナ3「もっと欲望を曝け出しても……いいよ?」

ヒナ4「――ね?私達と、遊ぼ?」


▶男性陣 精神抵抗で判定

 花園 成功[人間振り直し]元木 失敗

▶女性陣 正気度1減少 狂気表

▶浅倉 非常識を常識に

▶稲生 自傷癖 15ダメージ

▶早乙女 意味なし


――個室――


女性「あちゃー。ちょっとまずいかも。――誰を見る?私以外で」

来玖「いやユダもひどいあだ名だと思うけど。というか、明らかにヤバい目の人増えましたけど」

女性「決めて」

来玖「さっきまで散々わたしを見てって言ってたのに、ついに愛想つかされちゃいましたかね」

来玖「――見た限りで直近でヤバそうだったのは、浅倉さんか?」

女性「あら、紬ちゃんが好きなの?」

来玖 「あいにく、今日は一番がいなくって」

女性「それも含めて、連絡しておくわね」


――21:15――


▶おじさんは、浅倉に近寄ろうとして自分から机の角に思いっきり頭をぶつけて、血を流し気絶してしまいました。浅倉の周りにふらふらと男が集まってきます。目が血走っており、会話ができそうにないですね


▶気づけば男たちに羽交い締めにされてコートを剥ぎ取られます


男達「「「「「撫子様とハコベ様に栄光を……穢らわしい生命には神秘を」」」」」」

浅倉 「ちょっと苦しいって、それに何言ってるのかわかんないよ」

男達「「「「「「ジャンヌが必要だ……。ジャンヌを作らなければ」」」」」


 19ダメージ 14ダメージ 20ダメージ[薄い本2冊] 14ダメージ[昔間畳] 14ダメージ


▶主にお腹を中心に殴打され、首を絞められます


浅倉「おぇ……ダメだよ、それじゃ……。うぅ……せっかく狙いやすい服着てるんだしさぁ」


▶コートを自分から開けさせ、狙いやすいようにお腹を手でさすります。すると、ヒナがニコニコしながら近づいてきますね


ヒナ「ジャンヌ一人目確保~~~~~。いいじゃんいいじゃん。じゃあ誓いの口づけね」


▶ヒナにキスされ、そのまま何か液体を流し込まれます


――個室――


女性「そういうのが好みなんだ……。ちょっと幻滅しちゃうな」

来玖「いやどう考えてもお姉さんの差し金でしょ状況的に。連絡しとくとか言ってるの聞こえてましたよ」

女性「いやいや、私はそういう趣味はないんだなこれが。で、次は誰見るの?」

来玖「相変わらず見るだけで、あっちには向かわせてくれないんですかね」

女性「そりゃあ、ね。早く」

来玖「どっちみち見るまで心配は拭えないか。稲生さんで」

女性「へー……」


――21:35――


▶さっきまで話していた男と、下半身を触られていた女の2人に稲生は全身を舐められていますね

 精神に24ダメージ[蚊雷・オンリーイベントカタログ] 精神に22ダメージ[蚊雷・オンリーイベントカタログ]


男「ああ……ハコベ様になってくれるんですね。舐めれば、身体は生まれ変わるんですね」

女「ほら、2人で共に撫子様を宿す身体を作りましょう?そのためにまず身体を慣らさないと」

男「僕の働きでハコベ様がお生まれになるのでしたら、それは願ってもない幸せです。早くハコベ様になってくださいね」

稲生「っ、な、なにを……!?ひゃっ、や、やめ、なんでこんな……は、なれて……!や、ひぁぁ……!」


――個室――


来玖「いやこれやっぱ確認できてもその後が心配だわ。だったらまだ理性残ってる身内がいたほうが安心できるのか?」

女性「……もう少し。次は?」

来玖「最初に、お姉さんは私以外って言ってましたよね。それは結局、選ばれると祀り上げられるってことなんですか。それとも全体的にこうなってるんですかね?――まあ皆が皆祀り上げるんじゃあ取り留めもあったもんじゃないですけど」

女性「後で教えてあげる。まずはちゃんと見て」

来玖 「はー、もうこうなったらしっかり見届けてあげますよ。西平さんで」


――21:55――


▶かなり参っているようですね。西平もかなり顔が赤くなっており、目もトロンとしてきています。元木はかなり息が荒くなっていますね


西平「むーむむ……。はぁ……、うぅ……。タケシくん、だいじょ……ばないか」

西平「あの女の子が来てからもう前が見えないほどの霧だぁ……。やばいって……外、どっちだっけ……?」

元木 「おい……護符はどうした……。濃度が濃すぎるのか……?俺も正直立てない……、動くとどこに自分が行くかわかったもんじゃない……」

西平「そうなの?肩、かそうか?」


▶ゆっくり近づいて手を伸ばします


元木「今の状況を飲み込んだうえで言っているのか……?目を覚ませ」

西平「あっそうか……。えっちなんだー。――ま、そうは言ってもなぁ……。迂闊に動くと襲われちゃいそうで」

ヒナ「あっ……元気な子まだいるじゃーん」

元木「完全にハマったな……シッ」


▶元木は倒れたまま気を失っているような演技をしていましたが、ヒナは気を失っている元木におもむろにキスをし、何か液体を流し込みます

 48ダメージ


元木「――グェッ……。なにか飲まされた……」

ヒナ「苗床の出来上がり~。後は待つだけだね」


西平「あれ?タケシくん?何処……?」


ヒナ「飲み物飲む度、私を思い出せるね」


――個室――


来玖「見事に身内がやられたわけだけど。それとも護符の方の効果かな?」

女性「護符は私の知り合いが作ったやつだから大丈夫。身内の方は……どうかなあ」

来玖 「そっか。まああれならそうそう悪くはならないでしょう。もともと悪いところはあるけども」

女性「眼の前が見えないほどの霧……、霧……?カメラには写ってない……ということは……」

来玖「何か思い出したことでも?」

女性「まだ……か。記録して」

来玖「そういうわけでもなさそうか。次見ますよ。皇さん」


――22:00――


▶かなりふらふらとしており、時折花園にしなだれかかっていますね


皇「これ……もしかして、おにーさん、私のことわかる?欲情してない?」

花園「さっきから話……してたよな?それは覚えてるし心配しなくともウチの妹の方が可愛いから安心しておけ」

皇「ああ……。ダメかも……。じゃあ、ひ…………アベルの下衆……、違う。この…………撫子様、違う……。ジャンヌの生成を行え。母体として立候補します……。違う……!」

花園「――正気じゃねえな。どうにかしてやりたいところだが……」

皇「私に撫子様を宿して……!ち、違う……!言える……?その、母体の降臨の日を待つ迷い羊が……」

皇「お兄さん、すごいんだね。この火照った身体、冷まして……。その、目に見られると私……」

花園「正直こんな状況だとなんとも思えねーんだよなあ……麻痺してんのかな」


▶花園 医学で判定

 成功

▶水に薬品を入れて眠らせました


花園「悪いが大人しくしてて貰うぞ」

皇「はぅ……」


――個室――


女性「そろそろ……かな。最後まで記録してね」

来玖「言われなくても、もうそのつもりですよ」


――22:10――


▶早乙女 武道で判定

 失敗

▶では、男に手を取られ店から逃げようとしますが、逃げ道を塞がれ端まで追い込まれます


男「いやいやいや……流石に初対面の女の子襲うのはまずいっしょ……ヤリサーか?」

男「大丈夫ですか……?」

早乙女「ワインのむぅ……? のまないのぉ……?」

男「いやいやまあ襲いやすいのかも知れないけど、この……撫子様。なんで言えないんだ……?ま、とりあえず俺は犯罪者になりたくない……!」


▶男は、近づいてくる目が血走っている男達と取っ組み合いになります。その瞬間に、窓が割れ、何処か遠くで物が落ちた音が聞こえるよ


早乙女「うええぇぇえぇいっ!!wwwww お? スモウか? スモウですかwww 愛ちゃん負けなーいやーん」


▶取っ組み合いをしていた男達をジャンプ回し蹴りで蹴り飛ばします


帯刀「大丈夫ー?来てみたらこれだよ」


早乙女「お姉さーんーやーんwww お姉さんも飲むー? wwwwwww」


帯刀「破ぁ!!」


▶悪鬼の気配がするピンクの霧が急速に晴れていきます


――個室――


女性「さて、あのヒナもどきをぶちのめすからついてらっしゃい」

来玖「いや、あの人ホント便利だな」

女性「その便利を作ったのは君たちなんでしょ?」

来玖「お、ついに動かさせてくれる気になりましたか」

女性「まあね。ポンコツでも使い所はあるのよ」

来玖「ところでお姉さん、そろそろ名前くらいは教えてくれても良くないですか?『お姉さん』って言うのも味気ないし」

女性「いいわよ。私は七瀬もみじ。同類よ」

来玖 「どうも。僕は夕空来玖です。コウくんって呼んでくれていいですよ。七瀬さん」

もみじ「さて、まずは紬ちゃん助けに行きましょうか」

来玖「そうですね、あそこが一番ヤバそうだったし」

もみじ「夕宙なんだね。うんうん、了解了解」

来玖「あー、いや、まあ、夕宙でいいです。姉さんにバレたら何言われるんだろうなあ……」

もみじ「報告はしないでおいてあげるわ」


――22:15――


▶浅倉はほとんど全裸にされて倒れていますね。身体や顔も青痣が多く、お腹が不自然に膨らんでいます

 精神に64ダメージ[スライド式携帯電話] 正気度に1ダメージ 狂気表:意味なし


もみじ「ちょっと待ってね……。うん。ある。清い清い。――次は稲生ちゃんか。その子、運んでね。私非力だから」

来玖「はー、嫁入り前の子供にさせて良い格好じゃないな。まっかせってくださーい」


▶脱がされ、全身唾液でベトベトで、ヒナもどきにずっとお腹を踵落としで内蔵をエグるように踵を押し込まれていました

 生命に61ダメージ 精神に51ダメージ 正気度に1ダメージ 狂気表:意味なし


もみじ「これが今回の敵よ。胸クソ悪いから、じゃあね」


▶もみじはヒナもどきをハンドガンで頭を撃ち抜き、痙攣すら動かなくなるまで喉と頭に撃ち込みました


もみじ「警察には内緒ね?あなた、大丈夫?」

稲生「ぅ……ぁ……もう、やめて……たす、けて……うぅ……」

来玖「嫁入り前じゃなくてもやったらアウトでしょ。まあもう、この状況でそんなこと言いませんよ」

もみじ「生きてるね。じゃあこの子も運んでちょうだいな。この死体も回収したいから首だけでも持って頂戴。私、か弱いし」

来玖「はいはーい。もしかして力強いって言ったの気にしてません??」

もみじ「なんのことやら」


▶元木のお腹を突き破って、藤の花が咲いていますね。身体の前半分がほとんどお花畑になっていますね。鼻や耳、排泄器官からも花が生えていますね。西平は腰を抜かしつつ、元木を見て涙を目に溜めています

 123ダメージ[魔法バリア][窓の板]狂気表:生命15ダメージ


来玖 「思ったより悪いもの出てきまくってるなあ」

西平「生きて……る……?」

もみじ「生きてる生きてる」


▶藤の花を蹴り飛ばして花畑を散らします


元木「――そう……見えるか……?あーっ!くっそ……」

もみじ「ほら生きてた」

来玖「まあ生きてるなら僥倖ってことで」

西平「よ、よかった……」

来玖 「アラームはとっくに鳴り終わってますよ」

もみじ「じゃあ勝手についてきて。定員オーバーなのよ」

元木「西平さん、あんたも来てくれ」

西平「えぇ……?」

来玖「これ以上担げって言われたらどうしようかと思ってました」


▶気絶させた皇をおぶった花園を見て、もみじは顔をしかめます


もみじ「えー……婦女暴行事件?」

来玖「花園さん……。ついに抑えきれなくなって……」

花園「うん?ああ、コレ?急に気を失っちまってなーいやー大変だわー」

もみじ「その子……まだ中学生よ。ロリコンシスコンもほどほどにね」

来玖「まあ一部始終見てたんですけどね。恐ろしく早い手際でしたね」


▶トイレで嘔いてきたと思われる早乙女が出てきました。男は青ざめた顔で早乙女の近くで立っていますね。帯刀さんは気づけばいなくなっています


もみじ「寺生まれのTさんもちゃんと機能しているようで良かったわ。やっぱ観測者は必要ってのも含めて使い勝手悪いわね」

早乙女「はーっ! スッキリしたーっ!」

もみじ「秋夜くん、そっちは?」

秋夜「ちゃんと殺しましたよ。ほら、首3つっす」


▶トイレの死角から首を3つ握りしめて男が出てきます。見覚えがありますね


来玖「見ている限りは便利な人」

もみじ「羊毛フェルトはこっちじゃなかったかぁ。じゃあ、棗くん達の方かぁ。やられたなぁ」

元木 「――で、今の状況を説明してほしいんっすけど……」

秋夜「あ、入り口で会いましたね。萩野秋夜って言います。宗教団体のボスボコろうとしたら、ボスの代わりに予想外のやつ出てきたので殴ろうとしたら、そこのもみじさんの実験で泳がされた感じっす」

もみじ「寺生まれのTさん、私見たかったのよね」

元木「――予想外の奴ってのがその首っすか……?大体わかったっす……」

来玖 「もしかしてそのために僕ら呼ばれたんですか……?」

花園「はー、ってこたなんだ、同業か。……それも多分先輩方か?」

もみじ「そういうこと。この死体はクローン人間ね。報告にはあったけど同じ顔何人もいるとキモくてやばいわね。現状敵の首」


▶首をよく見ると柏木ヒナの顔にそっくりですね。


秋夜「いや、本当は君たちは、後詰の避難誘導の為に呼んだんだけど……その……もみじさんが……」

花園「趣味の悪いクローンだな……」

来玖「どこもかしこも、上に振り回されてばっかりなんだなあ」

もみじ「私も中間管理職だけどね。ま、この風評被害のやつに皇噛んでるのはわかったわ。そこのロリコンが持ってるのは私がもらうわね」


▶片手で奪い取って担ぎます


来玖「あらまあ、随分とか弱いことで」

元木「じゃあ、ここのもしかしてオフ会の中に俺らと同じように潜入してた夜叉ってのがいたって事っすか」

花園 「ロリコンじゃねーんだよなあ……普通にやべー状態だったから足手まといになるくらいなら気絶させて運んだ方が楽だったんだよ」

秋夜「まあそうっす。後処理は俺と水上でやるんで。お疲れ様っす」

もみじ「はいおつかれ。巻き込んで悪かったわ。ボス撃てば終わりなのにボスいなかったのが悪いのよ」

秋夜「物騒すね……相変わらず」

花園「大体女性の好みで言えばどっちかってーと年上派で……、妹はクソ可愛いけどそういう対象じゃねーしなあ……」

西平「えと……?」

もみじ「あ、この子忘れてたわ。この子も送っといて」

秋夜「うっす。科野くんと一緒に送っとくっす」

西平「あ、はい……。お願い、します……?」

もみじ「22時52分ね。後はよろしく」


▶秋夜は先に2人を連れて外に出ていきました


花園「ボスは結局取り逃がしたってことか……んじゃしゃーねえ、撤収撤収」

早乙女 「稲生ちゃん! 紬ちゃん! ああこんなに傷がー!」

浅倉「うぅ……」

来玖「寺生まれってスゴイんだなあ。改めて実感した」

花園「――カウンセリング、必要なんじゃねーのかなあ、これ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る